11 大嶺祐太 投手 28歳 年俸3640万円
【2016年成績】 14試合 1勝3敗0S 防御率6.49 34回2/3 47被安打 1被本塁打 26与四球 2与死球 14奪三振 被打率.338
今季に期待を裏切った選手を一人挙げろと問われれば、投手では間違いなく大嶺祐です。
昨年に規定投球回数にあと僅か、今季こそ二桁勝利でノルマは背番号などとぶち上げたのが恥ずかしくなるぐらいに、少しずつ積み上げてきたものを大きく崩してしまいました。
ベンチも諦められなかったのでしょう、開幕から一ヶ月は我慢をしましたが浮上の兆しがないままに5月上旬に抹消、夏場に戻って中継ぎで起用はされましたがピリッとせずにやはり一ヶ月ほどで再びの浦和、フェニックスリーグでも投げては打たれるの繰り返しで自分を見失ったか、先行きは暗いです。
春先は好調で、まさかこんなことになるとは思ってもいませんでした。
紅白戦でも結果を残し、対外試合の初登板は4回2安打無失点、同郷の川満から教わった琉球カーブを喧伝しながらイメージとは違った打たせて取るピッチングは西本以前の完成形に近づいたのではないかと、オープン戦は無失点で終えましたからファンだけではなくベンチも相当な期待をしたはずです。
開幕2戦目を任されたのもその期待の表れだったはず、しかし5四球と制球を乱してあっさりと沈んでしまいました。
その後も立ち上がりから失点を重ねて徐々に信頼を失い、同じ失点をするなら打たれろよ、と見ている方もイライラとするその弱気のピッチングは悪かったころの大嶺祐そのもので、昨年に結果を残したことでのプレッシャー、あるいは大々的に発表をした結婚で守りに入ってしまったところもあったのかもしれません。
コーナーを狙うなどは無謀としか言いようがないのにそれでカウントを悪くする、そのあたりはバッテリーとしての問題ではあるのですが、いくらコントロールが悪いとは言っても投げた瞬間のそれは酷すぎ、抜けたボールが多いのには肩肘が万全ではなく抑えが利かないのが理由ではないかと思ったぐらいの乱調ぶりです。
中継ぎで投げた8試合も抑えた試合はそれなりにありながらも四球が多いことで印象は悪く、34回2/3で28与四死球では見切られたのも当然でしょう。
ここからどう持ち直していくのか、フェニックスリーグでもその傾向は変わらなかったようですから、根が深そうな不安があります。
春季キャンプは地元の石垣島ですのでさすがに一軍スタートでしょうが、もしそこから外れるようであれば相当に事態は深刻なわけで、唐川が参加をする秋季キャンプに欠席なのは故障以外に理由は考えづらいことからしても試練の2017年、嫁さんに見限られないよう威厳のあるピッチングの復活を願いたいです。
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【オリオン村査定】 3640万円 → 3000万円 (▼18%)