1 清田育宏 外野手 27歳 年俸3000万円
【2013年成績】 68試合 184打数 23得点 47安打 打率.255 9二塁打 2三塁打 3本塁打 18打点 3盗塁 31四死球 51三振 得点圏打率.227
今季は4年目で大きく飛躍をすることが期待をされたシーズンでしたが、終わってみればキャリアローな一年となってしまいました。
チームとして大事な夏場以降に一軍から外されてしまったのはもちろんつまらないミスなどの理由はあったのでしょうが、それでも同じようなミスを繰り返していた他の選手に比べれば伊東監督の清田に対する措置が厳しすぎるような気がしたのが正直なところで、もしかしたら相性が悪くて干されているのかと思ったぐらいです。
その浦和では調子の波はありながらも.314の10本塁打で、地元出身だけに一番にトレードから遠い選手だと思っていた清田が実はその一番手になるのではないかとの不安な三ヶ月間でしたが、最後の最後に一軍に戻してもらえましたのでギリギリにセーフといったところでしょう。
とにかく清田にはこの屈辱とも言える今季をバネにして来季には倍返しをしてもらいたく、レギュラーを最低限の目標として頑張ってもらいたいです。
もう少し絞るべきだ、とは昨年の指摘でしたが、それは絞りすぎではないかとすら思えた清田の体つきには驚かされました。
それだけ今季に賭ける気持ちがあったのでしょうから、その節制には拍手を送りたいです。
出足には躓いたものの5月には月間打率が3割を超えましたし、五番を任される試合もありましたので、やってくれるとの思いが高まったのは当然の流れです。
しかし集中力を欠いたようなプレーが少なくないのもまた現実で、伊東監督も期待をしているからこそそのミスが癇に障ったのかもしれません。
思い切りがよいようにも見えて実のところは中途半端なスイングも目立ちましたし、今江や上野の向こうを張るだけの笑顔を見せながらも気持ちがなかなか前面に出てこないのが歯がゆく、ベンチでは井口とべったりでマネージメントもその井口と同じところで展開をするなどすっかりと井口派なところからして、そのスタイルまで真似てしまっているかのようです。
井口から学ぶべきはその練習に対する真摯な姿勢とプレーに対する集中力で、チームリーダーとしての立ち振る舞いまでは真似て欲しくはありません。
俺の背中を見てついてこい、となるにはまだまだ清田には早いですから、前に出るプレーをお願いしたいです。
長距離砲ではありませんが芯に当たったときのパワーはチーム屈指ですし、是非ともクリーンアップを担える存在になって欲しい清田です。
そもそもが脚力があるところに体重も軽くなったことで足も使えるはずですし、浦和では7盗塁とその片鱗は見せています。
守備でも前方向、特にファールグラウンドに強みを見せるなど欠点の少ない清田ですから、来季は確実にレギュラー獲りを達成してもらいましょう。
叱って伸びる子ではなく誉めて伸ばす子、だと思いますので、そのあたりも含めて伊東監督には一人前に育ててくれることを切に願います。
【オリオン村査定】 3000万円 → 2850万円(▼5%)