ここにきてのまさかの3連勝、は勝負度外視な消化試合であっても二木、酒居、佐々木でのそれですから嬉しくもあります。
酒居に負けじと佐々木が4勝目、ボール自体はこれまでとさして変わるほどのものではありませんでしたが課題とされていた気持ち、打者に向かっていくとまではいかずとも逃げないコーナーワークで7回5安打1失点は本人が収穫を口にしたのが一番なのでしょう、これが佐々木のスタイルとのアピールのようなピッチングでした。
これでもう少し打者を押し込めるような力感が出てくれば面白いのですがまずは型を作ること、酒居が抹消となったことからして佐々木にも次の登板機会があるかどうかは分かりませんが終わりよければ全てよし、とこのままに自信あふれる姿を来年の石垣島で見られることを楽しみにしています。
そしてプロ初出場となった大木は四球になったことで記録にはなりませんでしたが完全セーフのタイミングで「初盗塁」、そして打席ではボークで貴重な追加点を演出するなどラッキーボーイな活躍、これで打球がセカンドの頭を越えていればお祭り騒ぎでしたが地元であればお立ち台に呼ばれたかもしれない活躍ぶりでした。
内が炎上でヒヤヒヤさせられましたが有吉のプロ初セーブをもたらし、左対策が無様だった清田が加藤を際立たせる、など結果オーライなところもありましたし、100安打には届かずともキャリアハイは射程圏内の荻野、そして何より走る野球が一過性でなく続いていることが来季への光明です。
この流れで井口祭りに花を添えるような、万全の福浦のスタメンとともに今季最後の週末ゲームを有終の美で飾ってくれることを心から願います。
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◆9月21日(木) 西武-千葉ロッテ25回戦(西武16勝8敗1分、18時、メットライフ、18,986人)
▽勝 佐々木 13試合4勝7敗
▽S 有吉 51試合2勝4敗1S
▽敗 シュリッター 62試合1勝4敗
▽本塁打 浅村17号(佐々木)、18号(内)
▽バッテリー
千葉ロッテ 佐々木、大谷、内、有吉—田村
西武 菊池、牧田、野田、シュリッター、平井—炭谷