いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

菅総理の脱原発宣言

2011年07月13日 23時41分51秒 | 政治って?
菅総理がどういう思惑でこうした発言をしたのかは、不明だ。
延命策とか何とか、色々と言われているが、いつもの思いつきの類なのかもしれない。

だが、これに対する反応を見ることができるのは、意味のあることである。

石破とかが「ポピュリズムだ」と息巻く姿は、ああ、この人に日本の未来を切り開く度胸や力はないな、ということがよく分かるというものである。
同じく、与謝野大臣の発言も、「終わった人」だなということは分かるのである。

ともに、過去に囚われている、ということだ。


Fukushimaの災いは、人災と言ってよいものだ。日本の原子力行政と東電という両者が揃ったが故に、起こった出来事と言ってもいい。東電や経産省はそれを認めたがらないだろうし、事実を隠蔽しようとするだろう。東電には、福島原発のような事態が発生したとて、真の反省などないのである。まさに官僚主義的組織の本領発揮である。
平易な言い方というか、乱暴にまとめるなら、「私に責任はない」だ。「国」や過去の前任者のやってきたことを引き継いだだけ、というようなことである。

そうして、これほどの事態になっても、東電の責任など誰からも問われず、実際に責任を取った人間など存在してないのだ。清水社長が辞任したのは引責ではなく、イメージダウンや対応のまずさなどの失着が問題とされただけであろう。反省など、東電にはないのだろう。

「原発推進態勢維持」を堅持する一派は、政治家などを動員して東電擁護と脱原発に反撃をするということなのである。



ドルとユーロの足の引っ張り合い?

2011年07月12日 20時54分13秒 | 経済関連
ギリシャから飛び火したらしい、イタリアとかスペインとかポルトガルとか、所謂PIIGS圏の「不安」?とかいう理由で、ユーロ安が絶賛進行中みたい。

で、一方では、米国の債務上限引き上げの期限は迫ってきており、どっちがどうであっても、通貨不安とか何とかに繋がりそうな気配らしい。よく知らんが。


で、どっちの通貨もアレだな、ということになると、もっと小さい通貨が重用されてしまう、ということなんですか?
スイスとかカナダとか、そういう通貨でもいいけど、経済規模があまりに小さいわな。
かといって、日本の円って言ったって、財政赤字の積み上がった「世界一の借金政府(笑)」と国際的に酷評される国の通貨ですから、推奨するにも抵抗がありますわな。だって、ハイパーインフレになるぞとか、マジで脅しをするくらいですし、格付けも他国の評価から見れば格段に低いわけで、そうなると頼れる通貨というものはあまり見当たらない、ということになるわけですか。

まあ、どっちでもいいけど、円高が進むのは、財政赤字の少ない最上級格付けの国々(笑)の通貨の評価はどうなのよ、と思わないでもない。
日本人は堅いからな、やっぱ。それに「借金は死んでも返さねばならない」というような、強固な返済義務感に満ち溢れているから。踏み倒す人間なんて、全体から見ればかなり少ないし。そういう国民気質故に、日本の通貨は信頼されるということなのかもしれんね。政治的には信頼できないのに(笑)。

そうかといって、円高だけが進んでゆくと、またぞろ国内企業が悲鳴を上げるということになるんだわな。だから、もっと供給してくれ、という話を百万年前からしておるのだが…。

あまり進展はないようで。

更なる円高が進んだ場合、本当にどうするつもりなんかな?
政府も日銀も。



なでしこジャパン、ドイツ戦に勝利!!

2011年07月10日 06時18分41秒 | いいことないかな
ドイツは強かった。
が、日本が唯一勝てる勝ち方としては、こういう試合しかなかったのかもしれない。

なでしこの驚異の粘りと運動量で、ヘトヘトになったドイツから延長で決勝点をもぎ取った。


ドイツ選手は、男子並みに強かった。
テクニックは勿論、大人と小学生くらいの体格差、おまけに速さもある。日本の守備はいとも簡単に突破されてしまう。パスの正確さやトラップの上手さなどでも、日本を上回っていた。
局面、局面で見れば、競り負けていた。が、なでしこは粘っこく、運動量でカバーし、複数で対抗。
泥沼流、とも呼ぶべき守備で、洗練されたドイツに自分たちのサッカーをさせなかった。

ドイツ選手は、日本の選手にボールが渡りそうになると、ショルダーチャージを一発当てると、それだけで日本選手との競り合いに勝ててしまう。岩渕がまるで通用しなかったのは、そういうのもあるかも。日本では振り切れるかもしれないが、世界の強豪相手では厳しいということが分かったかも。
ヘディングなどの浮き球でも、身長で上回るドイツがボールを支配。

普通にみれば、殆どの部分で日本の勝てそうな要素はなかった。
それでも、走り負けない、ということで、最後の最後に点を奪った。
ある程度機能していた、ショートパスとスルーパスが生きた。

残り10分少々、この時間の長かったことといったら、なかった。
攻めるドイツ。耐える日本。
運は、なでしこに味方した。
運命の女神がいるとすれば、なでしこに微笑んだのだった。

おめでとう。
初のドイツ戦勝利&W杯ベスト4進出!


東電解体を前に、まず九電にお仕置きよ、ということらしい(笑)

2011年07月08日 21時21分29秒 | 社会全般
何だかよく分からなくなってまいりましたが、新たな生贄でも追加ですか。

東電問題から目を逸らせるには、使えるネタということなのかな?


九電社長降ろしの圧力が高まっているみたいだが、東電役員は大丈夫なんだそうで(笑)。
以前にあった、タウンミーティングとかのヤラセ問題と大して変わらんような気もするけど。
自民党が絶頂を極めていた時代のやつさ。

経産省官僚のインサイダー取引問題というのも、故中川経産大臣時代だったかにあったのと同じような感じでは?
2005年の記事でも書いてたし。
>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/bf255c3ea3cd12bd9e3bd97a2bed5a52

(ところで、どうしてウチのブログは以前に出来てた「gooブログに投稿!」が全くダメになってしまったんでしょうか?ウチのブログからはリンクさせないぞ、みたいなシステムでも作られたんでしょうか?笑、一体何が原因なのか分からんわ)


色んな手というのがあるようで。



喉元過ぎれば…

2011年07月07日 20時13分25秒 | 社会全般
東電の旧弊がまるまる温存される、ということへの懸念は、WSJやEconomist誌で指摘されていた。

そうではあっても、日本の持ち合いとか法人大株主とかが、「これまでの関係」から穏便に、ということで済まそうとするということなのだろう。
清水社長が生贄に捧げられた以外は、役員全部を温存させるという暴挙に出たらしいので、この期に及んでの厚顔無恥さ加減は半端じゃない、ということなのであろう。騒ぎが下火になれば、別に何も変える必要などない、という宣言に等しいのだ。


要するに、「オレらは悪くない」というところに全部行きつくわけである。
彼らの中では、東電なんて何ら悪くない、と心底思っているのだ。全ては「天災のせいだ」と本気で思っているのである。

そういう人々が何かを変えられるかといえば、それは無理であろうとは思う。
結局、責任を負わずに「他の何か、誰か」が悪い、と責任転嫁する術だけを磨いてゆくということであろう。

悲しいかな、これを改めさせる力は、政治にも大衆にもないのである。
恐らく、特定の関係の中で温存されてきた「関係者たち」にしか、その権限は与えられていなのである。
震災を経てもなお、この有様ということだ。これが日本の現実なのである。


意味不明の松本大臣辞任劇

2011年07月05日 20時05分51秒 | 政治って?
今更になって、菅の追い込み策が尽きたが故の、松本狙いの集中砲火か。

発言がどうの、というのはあるかもしれないが、あんなの昔の政治家や閣僚ならば、珍しくもなかったんじゃないの?よく知らんけど。

が、松本大臣がそう悪い人物とは思えない。
歯に衣着せぬ発言は、誤解を招きやすいとしても、親分肌の人間ならば珍しくもないんじゃないのかな?

残念だな。
ああいう人物が引っ込んでしまうなんて。



無念の涙!U-17 W杯 日本対ブラジル

2011年07月05日 20時02分17秒 | いいことないかな
うーん、本当に残念だった。
けど、日本代表チームは、立派だったな。
己のサッカーを信じて、それを貫こうとしたプレースタイルは、今後に花開くかもしれない。

ブラジルに負けたとはいえ、成績は立派。
フランス、アルゼンチン、ジャマイカ、NZ、ブラジルを相手に、3勝1分け1敗だもん。

彼らは本気で勝とうとしていたんだな。
王者ブラジルが相手だから、負けても仕方ない、みたいな発想はなかったんだな、と。
その気持ちの強さが、素晴らしいと思う。

諦めないこと、これは既にワールドクラスだと思う。

将来が楽しみだ。



ストロスカーン前IMF専務理事逮捕の裏側

2011年07月03日 18時07分08秒 | 外交問題
当初から陰謀説が広く語られていたようですが、今もって謎に包まれています。これからも解明されることはないでしょうが、陰謀説好き(愚)の拙ブログとしては、ここで妄想を披露しないわけにはいきますまい(笑)。
ついつい首を突っ込んでしまって、黙って見てられない性分ということで、通例の如く私見を書いておきます。


参考までに諸説あるようです
>http://www.47news.jp/47topics/premium/e/212388.php
>http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110703-00000066-san-int

さて、私の直感では、通貨戦争とも言うべき、基軸通貨体制を巡る争いだったのではないか、というものです。今もって解決には向かっていませんが、米国債のデフォルト問題は燻り続けています。議会はまだまだ反対姿勢を崩しておらず、債務上限引き上げができなければ、米国の資金調達はどうなってしまうのか、米国債のデフォルトは起こるのか、不安は払拭されたわけではありません。

日本は大震災後ですので、それどころではなかったでしょう。米国としても、かつてのように、日本に対して「もっと米国債を買え」といった圧力はかけ難くなっているでしょう。そうなると、米国債の買い主体は、中国やドルペッグ採用国―主だった国々は産油国でしょう―ということになり、それらの国々がドルを買い支えるよりない、ということを意味します。
米国の金融政策上ではドルを供給するよりなく、これによって諸外国にインフレを輸出しているようなことになっているものと思われます。原油価格上昇は、そうした影響を受けてしまっているでしょう。相対的なドル安基調となってしまいますから、結果的に産油国にとっては原油価格上昇で補うよりない、ということになると思われます。

今回のストロスカーン専務理事逮捕事件は、米国サイドの反感や強い拒否の意思を示したものと思われます。それは、サルコジ大統領が旗振りをしていた通貨改革に対して、ということになるかと思います。今年のサミットはフランスが議長国で、サルコジ大統領は議題として為替問題(通貨改革)とIMF改革を呼び掛けるとの報道が3月のロイター記事(http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-20356820110331)などで散見されていました。
これに加えて、ストロスカーン専務理事がやはり「人民元のSDR加入」に端を発して基軸通貨改革などの意向を示していたことから、この両者が外交的に本気で取り組んだ場合には、それなりの成果が得られる可能性があったかもしれません。次回の会合日程などが本格的に議論されて、新興国を取り込んだ通貨改革のテーブルが出来上がってしまう、といったような事態を恐れたものと思われます。こうした機運が高まれば、仏単独ではなく中国が当然これに加わることを意味するので、米国としてはこの対抗手段を失いかねない、と危惧したとしても不思議ではありません。

今年初めの一部報道などでは、フランスと中国が通貨改革に関し秘密会合を持った、という観測記事が流れたりしていました(当事国の仏中は否定していたはず)から、米国はフランスや中国の動きに対して、かなりの警戒心を持っていたはずです。牽制はストロスカーン逮捕事件以前から始まっていました。

これに関連する動きとしては、ルノー日産幹部の中国への「情報漏洩事件の捏造事件」というのがありました。
トヨタ・バッシングがどうやら情報操作の動きによる産物である、ということが知られるようになったことと、フランスへのプレッシャーを与える、という点においては、これも意味のあるものでした。「情報を漏洩した」という事件そのものが、どうやら捏造であった、ということらしいので、不可解な事件だったのです。
仏中接近への警告(脅し)としての効果もあったかもしれません。ルノーすなわち仏への反感を煽るにはいいネタ、ということを考えて、事件を生みだしたのかもしれません。ゴーンさんも「確たる証拠がある」と言っていた割には、その後に事件そのものが捏造だったようだ、ということになってしまったわけです。

(ちょっと寄り道:分かる人だけ読んでくれればいいです。
用意された事件というのは、どこか飛びつき難い部分というのが何となくあるものなのです。ブログ記事に書こうかとも思いましたが、当時は黙って見ていました。多分、過去記事の分析なんかで「ゴーン流」のやり方には反感や不満を抱いているのだろうな、という推測ができたのでしょう。米国内の自動車会社をターゲットに選ぶのはいかにもわざとらしい(それに米国内企業だから困るし)とも考えたでしょうから、ルノーを選択したというのは妥当だったのかもしれません。が、まだまだだね(笑))。


今度は、もう少し考えました。
万が一、ストロスカーンがサルコジに勝って大統領になってしまった場合、どういう方向に進むだろうか?サルコジかストロスカーンを選べと言われたら、どちらも通貨改革の旗振り役ではあるかもしれないが、最悪を選ぶよりは、ちょっと悪いくらいの方を選ぶべきなのではないか、と。悪いニュースと最悪のニュース、どちらがいいか、みたいなものです。

よって、フランス国内政治の面ではサルコジを支援することになってしまうとしても、とりあえずストロスカーンを撃て、ということになったのかもしれません。もっと切羽詰まった感じで、サミットの前に両輪(サルコジとストロスカーン、国際政治の舞台とIMF)が揃っていること自体が回避せねばならない、ということだったのかもしれません。

こうして、サミットは過ぎ去ってしまい、通貨改革問題はさしたる議題とはならずに済みました。サミットであまり取り上げられたくなかったテーマとしては、米国の立場とすれば、最大は基軸通貨のドルと米国債問題、次が原発事故問題、ということだったのでは。原発に関しては、米仏は推進派だったことで歩調が揃い易かったでしょうが、通貨問題とIMF改革は触れて欲しくない話でした。専務理事逮捕は直前の、絶妙のタイミングで行われたのでした。

その後、ギリシャ危機を再三再四取り上げ、ドルと米国債の問題から目を逸らせることに成功しました。ギリシャの問題は、以前にも書きましたけれども、日本で言えば都道府県レベルの小さな話であり、ユーロ圏の経済危機をもたらす程の話ではないでしょう。
もう一つ、ヒラリー・クリントンの世銀総裁の噂話、というのがありましたね。あれも恐らくはIMFへの牽制球ということで、専務理事後任人事に絡む外交上の権謀術策の産物ではないかと推測しています。米仏の妥協点が、ストロスカーン放免、後任人事には仏側の人材を充てるが米側の意見も聞いてくれる人、というようなことでは。米国が「世銀に肩入れするぞ」というのを取り下げた、ということもあるかもしれません。
仏大統領選に絡む謀略説というのが独り歩きしてくれると、サルコジが悪者になるだけで、米国は傷まない。これも有利に働く、と。

こうして、米仏の丁々発止の暗闘は、一段落となったということでは。
日本なんかと違い、仏は昔からの外交大国ですからね。一筋縄ではいきませんよ、ということではないかな、と。



U-17 W杯の日本代表は凄い

2011年07月01日 00時26分02秒 | いいことないかな
記事が出ない状態になっていますが、悪しからず。

予選リーグで、アルゼンチンやフランスと同組だった(あとジャマイカ)のに、2勝1分けで堂々の一位通過。こりゃ、本物だなと思った。

そうしたら、決勝Tで圧勝。いやいや、これは本当に凄い。
五輪代表もうかうかしてられんぞ、と。

ここまで来たら、本気で優勝狙って欲しい。
とは言うものの、次はブラジル戦らしいので、難関を乗り越えて欲しい!

頑張れ。