オリオン村(跡地)

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2016年通信簿 17 ヤマイコ・ナバーロ

2016-11-17 00:17:04 | 千葉ロッテ

 

17 ヤマイコ・ナバーロ 内野手 29歳 年俸1億4400万円

【2016年成績】 82試合 268打数 38得点 62安打 打率.217 6二塁打 1三塁打 10本塁打 44打点 0盗塁 50四死球 64三振 得点圏打率.318

KBOでの.287、48発は日韓のレベル差とリーグの極端な打高投低に差し引いて考えるべきではあったものの、しかしここまで打てないとは思ってもいませんでした。
大砲不足のチーム事情からして分からないでもないですが、2割そこそこのナバーロや中村をこれだけ使うのであれば大嶺翔や高濱でもさして変わらなかったようにも思います。
2年間で47盗塁はどこにいったのか、と不思議になるぐらいに走りませんでしたし、一義的には本人の問題ですが、ベンチの使い方にも疑問がないわけではありません。
それでも残留、解雇と情報は錯綜していますが大幅減俸を飲んで3人目の外国人野手として残すのであればありかなと、まだ未練のあるヒゲ魔神です。

やや遅れて春季キャンプの第二クールから合流もいきなりフリー打撃でバックスクリーン3連発は160メートル級の大飛球、オープン戦初戦では場外弾、続く練習試合ではバックスクリーン直撃弾と2試合連続アーチにようやく貧打解消なるかと狂喜したロッテファンは自分だけではなかったでしょう。
しかし石垣島から沖縄本島に移動をした際に、那覇空港でバッグから銃弾が見つかっての銃刀法違反による現行犯逮捕となったのがけちのつき始めでした。
これで罰金50万円、3月の対外試合出場禁止、一二軍ともそれぞれの開幕から4週間の出場停止は同じく銃刀法違反で逮捕をされたネルソンの3ヶ月の出場停止に比べれば軽い処罰ではあったものの、開幕に向けてNPBの野球を体で覚えなければならない時期の離脱が及ぼした影響は計り知れません。
それでも待ち望んだデビュー戦は2点タイムリーを放ちお立ち台、そこから8試合連続安打に前評判どおりの選球眼で7四球を選ぶなどして順調なスタートはしかし長続きをせず、15試合目にようやく来日初アーチもあっという間に打率は急降下、6月に7本塁打と持ち直したように思えたもののあだ花でしかありませんでした。
期待をされたホームランは7月上旬を最後にハードヒッティングすらできないナバーロを、よくあそこまで我慢をしたものです。
これがNPBの恐ろしさなのでしょう、なぜあそこまで内を怖がるのかが理解不能なのですが、そこを弱点と見れば執拗に攻められてナーバスになったナバーロは春季キャンプでは右を意識して外へ逃げていくボールに対処できるのではないかと期待をさせたバッティングも影を潜めて、要は自分を見失った感があります。
緩急にもついていけずに呆然と見送り、目も虚ろ、指導をする堀コーチと口論になるなど心配をされていた素行にも問題が出始めて、再びに上向くことはありませんでした。
6月に数字を残せたのはデータ不足からかセントラルが内を攻めなかったのが理由と思われ、とにかく内を克服できなければNPBでやっていくのは無理でしょう。
それでも未練があるのはその内を打てるようになればコースに逆らわないバッティングはできるナバーロですから本来の広角打法が活きてくるはずとの期待があるからで、守備でも捕ってからすぐに投げない、など雑なプレーはありましたが、クルーズほどではなくても体幹の強さを見せつけるグラブ捌き、とにかくフライを捕りたがる積極性があり、盗塁こそしませんでしたが走るときは激走と言えるほどの全力プレーをしますので、つまりはやる気、気分屋なところをどう操るかではないかと思っています。
ただ残念なことにそれを指導できるベンチではないような、二軍に降格をしてからもプレーぶりに変化はありませんでしたから、やはり見切りをつけるべきなのかもしれません。
他球団で活躍をされてロッテの拙さを目にするのはイヤなので、KBOからオファーがあるようですし、そちらでまた頑張ってください。


【オリオン村査定】 1億4400万円 → 5200万円 (▼64%)


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