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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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2011年通信簿 12 吉見祐治

2011-11-12 02:53:48 | 千葉ロッテ

12 吉見祐治 投手 33歳 年俸3300万円

【2011年成績】 24試合 1勝3敗0S 防御率3.72 46回 56被安打 3被本塁打 19与四球 1与死球 34奪三振 被打率.311

正直なところ今季の吉見には同情をしています。
吉見に限った話ではないのですが、昨年に活躍をした途中加入組が一転して今季は冷遇をされた流れに飲み込まれてしまった感があります。
シーズン中盤以降はそれなりに使われましたが左のワンポイントといった起用がほとんどで、その持ち味を活かし切れたとは思えません。
あわよくば先発ローテーション入りもと期待をしていただけに、見ている方からしても消化不良な一年でした。

その被打率からしてピンチできっちりと抑える、との起用法が裏目に出ることは昨年に実証済みでしたので、なぜにベンチがそういった使い方に固執をしたのかが分かりません。
これでもかと左のワンポイントの存在を作ることにこだわったのが理由であれば、古谷の失速と服部の崩壊が吉見に悪影響を及ぼしたのでしょう。
それなりの長いイニングをのらりくらりと投げきるのが吉見であり、左打者への刺客と考えると失敗をするのは今野と双璧とも言えます。
ただ無駄な四球が目立ったのもまた事実で、こういったピッチングを嫌うベンチですので吉見にも反省材料はありますから、ここを来季に向けての課題としなければなりません。

藤岡、中後と期待されるルーキーが一軍に殴り込みをかけてくるであろう来季は、吉見にとっては正念場となります。
年齢的にも厳しいところにきていますので、今季のような足踏みは許されません。
西武にはやられましたが他の5球団には1.11の防御率を誇る吉見ですので、使い方さえ間違えなければ充分に戦力になってくれるはずです。
とにかく弱気の虫を抑えて持てる力を発揮する、そんな吉見の来季に期待をしたいです。

2010年通信簿


【オリオン村査定】 3300万円 → 3000万円 (▼9%)

 

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イチ番になれ藤岡

2011-11-11 23:33:49 | 千葉ロッテ

3球団が重複をしたドラフト1巡目入札を見事に西村監督が抽選勝ちをしたことで交渉権の獲得がなった藤岡が、縁起を担いでの2011年11月11日11時11分11秒の1並びの時間に合わせて契約書にサインをして無事にロッテの一員となりました。
背番号は予想どおりに球界のエースナンバーである18で、これで17の成瀬と19の唐川との連番トリオが話題になりそうです。
まるでロッテのお家騒動を思わせるような巨人の清武球団代表兼GMのナベツネ批判会見や、野田首相のTPP交渉参加の事前協議に入るとの表明でニュースや新聞の扱いは小さくなってしまいそうなスタートですが、どのみち明日からは日本シリーズですからスポーツ紙の一面を奪うことは難しかったと思われますので気にはなりません。
藤岡には名より実を取れではないですが、地味であってもしっかりと白星を手にしてイチ番を目指して頑張ってもらいたいです。

東洋大・藤岡「1」並びでロッテ入団決定 (11/11 サンケイスポーツ)

ロッテが3球団競合の末にドラフト1位で交渉権を獲得した東洋大の藤岡貴裕投手(22)=183センチ、85キロ、左投げ左打ち=の入団が11日、決まった。
埼玉県川越市の東洋大学で交渉し、契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1500万円で仮契約した。
背番号は18に決まった。
午前11時11分11秒と、「1」並びの時間に契約書にサインした。
藤岡は「(プロとして)第一歩を踏み出せたかなと思う。けがなく、一年間1軍にいられる選手になりたい」と力強く抱負を語った。

本人が記者会見で口にしたように、まずは怪我のないシーズンを過ごすことが第一でしょう。
高校時代は外野手兼任の控え投手でほぼ無名だった藤岡が東大学リーグで台頭をしてきたのは2年生の秋のシーズンからですので東洋大の先輩である大場と似たような軌跡ではあるものの、その酷使ぶりは62試合で376回2/3を投げた大場に対して49試合で303回1/3の藤岡ですから肩の酷使は少ないものと思われます。
しかしそれでも負担が大きかったであろうことに変わりはありませんので、とにかく慎重な調整が必要であることは間違いありません。

当たり前のように春季キャンプでの一軍メンバーが確約をされた藤岡には、2桁勝利と新人王が期待をされます。
もっとも歴史的な貧打のてこ入れがされる気配すらないことを考えれば、あまりに過剰な期待は藤岡を押し潰しかねません。
シーズンを通して一軍にいて防御率を2点台にまとめる、このあたりが妥当な目標ではないかと思います。
話題が少ないロッテだからこそ藤岡に報道陣が殺到をすることは想像に難くありませんので、そのあたりからのカバーも必要です。
球団が藤岡を商品として見過ぎないこと、ベンチが救世主として使い倒しすぎないこと、これだけは守ってもらわなければなりません。
あの尻周りを見れば強靱な下半身の持ち主であることは明らかですし、まずはその走り込みへの姿勢がチームへのアクセントになってくれることを願っています。

 

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叩き売りにがっかり

2011-11-11 20:56:41 | ワンピース

ONE PIECE 第1話複製原稿BOX ROMANCE DAWN-冒険の夜明け-

集英社

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ワンピースの複製原稿BOXが叩き売りをされています。
発売から3ヶ月でのこのプライスダウンにはがっかりで、ほぼ定価で買った身としては悲しくなります。
いろいろなグッズがこれでもかというぐらいに溢れかえっているワンピースとしては、おそらくは記録に残るぐらいの悲惨な状況と言ってもよいでしょう。
そもそもの1万円という価格設定に問題があったと思われ、ナンバーリングがされているというコレクター心をくすぐるやり方に乗った自分が情けなくもなります。

ただ商品としての出来はかなりよいです。
豪華な外装など作りはしっかりとしていますし、肝心の原稿も鉛筆での下書きのような跡はもちろんのこと汚れやにじみなども忠実に再現がされています。
そういう意味では興味がありながらも価格に腰が引けて購入を躊躇した方も多かったと思われますので、この状況はむしろ前向きに捉えるのも手かもしれません。
自分としても保存用としてもう1冊を買ってしまおうかなと、またぞろコレクターのスケベ心が頭をもたげる秋の夜です。

 


2011年通信簿 11 大嶺祐太

2011-11-11 00:29:26 | 千葉ロッテ

11 大嶺祐太 投手 23歳 年俸2100万円

【2011年成績】 1試合 0勝1敗0S 防御率33.75 1回1/3 3被安打 1被本塁打 4与四球 0与死球 1奪三振 被打率.429

5年目の今季はプロの先輩としてハンカチ王子らを迎え撃つはずの大嶺でしたが、しかしルーキーイヤーにも劣る最低な2011年となってしまいました。
さらには右肩を痛めて浦和ではボールボーイを務めていたらしいので、これでスタートラインまで引き戻されたと言ってもよいでしょう。
しかし類い希なる資質を秘めていることは衆目の一致するところですので、このまま朽ち果てるには惜しすぎます。
何としてでも来季こそは引き離されてしまった唐川に一歩でも近づけるよう頑張ってもらわなければ困りますし、全てをリセットするぐらいの意気込みで臨んでもらいたいものです。

とにかく一軍では僅か1試合の登板でしたので論評のしようもありませんし、初回に四球を連発した挙げ句の被弾ですので印象が悪すぎました。
それでもダメダメだった光原への我慢ぶりを考えれば大嶺の見切りが早すぎたようにも感じられましたし、相性が良いとは思えない西本コーチと浦和で邂逅したことが大嶺にとってはマイナスに働いたのではないかと、そう肩を持ちたくもなります。
とにかく大嶺を育てきれないようでは素材型の高卒投手を獲ることを編成部が躊躇をしかねないモデルケースになりかねませんので、どこかのんびりとしているようにも見える大嶺にもそろそろネジを巻かなければならない環境作りも必要でしょう。
春季キャンプで一軍から外してひたすら走らせるのも手ですし、痛めたのが肩だけであれば走り込みも充分にできているでしょうから苦にもならないはずです。
もしそうでなければ自覚が足りなさすぎますし、それを放置した首脳陣にも責を負ってもらわなければなりません。

何だかんだ言いながらも5年間で10勝をした来季に24歳の投手の眼前には、まだまだ夢幻の、いや無限の未来が広がっています。
昨年、そして今年と遠回りをした感がかなり強いのが正直なところですが、一昨年には昇華へのとっかかりを掴んだ感触が手に残っているはずです。
とにかく大嶺にはしっかりと自分を持つこと、他人のアドバイスなどは馬耳東風とまでは言いませんが、取捨選択をするだけの判断力を養うことが最優先でしょう。
その点ではこれ以上にないお手本としての唐川が身近にいるのですから、貪欲に吸収をしてその資質を開花させるきっかけとなる来季になることを願っています。

2007年通信簿
2008年通信簿
2009年通信簿
2010年通信簿


【オリオン村査定】 2100万円 → 1600万円 (▼24%)

 

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ばかばかしさに金縛り

2011-11-10 02:23:57 | 映画

一昨年の暮れに映画館通いを復活させてから2年で50本弱を観ていますが、とにかく邦画は時間が長いです。
これまで洋画が28本の3073分で1本平均で110分なのに対して、邦画は18本で2297分ですから1本平均で128分にもなります。
この18分の差はかなり大きく、短ければいいものではありませんし長いのが悪いというわけでもないのですが、なぜにこういった傾向なのかが気にはなります。
もしかするとテレビドラマなども含めて、そのあたりに日米欧の文化の差があるのかもしれません。

ステキな金縛り

東宝

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そんなこんなで今日の「ステキな金縛り」も142分もあったのですが、あまり時間が気にならずに楽しむことができました。
三谷幸喜は初体験だったのですが、無難に楽しめる作品に仕上がっています。
邦画にありがちなテレビ局が絡んでいることからちょい役の豪華キャストには驚くばかりで、写真だけの大泉洋を筆頭に佐藤浩市、唐沢寿明、草剛、生瀬勝久、浅野忠信、市村正親、小日向文世、山本耕史、竹内結子、戸田恵子、深田恭子、篠原涼子などのオーバーな演技も計算尽くなのでしょう。
途中からは宝物探しのように意外な俳優が登場をしているのに目をこらす、なんてことになったのは制作者サイドからすれば誤算だったかもしれません。

特に謎解きがあるわけではありませんし、奥深さがあるわけでもありません。
それなりに予想ができる筋書きではあったものの、それでも長丁場に飽きることがなかったのは安心感が理由ではないかと思います。
水戸黄門のように約束をされた結末、とはちょっと違うかもしれませんが、観ていてどこか心地よさが感じられる作品です。
それもこれも深津絵里、西田敏行、阿部寛、中井貴一といった役者の持ち味を上手く引き出した演出があってこそでしょうし、特に中井貴一は絶品でした。
生真面目な外見とは異なって剽軽さがステキな中井貴一でなければ、あの役柄はこなせなかったでしょう。
全体的にはばかばかしさ満開ではありますが、そのばかばかしさに金縛りになることを薦めたくなるだけの魅力のある逸品です。


2011年11月9日 鑑賞  ★★★★☆(4点)

 

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2011年通信簿 10 大松尚逸

2011-11-10 01:52:16 | 千葉ロッテ

10 大松尚逸 外野手 29歳 年俸7800万円

【2011年成績】 64試合 183打数 10得点 39安打 打率.213 6二塁打 0三塁打 2本塁打 16打点 0盗塁 15四死球 44三振 得点圏打率.273

同い年の金泰均と4番を争う活躍を期待していた大松でしたが、その金泰均とまくらを並べて討ち死に状態の最悪のシーズンとなってしまいました。
中盤戦以降は浦和で調整を余儀なくされてしまいましたし、その浦和でも.209と調子を取り戻すことなく未だ光は見えてきません。
気がつけば外野には守備や走塁といった大松が不得手とする分野を武器にする若手がひしめき合っており、どう取り繕っても秋季キャンプでの一塁挑戦が逃げの一手であることは否定のしようもない事実ですし、来季に30歳を迎える大松にとってはターニングポイントに直面をしていると言ってよいでしょう。
このまま失速をしてしまうのか、あるいは長距離打者としての復活の糸口を掴むのか、いずれにせよ今の大松には練習しかありません。

金森打法の犠牲者とも言われている大松ですが、不調の原因は迷いにあると見ています。
振り遅れたり詰まったりといったバッティングではないことがその理由ですが、しかしそれでも打撃フォームで悩んでいることは間違いないでしょう。
強く振りにいくのか、それとも当てにいくのかがハッキリとしない中途半端なスイングが目立っており、見かけによらず柔軟だったバットコントロールが消えてしまっています。
成績を落とした昨年でも.260の16本塁打だった大松がなぜにここまで自分を見失ったのか、どうすれば自分を取り戻せるのか、そんな自分探しが復活への鍵だと考えます。

もちろん簡単な話ではありません。
軸がしっかりとしていてスイングにぶれがないことが大松の持ち味であり、だからこそ体勢を崩されてもボールの芯を捉えることができていたのですが、今季は空振りをしたときに足元からぐらつくなど下半身に揺らぎがあるようにも見えました。
これが昨年の日本シリーズで太ももを痛めたことが影響をしているのであればポジションを獲るための一塁転向が裏目に出る可能性がありますし、しかし余程のパワーを見せつけなければ外野に定位置を求めることが現状では厳しい大松です。
それでもチームが大松を必要としていることには疑いの余地もなく、いくら岡田や伊志嶺らが足を活かしたプレーで引っかき回しても長打力のある打者が打線の中心に鎮座をしていなければ効果は半減で、それは今季の得点力不足でイヤと言うほど痛感をさせられました。
久保、手嶌、竹原、大松と2004年のドラフトは大成功と喜んでいましたが、僅か7年で今や生き残りは大松だけです。
とにかく大松には前向きに頑張って欲しいですし、それが悪あがきであっても貪欲に復活を目指す2012年になることを願っています。

2007年通信簿
2008年通信簿
2009年通信簿
2010年通信簿


【オリオン村査定】 7800万円 → 6000万円 (▼23%)

 

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2011年通信簿 9 福浦和也

2011-11-09 00:41:34 | 千葉ロッテ

9 福浦和也 内野手 36歳 年俸1億円

【2011年成績】 116試合 358打数 22得点 80安打 打率.223 13二塁打 0三塁打 3本塁打 43打点 0盗塁 40四死球 72三振 得点圏打率.240

意外感のあった3年契約で悲願の2000本安打を目指してのスタートを切った2011年でしたが、しかし昨年並の出番がありながらも自己最低の低打率に喘いだことで80安打しか稼げなかったため、残り238安打を2年でクリアするにはかなり厳しくなってきました。
レギュラーとして3割近くを打てば難しい数字ではないものの、今の福浦にそれを望むのは酷でしょう。
しかしそんなことを言っても何も始まりませんので、まずは堀の1827安打を軽くクリアする来季であってくれればと思います。

昨年あたりからパワーヒッターへの衣替えを試みている福浦は今季も出足は3本塁打とパワーを見せつけたものの、6月以降はノーアーチと終わってみれば散々な一年でした。
交流戦では顔が利いたのか6月こそ.346と打ちまくりましたが、しかし7月に.195、8月に.186、9月に.194、10月に.214と悲しいぐらいの数字が並び、この成績で準レギュラーとしてスタメンに名を連ねたことこそが今季のロッテ打線の不調ぶりを象徴したと言ってもよいでしょう。
右投手に.221であったのに対して左投手には.234と右左に関係なく打ったのは福浦らしさがありましたが、しかしあまりに数字が低すぎて誤差の範囲でしかありません。
来季に37歳になることを考えれば衰えは止まらないでしょうし、重光ジュニアの生え抜き愛もありますので処遇が難しくなってきそうです。

久しぶりに26試合もの守備機会も芸術的なグラブ捌きは健在だったものの、横の動きや打球への反応が鈍くなっていたことは否めません。
手抜きにしか見えないちんたら走りからして下半身が万全でないことは明らかですから、大松の一塁挑戦もありますので福浦の主戦場は来季もDHなのでしょう。
しかし打撃が求められるDHで今季のような低打率ではいかに低反発球の影響があるとは言っても物足りなさは隠せませんし、外野からこぼれた選手や外国人選手もDHを狙ってくるでしょうから福浦が今季ぐらいの出番を得られるかどうかは極めて難しいと思われます。
そうなれば生え抜きのベテラン選手が歩んできた道、初芝や堀のように代打の切り札としての期待が高まりますが、それであれば打撃スタイルを元に戻す方が賢明です。
それが低反発球への対策にも繋がりますし、そのことで2000本安打への挑戦が断念となるのと同義ですので事なかれ主義のベンチが決断できるかどうかは微妙ですが、福浦のような立場の選手が活きるチームこそが理想ですので何とか福浦の踏ん張りに期待をしたいですし、複数年契約が足枷になるような事態にはならないことを願っています。

2007年通信簿
2008年通信簿
2009年通信簿
2010年通信簿


【オリオン村査定】 1億円 → 1億円 (±0%) ※3年契約

 

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怖いもの見たさのポニーキャニオン

2011-11-08 23:54:13 | 千葉ロッテ

千葉ロッテマリーンズ オフィシャルDVD 2011

ポニーキャニオン

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さすがに今年は発売がされないのではないかと思っていたオフィシャルDVDが、ダントツの最下位でも律儀に予約が開始をされていました。
どう考えてもポニーキャニオンとしては採算が取れているとは思えず、おそらくは球団からの持ち出しがあると考えるのが妥当でしょう。
瀬戸山前球団社長、どう重光ジュニアと折り合いをつけたのかは分かりませんが今や瀬戸山球団顧問が道筋をつけたのであれば複数年契約がされているのかもしれず、逆に言えばもう暫くもすれば自然消滅をしてしまうかもしれない幻のDVDラインナップだと思って当然のごとくコレクションに追加です。

それにしても悲惨な2011年をどう編集するのか、まさに怖いもの見たさだったりもします。
120分の長丁場のうち唐川、岡田、伊志嶺で60分、大谷、上野、木村、角中で30分、伊藤、藪田、今江で15分、その他大勢で15分という苦しいコマ割りが予想をされます。
あるいは負けても負けても応援をし続けるQVCマリンのスタンド風景が黙々と30分ぐらい流れるのであれば、それはそれで観賞用DVDとしての価値が上がるかもしれません。
何にせよいい加減にBlu-rayにして欲しい、なんて我が儘を封印せざるをえないポニーキャニオンの苦闘に拍手喝采です。

 

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2011年通信簿 8 今江敏晃

2011-11-08 00:33:34 | 千葉ロッテ

8 今江敏晃 内野手 28歳 年俸1億4700万円

【2011年成績】 134試合 499打数 53得点 134安打 打率.269 30二塁打 1三塁打 8本塁打 51打点 2盗塁 28四死球 48三振 得点圏打率.229

隔年の今江に相応しく今季に成績を落としたようにも見えますが、低反発球の影響による2分の調整を加えれば3割に近い打率ですからさほど悪くもありません。
長打も昨年並ですし、まくらを並べて討ち死に状態の打線の中では踏ん張った選手の一人です。
このあたりは四球の少なさからも分かるとおり金森打法には一番に不適とも言える「打ちたくて仕方がない」今江が功を奏した、そんなところではないかと思っています。
待ちきれずに三塁側にファールを打ち込むぐらいの逸りが今江の持ち味であり、また欠点でもあるのですが、結果的には前者が勝った今季であったと言ってよいでしょう。

ここぞという場面で打ってくれた、と言うには得点圏打率が低すぎましたが、それでもチャンスに今江が打席に入ればスタンドは盛り上がります。
グラウンドでの真剣な表情は他の選手と一線を画していますし、やはりロッテの中心選手であることは間違いありません。
年齢的にも一番に脂が乗ってくるタイミングでの低反発球の導入は今江にとっては不幸な出来事ではありましたが、それでも一定の成績を残せたことは自信になるはずです。
典型的な中距離ヒッターとして着々と実績を積み上げてきた今江は来季にも1000本安打に到達をするでしょうし、今年にさらに上乗せした活躍ぶりを見せてくれると信じています。

しかしそれでもやはり全体的には今江に不満が残るのは、ミスターロッテとしてのキャプテンシーを発揮してくれなかったことに尽きます。
西岡がメジャーに移籍をしたことでチームを引っ張っていく最右翼として期待をしていたのですが、キャプテン指名が無かったからというわけでもないでしょうが、積極的に投手に声かけをしていた西岡の穴を埋めきれないままのその他大勢でしかありませんでした。
性格的なものなのか福浦と同様に前面に出てくることを嫌っているようにも見えるのがもったいなく、情けなく、歯がゆい思いでいっぱいです。
来季こそは今江に無理矢理にでもキャプテンの重荷を背負わせて、その自覚を成長の糧にするようなシーズンになることを願っています。

2007年通信簿
2008年通信簿
2009年通信簿
2010年通信簿


【オリオン村査定】 1億4700万円 → 1億4700万円 (±0%)

 

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2011年通信簿 6 井口資仁

2011-11-07 00:18:44 | 千葉ロッテ

6 井口資仁 内野手 37歳 年俸1億8000万円

【2011年成績】 140試合 509打数 52得点 135安打 打率.265 23二塁打 3三塁打 9本塁打 73打点 1盗塁 81四死球 96三振 得点圏打率.306

使用上の注意をよく読んで、こんな言葉がピッタリの今季の井口でした。
昨年までも無意味としか思えないフル出場のおかげでシーズンを通しての安定した成績を残せなかった井口でしたが、今季はその傾向かかなり顕著であり、夏場の7月に.181、そして8月に.173と大きく成績を落としたことを真剣に考える時期にきています。
この2ヶ月を無難に乗り切りさえすれば3割近くは打てたと思いますし、実際問題としてこの2ヶ月を除けば.314と首位打者を争えるレベルなのですから、適度に休養日を設けたり点差の離れている終盤に交代をさせるなどの38歳には当たり前な起用法を来季こそは取ってくれることを願っています。

手元まで引き付ける金森打法の申し子とも言える井口はそれでも5月までは3割を大きく越える打率を残していましたので、その打法が悪かったとは思えません。
ここにきて猫も杓子もといった感じで金森打法を学んでいるチームメイトとは違って年季が入っている井口ですから、失速の理由がスタミナ切れであることは明らかです。
井口と言えどもスイングスピードが落ちれば結果的に振り遅れたり芯を捉えられなくなるのは分かりきった結論であり、ようやくにスタメンを外されて以降、そして涼しくなってきた秋口からは帳尻合わせと言わんばかりに9月に.264、10月には.328と打ちまくりました。
要はベストな体調でさえあればまだまだ主軸として充分に活躍ができる井口であり、逆に言えば本人の意向はどうあれフル出場を続ければ来季も多くは期待できないでしょう。
誰が井口に鈴をつけるのか、そうでなくとも井口自身がいい加減に自分で判断をすべきだとも思うのですが、西村監督の指導力が問われる来季です。

何だかんだ言いながらも今のロッテ打線から井口を欠くことはできず、だからこそ上手く起用をしていくことこそが肝要です。
守備では長年の経験から培ったポジション取りで狭くなった守備範囲をカバーしていますし、スナップスローも健在ではあるのですが、下半身が使えずに手打ちとなっていた夏場の打撃と同様に守備でも足の重さが顕著でしたので休養はどうしても必要でしょう。
そして何より井口に求めたいのはリーダーシップで、昨年は西岡がいたから遠慮したみたいな言い訳じみた話も伝わってきましたが、それは今季には通用しません。
生え抜きだろうが外様だろうがチームの顔とも言うべき井口はベテランらしく若い選手たちを鼓舞し、引っ張っていく存在になってもらわなければ困ります。
そういった存在感を示してくれるのであればフル出場を目指す意欲は買いますが、そうでなければお荷物な目標だと断じざるをえません。
ロッテの4年目に新しい井口を見せて欲しいと、そう願っています。

2009年通信簿
2010年通信簿


【オリオン村査定】 1億8000万円 → 1億5000万円 (▼17%)

 

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魚人島編も佳境

2011-11-06 23:12:22 | ワンピース

 

ONE PIECE 64

集英社

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かなりの出遅れ感がありますが、ようやくにワンピースの最新刊である64巻を買ってきました。
毎度のことのように初版の販売部数の記録を更新したようで、ついに今回は400万部とのことですから驚くしかありません。
いろいろとAmazonなどで批判も多いようですが、嫌よ嫌よも好きのうちといったところでしょう。
魚人島編も佳境に入ってきましたので、今後の展開もかなり楽しみです。

さりげなくストーリーに重きを置いたワンピースだけに、どうしてもセリフが多くなるのは仕方がありません。
これは読み応えにも繋がりますので、個人的にはむしろ歓迎をしています。
新魚人海賊団が口ほどにもなく強くないのは今回のテーマが、人種を越えた共存なのだからなのでしょう。
悪ぶりながらもホーディ以外は悪に徹し切れていないところを垣間見せているのは、そういった意味合いによるものだと思います。

そして2年間の修行の成果を見せる麦わら海賊団の面々、おそらくはそんな流れになっていくのだと予想をします。
残念ながら個々のクルーの戦いぶりが軽く扱われてしまい、アラバスタ編や空島編、ウォーターセブン編などのように数話を使ってといった感じにはならなさそうなのが期待はずれではあるのですが、とりあえずは新しい技などのお目見えはありましたのでよしとします。
気になるとすればジンベイか意表を突いてしらほし姫あたりが新しい仲間になるかどうかですが、それは65巻以降のお楽しみです。
世間の雑音は気にせずワンピースを味わう、今日はそんな一日でした。

 

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2011年通信簿 5 伊志嶺翔大

2011-11-06 18:54:50 | 千葉ロッテ

5 伊志嶺翔大 外野手 23歳 年俸1500万円

【2011年成績】 126試合 422打数 52得点 110安打 打率.261 16二塁打 6三塁打 2本塁打 21打点 32盗塁 43四死球 77三振 得点圏打率.234

野手№1とも言われていた伊志嶺ですから開幕一軍は当然のことながらも、まさかレギュラーとして規定打席に達するとは思ってもいませんでした。
それもこれもサブローの移籍があってこその出番ではあったものの、ハンカチ王子を外しての伊志嶺の入札は昨年の荻野貴に続いての西村監督の大ヒットでしょう。
おそらくは新人王には手が届かないであろう伊志嶺ではありますが、これで暫くは外野手の心配が不要になるぐらいの厚い層の一員として来季もさらなる活躍を期待しますし、同年代の選手と競い合ってますますのレベルアップをしてくれる姿を見られることが楽しみでなりません。

ルーキーイヤーに規定打席に達したこともそうですが、同じく小坂以来の30盗塁は見事でした。
ベンチの制約があるようにも見えて企画自体がさほど多くは無い中でのリーグ4位の32盗塁は文句のつけようがなく、核弾頭としては立派すぎる数字です。
盗塁成功率が8割を越しているのは30企画以上では伊志嶺、糸井、藤村の3人だけですし、その中で堂々の.842で12球団トップの成功率を誇ります。
もっと自由に走らせれば50盗塁も狙えると思いますので、岡田と2人で100盗塁をノルマに来季は走り回ってもらいましょう。

打撃はプロのスピードについていくには厳しいのではないかと思っていましたが、一時は3割に達するなど見事な適応力を見せてくれました。
お世辞にもきれいなフォームとは言えませんし、やや頭が突っ込んでいくところなどは角中と似たような感じで好みでもないのですが、それでも粘り強くボールについていくからこそのチームトップの13死球なのだと思われ、バッテリーからすればイヤなタイプだと思います。
また右投手の.285に対して左投手を.202と苦手にしていることは大きな課題で、このあたりの数字を無視するベンチだけに伊志嶺が自分で解決をするしかありません。
習得をしたかどうかはともかくとして金森打法を積極的に取り入れているとのことですので、とにかくスタミナをつけていくことが伊志嶺にとっての来季への最大の目標でしょう。
急性扁桃炎での入院はさておき、終盤で大きく失速をしたことは体力不足によって差し込まれるようになったことと無縁とは思えず、ポップフライやぼてぼての打球が多かった9月、そして10月をどう考えて対策を講じていくのかが二年目のジンクスに抗うためのポイントだと考えます。

走攻守の三拍子が揃った伊志嶺は守備でも広い守備範囲を誇って投手を助けましたが、痛めているとも言われている肩が心配ではあります。
他の選手との兼ね合いもあったのでしょうが守備位置もライトからレフトに途中から変わったことは、この弱肩によるものだとは大方の見方です。
もともとが強肩というほどのことはなかったものの、かなり前に出てきてもホームにダイレクトで届かないようなことはアマチュア時代にはありませんでしたので、もし故障をしているのであれば、そして手術をした方が長い目で見ればベターといったものであれば早い段階での決断をすべきでしょう。
どうにも手術をした選手の復帰が遅れるのがここのところのロッテだけに躊躇はしてしまうでしょうが、しかし一方で決断が遅れて悔いが残った選手も少なくありませんので、大学全日本代表で「伊志嶺ジャパン」と呼ばれたキャプテンシーをグラウンドで多く発揮できるような最善策をチョイスしてもらいたいものです。


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参ったね、こりゃ

2011-11-05 22:36:20 | 千葉ロッテ

今日から契約更改が始まりましたが、自分としては戦力外通告をされると踏んでいた林と光原の来季が決定をしたようです。
フェニックスリーグで先発を任されていましたので予想はしていましたが、林はまだしも光原の何に期待をしているのかが理解できません。
しかも秋季キャンプの一軍メンバーからは外れたことを考えれば、その理由が故障であれ何であれ不要に支配下選手登録枠を埋めている存在だとしか思えず、おそらくは第二次戦力外通告はあっても2~3人程度だと思われますので、西野や角らの苦難は来季も続きそうで腹が立ちます。
そしてラミレスやスレッジといったロッテからすれば大物の外国人選手の獲得がかけ声だけに終われば、どん底の最下位に終わった今季とほぼ同じ顔ぶれの来季となります。

そうなれば現有戦力の底上げに期待をするしかありませんが、ろくな成績も残していないのに秋季キャンプを免除された面々の上積みは勘定に入れられず、ましてや期待が大きいとは言いながらも藤岡らのルーキーに最下位からの脱却の重荷を背負わせるのは酷に過ぎます。
本来であれば全選手を一同に集めて来季への反攻を期しての猛練習、といった一体感を出すのが秋季キャンプの目的のはずが、茶髪やヒゲだけではなく「グラウンドではユニフォームで、着こなしは厳格に」と高らかに謳ったはずのドレスコードが有名無実化をしている現状を見れば、チームが緩みきっているように思えてなりません。
厳冬更改が始まったことで多少は気持ちの入れようが変わってくるかもしれませんが、そんな甘っちょろい考えでは大きく何かが変わることはないでしょう。
これだけダントツのどべでありながらもベンチも選手も最低限の入れ替えで済ませようとする球団の緊縮財政は、じわじわとチームを蝕んでしまっているようです。

 

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映画痛なのでダマされない

2011-11-04 01:30:25 | 映画

既に分かりきったことではあるのですが、世間の感覚と自分とではかなりの価値観の差異があるようです。
楽しみの沸点が人より低いこともありますが、その嗜好や志向、そして琴線がずいぶんとかけ離れている自覚があります。
世間で絶賛をされた作品が自分にとっては今ひとつだったり、あるいは逆にB級映画とこき下ろされている作品が面白かったりと、この微妙さが映画館通いの楽しみの一つです。

ミッション:8ミニッツ

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そして今日の「ミッション:8ミニッツ」は挑戦的な謳い文句と世間的な高評価で身構えて鑑賞に臨んだのですが、やはり自分は映画通ではなかったようです。
やや意外な終わり方ではあったものの驚きというほどのものではありませんでしたし、ハッピーエンドだったらそうなるだろうなと思ったとおりのものでした。
もしこの映画のポイントがこのラストシーンであるのでしたら、かなり肩すかしな感じがあります。
あまりに簡単に見つかってしまう爆弾、そして描かれなかっただけでかなりの繰り返しがあったのでしょうが犯人もあっさりと見つかってしまいましたし、この描写不足と言いますか軽さが全体的な流れの悪さに繋がったように思えてなりません。
もう少し列車内での主人公の思いを前面に押し出した方がよかったのでないかと、そんな気がします。

そもそもこのプロジェクトの原理がかなりご都合主義ですし、なぜに主人公がカプセル内にいるのかも分かりません。
行間を読むにも限界があります。
父親との葛藤、そして和解も唐突に過ぎますし、最初から父親のことを口にする主人公に違和感すらありました。
いろいろなテーマを盛り込みすぎで消化不良になってしまった感があり、もう少し犯人捜しに焦点を持っていった方がよかったように思えます。
ミシェル・モナハンがタイプだったので辛うじて及第点、そんな8分間でした。


2011年11月3日 鑑賞  ★★★☆☆(3点)

 

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ストーブリーグが始まる

2011-11-04 00:27:31 | 千葉ロッテ

 

オフに入ってから意外に静かなロッテですが、ここにきて面白ニュースが飛び込んできました。
もちろんお笑いという意味での面白さで、やれるものならやってみろといった感じです。
CSが真っ盛りの中で無理にネタを作ってくれなくてもいいのですが、まあオフは暇なのでせっかくですから付き合ってみます。

ラミレスに複数年提示も!獲得参戦で2000安打後押し (11/3 スポーツ報知)

今季限りで巨人を退団するアレックス・ラミレス外野手(37)が2日、来季の移籍先に11球団OKの姿勢を打ち出した。
大阪・吹田市の関大で開催された学生向けの講演で、シーズン後初めて公の場に姿を見せ、興味を示す球団すべてと交渉の席につく用意があると明かした。
ロッテ、ソフトバンク、オリックスと3球団が獲得へ調査に乗り出す方針と判明。
中でもロッテが複数年契約の提示を視野に入れるなど、本格的に参戦する構えだ。
ロッテが、ラミレスの獲得に向けて本格的に調査を始めたことが分かった。
最大限の誠意を示すために、複数年契約を検討している模様だ。
チームの今オフ最大の補強ポイントは右の長距離砲で、日本通算359本塁打のスラッガーに白羽の矢を立てた。
絶大な実績と経験を誇るラミちゃんは、パ・リーグ球団では史上初の『日本一から最下位』に沈んだロッテにとって、ノドから手が出るほど欲しい存在だ。
球団幹部は「打てる外国人選手を探している」と具体名こそ挙げなかったが、「国内で活躍された選手の方が、(実力が)よく分かっている面もある」と、日本でプレーした経験を持つ利点を強調した。
ラミレスは外国人史上初の通算2000安打まで、残り150本に迫っている。
記録達成を目指すだけに、ロッテが検討している複数年契約は大きな魅力といえる。
複数球団による争奪戦に発展した場合も、ロッテは大きなアドバンテージを持つことになりそうだ。
今季のロッテは、球団史上初めて2ケタ本塁打を打った打者が0に終わった。
主砲と期待した韓国出身の金泰均が、不振でシーズン前半に帰国して退団。
代役として6月に獲得したカスティーヨも、86試合出場で5本塁打と穴を埋めきれなかった。
中村球団社長も「大きいのが打てるバッターが欲しい」と、大砲獲得を補強ポイントに挙げていた。
01年に来日してヤクルトに入団以来、今年まで11年連続で20本塁打以上をマークした破壊力。
さらに巨人の4番バッターとして培った経験が伝えられれば、伊志嶺、岡田ら伸び盛りの若手にとって貴重な財産となる。

名も無き球団幹部とやらに言われるまでもなく、打てる外国人野手の補強が必須であることは分かりきった話です。
ただそれだけでラミレス、そして複数年契約の提示までに膨らませるとはさすがとしか言いようがなく、わざわざ一面に持ってきてくれるとは頭の下がる思いです。
もちろんロッテネタには密かに精通をしているスポーツ報知ですから可能性はゼロではありませんし、ズレータや井口のサプライズもありましたのでネタとしては面白いのですが、王球団会長が実際に獲得の可能性を口にしたソフトバンクに比べれば信憑性は著しく落ちますし、そのソフトバンクが乗り出してきたら資金力に劣るロッテが勝てるわけもありません。
額面どおりに記事を信じるとしてもロッテが提示できるのは2年2億程度がせいぜいだと思われますし、それであれば他球団が黙ってはいないでしょう。
そもそもこの条件までにラミレスが降りてくるとはとても思えませんので、逆にいろいろなうがった見方をしたくもなります。
なぜここに緊縮財政まっしぐらのロッテの名前が挙がったのか、仮にラミレスがロッテに入団をすれば本人の希望はどうあれDHでの起用しか考えられません。
もしかすると球団の福浦への肩たたきの意味合いがあるのではないかと、この一面記事を見てのふと思いついた感想です。

和田虎の目玉補強は打って守れる外野手や (11/3 デイリースポーツ)

阪神が和田新監督体制1年目に向け、最大の補強ポイントである強打の外野手獲得に本腰を入れることが2日、分かった。
トレード補強が軸となりそうで、近日中に他球団戦力の本格的な獲得調査に乗り出す。
和田野球の根幹となる守備力も条件となり、中日・藤井淳志外野手(30)、横浜・吉村裕基外野手(27)、ロッテ・大松尚逸外野手(29)らが調査対象となりそうだ。
さあ補強や。
和田新政権の骨格がほぼ固まり、阪神球団が本格的な今オフ補強活動を開始する。
就任1年目からの優勝争いのために、和田新監督も現有戦力に加え『ちょっとしたスパイス』が必要と語っている。
関係者によると、球団内では和田監督元年に向けた準備として、真弓阪神時代からの補強課題は今オフ中にクリアすることで意見一致。
急務となっている長距離型の外野手補強を、メーンテーマとして取り組む構えだ。
トレード獲得を中心に、ポストシーズン終了直後から積極的に動く方向で、近日中に水面下での獲得調査を本格化させる。
有力候補となるのが中日・藤井、横浜・吉村、ロッテ・大松ら、長打力に加え守備力もある外野手だ。
藤井は今季レギュラーシーズンはわずか20試合出場にとどまったが、チーム内の他戦力との兼ね合いもあって、1軍定着が果たせなかった面がある。
吉村は08年に34本塁打をマークするなど長打力に関しては群を抜いている。
ここ2年間は不調期が長く、1桁本塁打にとどまっているが、年齢的にも来季以降の復活が十分に期待できる。
また大松も今季は好不調の波が激しく、夏場には若手の成長もあって2軍生活が続いた。
最終的に64試合出場にとどまったが、実績的にもクリーンアップを託せられる存在だ。
3選手とも、今季大きな故障はなかったが、不調などで不完全燃焼に終わっている。
また所属球団が、今オフに監督交代や、フロント陣の大幅入れ替えなどで環境が変わり、来季構想が大きく変わる可能性がある。
当然、トレード成立のためには交換要員も必要となる。
阪神側は調査対象となる選手だけでなく、相手球団の状況や、補強ポイントなども探りながら、入念な調査活動を行う方針だ。
すでに阪神はドラフト1位で伊藤隼太外野手(22)の指名に成功したが、猛虎改革のためには選手間の激しい競争をテーマに掲げている。
強打の外野手獲得に成功すれば、ポスト金本争いが、さらに激化する“スパイス”となることは間違いない。
和田政権1年目の万全発進のため、トレード補強も大きく門扉を開き、積極的に仕掛ける。

こちらは秋の風物詩とも言えるデイリーの新聞辞令ですから、ちょっとした読み物として楽しみにしています。
打って守れる野手として大松の名前が挙がるのですから、今ごろは鴨川でこの記事を読んだ大松がむせび泣いているかもしれません。
大松だけではなく藤井にしても吉村にしても今季に一軍での実績を大きく落とした選手をピックアップしているだけに、買い叩こうとしているところが明白でもあります。
そうなると相手チームの事情を探りながらとは言いながらも、ピントが外れた候補を出した第二弾もありそうです。
ロッテであれば安藤あたりを持ってくるのではないかと、せいぜいがそんなところでしょう。
そもそも阪神も金本の肩を叩きたくて仕方がないのでしょうから、それであればラミレスあたりを獲った方が現実的でしょうし、あるいはご執心だったG.G.佐藤の方がよいと思います。
何にせよこういったネタは嫌いではありませんので、ますますのデイリーの活躍に期待をします。

 

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