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大蔵閥の暗躍?財政再建派の合従連衡

2011年08月15日 22時40分58秒 | 政治って?
妙な動きがあるのかな?

野田財務大臣が本命視みたいな雰囲気作りが行われているようだ。
どうしてか?
それは、元財務大臣の谷垣自民党総裁が「野田さんなら…」みたいに、民主党との協力に前向きっぽい発言が出てきているからだ。

そう、財務省つながりで、かつどちらも財政再建タカ派陣営に属していると目されるからだ。その結果は、明白だ。「即増税」コレで決まり。間違いなし。一発解答。

つまり、「野田総理」誕生(谷垣総理誕生でもいいが)は、民主内の小沢系が党内野党と化し、自公が党外与党となるということだ。これが、大連立ということの意味である。
この反小沢に「乗り」なのが、仙谷さんの腹の内であり、その一派だろう。別に、野田財務大臣のことが好きなわけでも評価しているわけでもなく、谷垣さんを担ぎたいとも願っているわけではないが、「増税」「反経済成長(路線)」ということでは一致している、というだけであろう。


前原総理を誕生させてしまった場合、外交・安全保障の軸が従米路線に戻ることはほぼ確定的で、昔懐かしの旧自民党時代の「外交・安全保障マフィア」が復活してくるだろう。前原外務大臣時代のニュースをよく読むとよい。総理になった場合の想像がつくというものだ。あの路線戻してはダメだ。


さて、問題は、増税・財政再建派の思惑なのかどうなのかは不明だが、後継者選びの争点を、この増税か反増税か、という軸にしようという意図がどこかで働いている可能性がある。エネルギー政策を争点の軸にされてしまうと困る連中がいるのだ。

喩えて言えば、増税したい財務省、原子力政策に触れられたくない経済産業省、普段は反目し合う仲であろうとも、ここは一つ手を結びましょう、というような動きがあったとしても不思議ではありませんね、というようなことかな。

これが政治家の勢力分布の分け目を付ける時だって、増税か反増税か、ということで線引きして分けた場合と、原発か反原発(脱原発)かで分けた場合では、異なる勢力地図が出来上がる、ということなのである。


反小沢で集まる者、増税・財務省路線で集まる者、原発隠しで集まる者、等々、色々とあるだろうが、その糾合勢力はどんな未来をもたらすのか、よく考える必要がある、ということである。