オフに入ってから意外に静かなロッテですが、ここにきて面白ニュースが飛び込んできました。
もちろんお笑いという意味での面白さで、やれるものならやってみろといった感じです。
CSが真っ盛りの中で無理にネタを作ってくれなくてもいいのですが、まあオフは暇なのでせっかくですから付き合ってみます。
ラミレスに複数年提示も!獲得参戦で2000安打後押し (11/3 スポーツ報知)
今季限りで巨人を退団するアレックス・ラミレス外野手(37)が2日、来季の移籍先に11球団OKの姿勢を打ち出した。
大阪・吹田市の関大で開催された学生向けの講演で、シーズン後初めて公の場に姿を見せ、興味を示す球団すべてと交渉の席につく用意があると明かした。
ロッテ、ソフトバンク、オリックスと3球団が獲得へ調査に乗り出す方針と判明。
中でもロッテが複数年契約の提示を視野に入れるなど、本格的に参戦する構えだ。
ロッテが、ラミレスの獲得に向けて本格的に調査を始めたことが分かった。
最大限の誠意を示すために、複数年契約を検討している模様だ。
チームの今オフ最大の補強ポイントは右の長距離砲で、日本通算359本塁打のスラッガーに白羽の矢を立てた。
絶大な実績と経験を誇るラミちゃんは、パ・リーグ球団では史上初の『日本一から最下位』に沈んだロッテにとって、ノドから手が出るほど欲しい存在だ。
球団幹部は「打てる外国人選手を探している」と具体名こそ挙げなかったが、「国内で活躍された選手の方が、(実力が)よく分かっている面もある」と、日本でプレーした経験を持つ利点を強調した。
ラミレスは外国人史上初の通算2000安打まで、残り150本に迫っている。
記録達成を目指すだけに、ロッテが検討している複数年契約は大きな魅力といえる。
複数球団による争奪戦に発展した場合も、ロッテは大きなアドバンテージを持つことになりそうだ。
今季のロッテは、球団史上初めて2ケタ本塁打を打った打者が0に終わった。
主砲と期待した韓国出身の金泰均が、不振でシーズン前半に帰国して退団。
代役として6月に獲得したカスティーヨも、86試合出場で5本塁打と穴を埋めきれなかった。
中村球団社長も「大きいのが打てるバッターが欲しい」と、大砲獲得を補強ポイントに挙げていた。
01年に来日してヤクルトに入団以来、今年まで11年連続で20本塁打以上をマークした破壊力。
さらに巨人の4番バッターとして培った経験が伝えられれば、伊志嶺、岡田ら伸び盛りの若手にとって貴重な財産となる。
名も無き球団幹部とやらに言われるまでもなく、打てる外国人野手の補強が必須であることは分かりきった話です。
ただそれだけでラミレス、そして複数年契約の提示までに膨らませるとはさすがとしか言いようがなく、わざわざ一面に持ってきてくれるとは頭の下がる思いです。
もちろんロッテネタには密かに精通をしているスポーツ報知ですから可能性はゼロではありませんし、ズレータや井口のサプライズもありましたのでネタとしては面白いのですが、王球団会長が実際に獲得の可能性を口にしたソフトバンクに比べれば信憑性は著しく落ちますし、そのソフトバンクが乗り出してきたら資金力に劣るロッテが勝てるわけもありません。
額面どおりに記事を信じるとしてもロッテが提示できるのは2年2億程度がせいぜいだと思われますし、それであれば他球団が黙ってはいないでしょう。
そもそもこの条件までにラミレスが降りてくるとはとても思えませんので、逆にいろいろなうがった見方をしたくもなります。
なぜここに緊縮財政まっしぐらのロッテの名前が挙がったのか、仮にラミレスがロッテに入団をすれば本人の希望はどうあれDHでの起用しか考えられません。
もしかすると球団の福浦への肩たたきの意味合いがあるのではないかと、この一面記事を見てのふと思いついた感想です。
和田虎の目玉補強は打って守れる外野手や (11/3 デイリースポーツ)
阪神が和田新監督体制1年目に向け、最大の補強ポイントである強打の外野手獲得に本腰を入れることが2日、分かった。
トレード補強が軸となりそうで、近日中に他球団戦力の本格的な獲得調査に乗り出す。
和田野球の根幹となる守備力も条件となり、中日・藤井淳志外野手(30)、横浜・吉村裕基外野手(27)、ロッテ・大松尚逸外野手(29)らが調査対象となりそうだ。
さあ補強や。
和田新政権の骨格がほぼ固まり、阪神球団が本格的な今オフ補強活動を開始する。
就任1年目からの優勝争いのために、和田新監督も現有戦力に加え『ちょっとしたスパイス』が必要と語っている。
関係者によると、球団内では和田監督元年に向けた準備として、真弓阪神時代からの補強課題は今オフ中にクリアすることで意見一致。
急務となっている長距離型の外野手補強を、メーンテーマとして取り組む構えだ。
トレード獲得を中心に、ポストシーズン終了直後から積極的に動く方向で、近日中に水面下での獲得調査を本格化させる。
有力候補となるのが中日・藤井、横浜・吉村、ロッテ・大松ら、長打力に加え守備力もある外野手だ。
藤井は今季レギュラーシーズンはわずか20試合出場にとどまったが、チーム内の他戦力との兼ね合いもあって、1軍定着が果たせなかった面がある。
吉村は08年に34本塁打をマークするなど長打力に関しては群を抜いている。
ここ2年間は不調期が長く、1桁本塁打にとどまっているが、年齢的にも来季以降の復活が十分に期待できる。
また大松も今季は好不調の波が激しく、夏場には若手の成長もあって2軍生活が続いた。
最終的に64試合出場にとどまったが、実績的にもクリーンアップを託せられる存在だ。
3選手とも、今季大きな故障はなかったが、不調などで不完全燃焼に終わっている。
また所属球団が、今オフに監督交代や、フロント陣の大幅入れ替えなどで環境が変わり、来季構想が大きく変わる可能性がある。
当然、トレード成立のためには交換要員も必要となる。
阪神側は調査対象となる選手だけでなく、相手球団の状況や、補強ポイントなども探りながら、入念な調査活動を行う方針だ。
すでに阪神はドラフト1位で伊藤隼太外野手(22)の指名に成功したが、猛虎改革のためには選手間の激しい競争をテーマに掲げている。
強打の外野手獲得に成功すれば、ポスト金本争いが、さらに激化する“スパイス”となることは間違いない。
和田政権1年目の万全発進のため、トレード補強も大きく門扉を開き、積極的に仕掛ける。
こちらは秋の風物詩とも言えるデイリーの新聞辞令ですから、ちょっとした読み物として楽しみにしています。
打って守れる野手として大松の名前が挙がるのですから、今ごろは鴨川でこの記事を読んだ大松がむせび泣いているかもしれません。
大松だけではなく藤井にしても吉村にしても今季に一軍での実績を大きく落とした選手をピックアップしているだけに、買い叩こうとしているところが明白でもあります。
そうなると相手チームの事情を探りながらとは言いながらも、ピントが外れた候補を出した第二弾もありそうです。
ロッテであれば安藤あたりを持ってくるのではないかと、せいぜいがそんなところでしょう。
そもそも阪神も金本の肩を叩きたくて仕方がないのでしょうから、それであればラミレスあたりを獲った方が現実的でしょうし、あるいはご執心だったG.G.佐藤の方がよいと思います。
何にせよこういったネタは嫌いではありませんので、ますますのデイリーの活躍に期待をします。