二木が昨年に並ぶ7勝目、打線の援護に恵まれずにようやくといった感じですが、苦労をしながらもここまできたことで来季への足がかりとなるはずです。
ストレートがもう一つ走らなかったせいか変化球を中心とした組み立てでしたが、思いどおりにならない中でもそれなりにまとめられたことは収穫でしょう。
7回を投げたことで規定投球回まで10イニング弱、残り2試合は最後が中5日になりますが無理なく乗り越えられるのではないかと思います。
これでチームの勝ち頭も確定、高卒の下位指名からの這い上がりで井口ロッテのエースへ、そんなドラフト戦略に大きな影響を与える存在となってくれればと願います。
結局のところは和田に土をつけられなかった打線はそれでも中村が3安打猛打賞、打球の方向がいい感じになってきていますので信じ切れなかった昨年終盤のそれに比べれば型ができてきたのではないかと、どん底から持ち直してきたことも本人にとって自信になっているでしょう。
相変わらずにショートでの起用は足枷のリスクですし、基本的なスイングは変わっていませんので気持ち一つではあるのですが、二桁アーチに乗せて終わりたいです。
その中村とともに井口ロッテを支える存在となってもらいたい井上は土俵際からのがぶり寄り、こちらは自分を見失ったままの強引なスイングが相変わらずですのでまだまだ感はありますが昇格即結果を残せたことで何度目かは忘れましたが今度こそのラストチャンス、清宮なんていらね~、そんなアピールのためにも右への一発は欠かせません。
足を使ったり和田に左を並べたりと別人モードになった伊東監督には、井口ロッテへの置き土産で井上や肘井らへの上乗せをお願いします。
引退試合後ではありながらもシーズン中の解説はどうよ、の井口が何を語ったのかが気になる、そんなサファテに締められての終わりでなくてよかった福岡でのラストナイトでした。
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◆9月26日(火) ソフトバンク-千葉ロッテ25回戦(ソフトバンク18勝7敗、18時1分、ヤフオクドーム、31,589人)
▽勝 二木 21試合7勝9敗
▽S 内 48試合5勝1敗15S
▽敗 岩嵜 72試合6勝3敗2S
▽本塁打 中村9号(和田)、松田24号(二木)、吉村1号(二木)、鈴木11号(岩嵜)
▽バッテリー
千葉ロッテ 二木、大谷、内—田村
ソフトバンク 和田、岩嵜、森—高谷