川満が守備練習中にボールに噛まれて左手小指を骨折してしまいました。
どういったシーンでのアクシデントかはよく分からないのですが、機関紙の報道では直撃とのことですので捕球の際のイレギュラーバウンドではなく他の選手への打球が逸れてのものなのかもしれず、いずれにせよ秋季キャンプからの離脱はその折れた小指とともにファンの心にもショックを与える痛事です。
フェニックスリーグでの好投といった話もありましたし、「今回の秋季キャンプで一番目に付いた投手」とのコメントが伊東ゆかりならぬ伊東勤の嘆きを感じさせます。
まだ一軍での登板のない選手だからか公式サイトではその骨折も、今日の精密検査の結果も掲示をされていませんが、とにかく軽症であることを願ってやみません。
ロッテ、前カージナルス3Aのハフマンらテストへ (11/11 サンケイスポーツ)
ロッテは10日、千葉・鴨川市での秋季キャンプに、12日からチャッド・ハフマン内野手(28)=前カージナルス3Aメンフィス、右投げ右打ち=とマイク・ローリー投手(27)=前台湾ラミゴ、右投げ右打ち、13日からジョニー・セリツ外野手(27)=前BCリーグ福井、右投げ右打ち=がテスト生として参加すると発表した。
悪いことは続くものです。
外国人選手をテストをして獲ること自体は悪いとは思いませんし、むしろそうあるべきだとは思うのですが、その顔ぶれがちょっと軽いような気がします。
ハフマンはメジャー経験は2010年に9試合、18打数3安打の.167でノーアーチが唯一ですし、今季は3Aで108試合に.282の13本塁打と大砲タイプではなさそうで、しかも内野手とありますが守れるのは一塁ぐらいでどうやら本職は外野のようですからちょっとぐっときません。
またローリーは写真を見る限りではマクローリーの再テストでないことは確かなようですが、これまでは主戦場が独立リーグで今季は台湾Lamigoで11勝12敗で防御率が3.47と微妙な成績ですし、193センチの長身が気にはなるものの以前に楽天のテストを不合格となったという過去がどうしても引っ掛かります。
そしてセリツ、と言うよりはセリスなのでしょうが、こちらもメジャー経験が無くここ数年は神戸、富山、そして福井と地方リーグを渡り歩いており、今季は7月下旬に福井に加入をして28試合で99打数33安打の.333で2本塁打はリーグのレベルを考えればどうなのかと、しかも記事には右打ちとありますが思いっきりに左打ちです。
外野手の頭数が足りていないという現状からしても外国人選手で補強をするポジションとは思えませんので、お安い選手を二軍で鍛えるという目的であればウエルカムなのですが、もし一軍の助っ人として考えてのことであれば結局は落ち着くところに落ち着いてしまったのかなという感じがしないでもありません。
ドラフト会議での大学生、社会人選手の大量指名、チーム最高年俸になるであろう涌井獲得への積極的な発言、50万ドルは下らないと思われるクルーズの獲得調査、そしてプチ盤振る舞いとも思える今江の2年4億の残留交渉と、ロッテファンを舞い上がらせていた金満な動きが一気にしぼむ前兆でないことを切に願います。
5万ドルから10万ドル程度でそれこそ育成枠としての獲得で、遂にロッテもそこまで手を広げるのかと、そういった続報になると信じて見守りたいと思います。