前回に炎上でプロ初黒星を喫した酒居は大事なマウンドで見事な4安打1失点の完投勝利、来季への数少ない光明でロッテファンを喜ばせてくれました。
特筆をすべきはその心持ち、連勝中は田村と組んでいたところでベンチの思いつきだったのか吉田との相性がよく、攻めの気持ちがあったからこそだと思います。
高めで甘めのボールも少なくはありませんでしたがポップフライが多かったのは力で押せているからこそで、60回2/3で11被弾は今日の山川がそうだったように打たれるべくして打たれたボールではありましたがそれも向こう傷、このスタイルでいくには気持ちはもちろんのことストレートをさらに磨くことです。
雑な使われ方で先発デビューがシーズン終盤となったことをむしろ奇貨として、ロッテ化をしないオフを過ごしてくれることを願ってやみません。
打線はもう何と言っていいのか、最後まで伊東監督なんだなぁ、そんなところです。
ペーニャの欠場の理由は分かりませんがそれで四番に角中とは打線、打順について何も考えていないとしか思えず、それであればラブ・パラデスを据えてくれた方がまだマシです。
左が出てきたから肘井に代打清田もそう、そこでの清田のヒットよりも肘井の三振に意味があると考えられない時点で約束をされた伊東政権の終焉だったのでしょう。
結局のところはレギュラー捕手を決められなかったのもそこに起因をしているように感じられますし、そんな中で率は低いながらもビックリな飛距離を見せた吉田は死にかけたところからの生還を来季にどう活かせるか、チームは終わっていても選手たちにとってはまだまだこれからの消化試合です。
|
◆9月20日(水) 西武-千葉ロッテ24回戦(西武16勝7敗1分、18時、メットライフ、15,727人)
▽勝 酒居 17試合4勝1敗
▽敗 十亀 19試合8勝6敗
▽本塁打 吉田3号(十亀)
▽バッテリー
千葉ロッテ 酒居—吉田
西武 十亀、シュリッター、野田—岡田、炭谷