オリオン村(跡地)

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2011年通信簿 9 福浦和也

2011-11-09 00:41:34 | 千葉ロッテ

9 福浦和也 内野手 36歳 年俸1億円

【2011年成績】 116試合 358打数 22得点 80安打 打率.223 13二塁打 0三塁打 3本塁打 43打点 0盗塁 40四死球 72三振 得点圏打率.240

意外感のあった3年契約で悲願の2000本安打を目指してのスタートを切った2011年でしたが、しかし昨年並の出番がありながらも自己最低の低打率に喘いだことで80安打しか稼げなかったため、残り238安打を2年でクリアするにはかなり厳しくなってきました。
レギュラーとして3割近くを打てば難しい数字ではないものの、今の福浦にそれを望むのは酷でしょう。
しかしそんなことを言っても何も始まりませんので、まずは堀の1827安打を軽くクリアする来季であってくれればと思います。

昨年あたりからパワーヒッターへの衣替えを試みている福浦は今季も出足は3本塁打とパワーを見せつけたものの、6月以降はノーアーチと終わってみれば散々な一年でした。
交流戦では顔が利いたのか6月こそ.346と打ちまくりましたが、しかし7月に.195、8月に.186、9月に.194、10月に.214と悲しいぐらいの数字が並び、この成績で準レギュラーとしてスタメンに名を連ねたことこそが今季のロッテ打線の不調ぶりを象徴したと言ってもよいでしょう。
右投手に.221であったのに対して左投手には.234と右左に関係なく打ったのは福浦らしさがありましたが、しかしあまりに数字が低すぎて誤差の範囲でしかありません。
来季に37歳になることを考えれば衰えは止まらないでしょうし、重光ジュニアの生え抜き愛もありますので処遇が難しくなってきそうです。

久しぶりに26試合もの守備機会も芸術的なグラブ捌きは健在だったものの、横の動きや打球への反応が鈍くなっていたことは否めません。
手抜きにしか見えないちんたら走りからして下半身が万全でないことは明らかですから、大松の一塁挑戦もありますので福浦の主戦場は来季もDHなのでしょう。
しかし打撃が求められるDHで今季のような低打率ではいかに低反発球の影響があるとは言っても物足りなさは隠せませんし、外野からこぼれた選手や外国人選手もDHを狙ってくるでしょうから福浦が今季ぐらいの出番を得られるかどうかは極めて難しいと思われます。
そうなれば生え抜きのベテラン選手が歩んできた道、初芝や堀のように代打の切り札としての期待が高まりますが、それであれば打撃スタイルを元に戻す方が賢明です。
それが低反発球への対策にも繋がりますし、そのことで2000本安打への挑戦が断念となるのと同義ですので事なかれ主義のベンチが決断できるかどうかは微妙ですが、福浦のような立場の選手が活きるチームこそが理想ですので何とか福浦の踏ん張りに期待をしたいですし、複数年契約が足枷になるような事態にはならないことを願っています。

2007年通信簿
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2010年通信簿


【オリオン村査定】 1億円 → 1億円 (±0%) ※3年契約

 

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