オリオン村(跡地)

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2013年通信簿 17 成瀬善久

2013-11-19 01:50:26 | 千葉ロッテ

17 成瀬善久 投手 28歳 年俸1億6000万円

【2013年成績】 14試合 6勝4敗0S 防御率3.00 87回 81被安打 13被本塁打 25与四球 2与死球 51奪三振 被打率.245

ついに躓いてしまった成瀬です。
規定投球回に達しなかったのは一軍デビューをした2006年以来ですし、勝ち星もその2006年に次ぐ少なさです。
打線が攝津を攻略した試合に大炎上をして伊東監督の怒りを買い、「練習方法は任せていたが、走っているのを見たことがない」とまで言われて屈辱の二軍落ちとなり、そこから大相撲の休場のように下半身や肩肘の故障が続いてシーズンの大半を浦和で過ごす羽目となりました。
入団をしてすぐに左肘だかを手術してからは故障らしい故障もなく馬車馬のように投げてきた成瀬ですので、ここにきて一気に疲労が出た感もあります。
最後の最後に一軍に復帰はしたもののストレートが120キロ台なんてのもありましたから前途多難で、とにかく無事に復調をしてくれることを願うばかりです。

あるいはこれも外様効果なのかもしれません。
成瀬に対してそこまで怒れるのはOBでは難しかったかもしれず、清田と同じく絞りすぎにも見えるぐらいに顔つきが変わった成瀬にはかなり好印象です。
ただそれが結果に結びついていないのが痛いところで、軽すぎる体に動きがついていけないと言いますか慣れていないと言いますか、そういったところもあるのでしょう。
秋季キャンプでブルペンに入ったかどうかは分かりませんが、見る側が焦らずにいることが大切なようにも思います。
いろいろと仲が噂をされている涌井の加入が明日にも決まるかもしれませんし、それが成瀬にとってプラスになるのかマイナスになるのか、早ければ来季のオールスター前にも国内FA権の取得がなる成瀬がどういった動きを見せるのかに注目が集まるでしょうから、いろいろと思惑が飛び交う2014年になりそうです。

その成瀬の肝心のピッチングは低反発球が飛ぶボール化をしたこともあるのでしょうが、一昨年に落ち着きかけた被本塁打が昨年、そして今年とまた増えています。
コントロールもかなり緩めで抜けたボールを痛打されるシーンもままありましたし、経年劣化の懸念があります。
ここまできて慣れられた、というのもないでしょうが、腰回りに肉がついたせいかややのけ反るようなフォームになっているのも気になりますし、そのあたりが減量でどう変わってくるのか、自分のイメージとは違うであろう体つきとのギャップがフォームの崩れ、肩肘への負担といった最悪のシナリオだけは避けなければなりません。
方向性としては間違っていない体重減ですのでそれを上手くコントロールをしてくれればと、このチャンスを逃さずにじっくりと立て直しを願います。

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