いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

驚異の投球術!!ダルビッシュ!

2009年11月01日 21時10分10秒 | いいことないかな
驚いた。
力に頼らない、まさにコンビネーションの妙、という投球を披露。

投げられる球の中から、緩急を使い分けて抑えた。
ただ、力があまりない変化球が多くなるので、アンラッキーなバットの先でヒットとかは食らい易くなってしまうんですよね。

でも、亀井のHRだけの2失点でまとめたのは流石。

3回、2アウトから稲葉のHRを皮切りに、連続タイムリーなどで4点の集中打!
ハムらしい攻撃だった。昨日は気負い?の為か硬さが少しあったけど、今日は見事だった。

ダルビッシュの後を受けた、宮西、金森も見事だった。
宮西は、らしさが戻ってきた。良かった。
久はやはり、さすが。


昨日は、山口からタイムリーを打てたし、クルーンも1点取ってなお追い詰めたので、勝てなかったけれど巨人投手陣を追い込んでいったはず。これは今後の試合でも生きてくるだろう。

これでシリーズは出直しの1勝1敗。
昨日負けたとはいえ、連続の2桁安打で勢いはハムだ。
グッと流れを引き寄せて、今後のゲームで勝ちを重ねよう!!

横綱相撲のナイスゲームだった。


ちょっと追加だけど、新庄の解説は最低。
清原だけにしてくれれば良かったのに。
新庄は騒いでいるだけで、呼ぶ意味がまるでない。うるさいだけ。



「良いデフレ論」はどこから来たか

2009年11月01日 17時18分26秒 | 経済関連
田中先生の記事を読んでいて、ふと疑問に思ったもので。

ちょっと探してみましたよ、と。

実験的な金融政策には政府の補完的対応が不可欠

この翁所長の論説にある通り、日銀サイドの認識として必ずしも「良いデフレ」なる信念があったのかというと、多分それは薄弱ではなかろうかと考えられる。例えば為替という手段についても、これもまたかねてより研究してきたわけで、スヴェンソン提案は勿論カバーされているわけである。なので、経済政策理論というのは、日銀サイドでかなり広く検討をしてきていたことは事実であると考えられ、以前にも指摘したことがあった。

これ>金利とインフレ率

この中で、以下のように記述した。

『しかし、一つ重要なことがわかりました。それは既に出された経済学論争とか、よく出される問題点ということについては、多分日銀側では少なくとも一度は検討課題として取り上げて殆どを網羅している、ということですね。インフレターゲットの問題にしても、かなり早い段階から研究をしていて、それで否定的な見解となっているので、これが何故なのかということは更なる謎となっています。どういう経緯でそのような決定がなされるのか、そういうのが実は不明であるのですね。勿論政策決定会合の議事録公開などで少しは分りますけれども、そういうことではなくて、何か「中心命題」のような、それか伝統の「信念・信条」というような特別な思想というものがあるのではないのかな、とさえ思えることです。これが「謎」という意味です。

散々検討した結果、却下・否定、というような結論を出す訳ですから、よく知らないということでもありませんし、むしろ議論の表も裏も知っていて、尚且つ否定するということは余程特別な理由があるはずなのです。でも、それが何なのか判らない。私のような一般人にとっては、より一層理解が難しいですね。全く予想もつかない。きっと、特殊な知識とか、世間に周知することが憚られるような理由とか、そういうものがあるだろうか。普通に考えて、知らなくて間違うということはまず少ないだろうし、知ってて間違うのだとしたらかなりのバカだし、どっちにしても謎は解けないのです(笑)。』

日銀サイドでは、良いデフレという評価をとりわけ積極的に支持していたものとも思われないが、いかがであろうか。
他には、こんなのも見つけた。

水野審議委員記者会見 3月13日 要旨:日本銀行

この中で、水野氏は次のように答えている。
『何らかの透明性を高めるのに資するのであれば良いという判断でやったということであり、量的緩和政策の解除にあたって、新しい政策への枠組みを出すというときに、「今日から金利ターゲットを導入する」とか「概ねゼロ金利にする」というだけでは説明責任として十分ではないと言われる中で、プラスアルファとして何を出すかという面があった。また、物価安定の議論については2000年10月頃に日銀からペーパーを出しているが、この時は「良いデフレ」と「悪いデフレ」などと話が逸れてしまい、議論自体も下火になった。』

話が逸れた、ということらしい。つまり、日銀サイドでは「良いデフレ」なる論を支持していたわけでないのではなかろうか、と。


最近(09年9月)では、須田審議委員の講演録で紹介され登場している、以下のペーパーがある。
 "Is price stability enough?" BIS Working Papers,No.205,April 2006

で、BISの高官である W.R.ホワイトさんが、『benign deflation』と言ってましたぜ、と(笑)。 
これは論争時期から外れていますから、あんまり関係がないでしょうね。

参考までに、たとえ「benign」であろうとも、通常できてしまっているのは腫瘍でして、悪性か良性かというのは大きく違いはありますが、基本は腫瘍ですから「ない方がよい」ことに違いはないわけで、良性腫瘍であっても手術が必要になるケースは多いでしょう。脳腫瘍とか、甲状腺腫瘍とか、良性だけど手術になる病気は結構ありますから。結局、benignであろうとも病気は病気、ということ。健康な(=体にいい)感じでの「良い」ではなくて、単に悪性ほどではない「良性」という程度の「良いデフレ」ということですわな。


更に調べていくと、発端となった元ネタは、日銀がペーパーの存在そのものを隠してしまった(笑)、日銀調査月報(日銀調査統計局の力作)2000年10月の『わが国の物価動向~90年代の経験を中心に~』であろうと思われます。

これは、日銀がHPのリニューアルを行った際に、以前に割り振られていたURL?(URI?)だかをワザと移し替えてしまった為、以前にお気に入りに登録しておいたのが全く役に立たなくなってしまったではないかとなってしまったんですよ。
だって、このペーパーは以前には確か読めたはずなんですが、今となっては、サイバー空間の闇の狭間に閉じ込められてしまって、一般人の目に触れさせることを妨げているのですよ。狡いぞ、日銀。

と思って調べたら、出てきたわ。ごめん>日銀

しかし、元ネタの論文には、「良いデフレ」論は書かれてないのな。


良いデフレ論の賛成論者たちというのは、具体的に誰なのであろうか?
2000年終わり頃~01年にかけて、盛んに論争されていた時の、主要な「良いデフレ」賛成論者とは一体誰なのだろうか?

これは、案外と謎に満ちているのかもしれない。
今のところ、具体的な名前が挙がってきてはいない。テレビとかの、直ぐに消えてなくなるような意見が大半だったということなのだろうか?うーむむ、ちょっと謎ではあるね。


参考>良いデフレ論争 - Wikipedia

ここに出てくる経済財政白書の記述だけど、拙ブログでも既に取り上げた話題ではある。

懐かしの「良いデフレ」論>経済学は難しい12


つまり、明確な賛成論者というのが誰なのか、よく判らない、ということですか。だけど、内閣府でも日銀でも「良いデフレ論」の存在は十分知られており、ネタとしても取り上げられてきた、と。うーぬぬぬ、ますますもってよく判らない。
名も無きマスコミの人たちなのだろうか?それとも、市場関係者というエコノミストとか?