やられることはあってもやることは滅多に無い、あと一人まで追い詰められたところからの一振りが見事な加藤の一発でした。
低めのボールをすくい上げるような打球はそれでもしっかりと振っているからこそでしょう、打った瞬間にそれと分かる殊勲の逆転スリーランにライトスタンドは狂喜乱舞です。
あのボールを見送るか、の清田の三振の直後でしたのでまさに地獄から天国、ここ2年のノーアーチから今季は自己最多の4発、今から三番タイプへの回帰はなかなかに難しいでしょうが、思い切りのよいスイングが戻りつつあるのは本人にとってもチームにとっても来季への確かな足がかりになるのではないかと思います。
こちらもため息から歓声に一瞬で切り替わった角中のランニングホームランと併せて、現地に足を運ばれた方が羨ましくてなりません。
中継ぎで出てきたことにガッカリだった陳冠宇に白星が転がり込んできたのも喜ばしく、中村の3安打猛打賞に今度こその期待を、一方で関谷の緩いピッチングにパラデスのスタメン、平沢の地蔵、加藤とは対照的にキレのない高濱のスイングといいところばかりではないのも消化試合、てか福浦に四球は止めてください、お願いします。
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◆9月14日(木) 日本ハム-千葉ロッテ23回戦(日本ハム14勝9敗、18時、札幌ドーム、22,382人)
▽勝 陳冠宇 23試合2勝4敗
▽S 内 44試合5勝1敗13S
▽敗 有原 22試合7勝13敗
▽本塁打 角中6号(有原)、加藤4号(増井)
▽バッテリー
千葉ロッテ 関谷、南、陳冠宇、内—田村、吉田
日本ハム 有原、増井—市川