17 成瀬善久 投手 23歳 年俸7000万円
【2008年成績】 22試合 8勝6敗0S 防御率3.23 150回2/3 126被安打 12被本塁打 35与四球 3与死球 119奪三振 被打率.224
昨年と同等の活躍は無理だとは思っていましたが、まさか8勝に終わるとも思っていませんでした。
北京五輪の予選で自らを見失った結果の不調、私はそう考えています。
キャンプの時から「スピードを目指す」との成瀬の発言に対し、2006年に同様の目標を立てて失速した渡辺俊の轍を踏むことになるのでやめるべきだと警鐘を鳴らしてきました。
残念ながらまさにその通りの結果となり、持ち味である見えづらいフォームとボールの回転を活かせなかった成瀬の不振は、成るべくして成ったとしか言いようがありません。
北京五輪の予選で藤川とキャッチボールをした際に、その藤川のボールの回転が素晴らしいので学びたいとのコメントを残していました。
それがいつの間にかスピードを速めたいとの話しにすり替わり、確かに多少はスピードを増しました。
しかしその代償として精緻なコントロールを失い、昨年から1.5倍にもなった四球率で無駄な失点を増やしたこと、これが成瀬を苦しめました。
被打率については昨年とさほど変わらずにチームトップであったのに勝ち星が伸びなかったこと、これは四球で出した無駄な走者をここ一番で返してしまったことによります。
全体としては防御率もチームトップで打たれているわけではないにもかかわらず、どうも打たれている印象が強いのは、この無駄な四球と勝負弱さが影響しているのだと思います。
勝負弱さについては昨年に比べてボールの回転が悪くなったのかストレートで空振りが取れなくなったこと、昨年はピンチの場面でもストレートで三振を奪えていましたので、このことと無縁ではないでしょう。
それでも8勝と北京五輪が無ければ10勝も狙えるぐらいの成績は残しましたし、その北京五輪で見えづらいフォームを取り戻すことの大切さに気がついたようですから、北京五輪後も目立った結果は出なかったものの、来季に期待してもよいと思います。
何だかかんだ言ってもリーグ7位の防御率で、勝負弱さはあったでしょうが打線とのかみ合わせが悪かっただけで、2年目のジンクスにはまったとは言えないでしょう。
もちろん昨年との落差は激しかったですし、エースとして期待するところも大きかったのは確かですが、23歳の投手としては頑張ってくれたと思います。
来年以降に失速する兆しもありませんし、充分にローテーションの軸として期待できる存在だと考えます。
来季は最低でも12勝を目指して欲しいと思います。
この秋季キャンプではまず体重のコントロールをすること、今年の不振の原因の1つとして挙げられる太り気味の解消を心がけることが求められます。
そして春季キャンプでは見えづらいフォームを取り戻すための調整とボールの回転を整え、オープン戦での実戦で最終調整をしてくれれば、怪我でもしない限りは期待通りの結果を残せるのではないかと思います。
そのためにはWBCには選ばれないこと、普通に考えれば昨年の成績で選ばれるとは思いませんが、チームのためには選ばれないことを願うばかりで、万が一にでも選ばれて自分を取り戻すための大事な時期にチームを離れるようなことになれば、来季の成瀬には期待しない方が精神衛生上はよいかもしれません。
そういう意味では来季のロッテの鍵を握るのはWBCに成瀬が選ばれるかどうか、そこにかかっているとも思いますので、WBCの監督にバレンタイン監督が就任した場合に自らの首を締めるような選択をしないことを願っています。
【オリオン村査定】 7000万円 → 7000万円 (±0%)
スピードを求める気持ちはわかります。
が、球速以上に速く感じる球を投げらるのが成瀬の特徴ではあると思うので、今年はただ球が速くなっただけ、という印象を受けました。
藤川のストレートを見ていろいろ学びたい気持ちもわかりますが、藤川には藤川なりの投球スタイルがある訳で成瀬にも、もちろん成瀬なりの投球スタイルがあるハズです。それは他の投手にも言える事ではあると思いますが。
成瀬のイメージは(あくまで自分の考えです)他人に流されないタイプだと思っているので、まずは自分がどういうタイプの投手なのか考え直した上で1度リセットしてほしいと思います
去年ほどとは期待してませんでしたがなんだか少し期待を裏切られた感じがします。これはおそらくオリオンさんの仰るように四球が多かったからですね。その四球が増える原因となった速さを求めることは来年以降はやめてもらわないと困りますね。球の回転が減ったのか、去年のように高めのつり球のストレートで空振りがとれなくなってたようにも見えました。
WBC、できれば西岡とサトだけで勘弁してほしいです。
前半は、なぜか四球と連打でいつのまにか得点されているといった繰り返しの印象が強いです。
北京本戦での好内容から後半戦によく復活してくれたと来年を期待できる終わり方をしてくれたのは良かったと思います。
但し今年マウンド上で見せた不安げな表情や連続四球など反省すべき点が垣間見えたので、今後ロッテのエースとして君臨する為には飄々とした投球で抑えるといった内容にしてもらいたいと考えています。
ジョニー、なおゆきと気迫派のエースとは違ったエース像をにゃーには期待しています。
WBCには成瀬は出ないでほしい。剛はここに来年のピークを持っていってしまい、後半欠場なんてならなければ良いのですが・・・
希望からすると、ロッテからは俊介のみの選出を願っています。
ここ数日の記事から、成瀬投手の査定に期待していたのですが、なるほど、勉強になりました。
昨年の活躍が印象的であるが故に、今年は残念な感じがしましたが、是非、成瀬投手にも「自分らしさ」を追求して、勝ち星を伸ばして欲しいものだと期待するばかりです。
2年続けて好成績を残すのが如何に大変かということが本人もよく分かったと思います。気になったのは四死球の数と球数の多さですね。
制球が悪いというよりも空振りが取りきれず、粘られて四球。2-3投球が多くて結果抑えてもリズムの悪く、援護が貰えない、球数も増えますので長いイニングも投げれず、まさに悪循環でした。
まずは体を絞って、体のキレとボールのキレを取り戻して、来季復活してほしいと思います。
リセット、いい言葉ですね。
まさに成瀬にはリセットしてもらいたい、昨年の成瀬に戻って欲しいと思います。
道を踏み誤りそうなときに指導するのがコーチの役目、まさに井上コーチの無能さが表れたと思いますので、北京五輪で元のフォームに戻そうとしたときに指導したらしい大野コーチを招聘して欲しいです。
>けとるさん
いや、私は逆にバレンタイン監督はロッテから大勢を引き連れていくと思います。
ただ今回は例の検討会議なる組織体が中心となって選手選考するようですし、チーム毎の人数制限もできそうですから、西岡と里崎、あとは渡辺俊がせいぜいだと予想します。
>takaさん
悪くなったコントロールと、取れなくなった空振り、この2点に尽きますね。
逆に言えばこの2点を取り戻せれば昨年の好調ぶりが戻ってくるわけですから、もう一度自分自身を見つめ直して欲しいと思います。
>なしもぎさん
確かに首を傾げるシーンの多い今年の成瀬でした。
あれは私は嫌いなのですが、どうしても自分に納得がいかないとああいった仕草になるのでしょう。
そうなってくると挙動の一つ一つが自信なさげに見えてくるもので、これは相手に自信を持たせることにもなります。
成瀬に限ったことではありませんが、投手はとにかく自信たっぷりの素振りを見せること、これが大事だと考えます。
>tenjin95さん
査定については迷ったのですが、現状維持としました。
期待値より成績が悪かったので多少のダウンも考えましたが、8勝と防御率7位ということで思いとどまりました。
おそらくは本番でもそんな感じになるのではと予想します。
>富山マリンさん
それでも前半戦に好投しているときに打線とかみ合っていれば、もうちょっと成績は良かったかもしれません。
ただフォームの矯正が必要なことに気がついたことは来季以降にはプラスですから、彼にとっては必要な回り道だったと思いたいです。
http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20081027-423161.html
西岡は確実、あとは前大会出場の経験を買って渡辺俊。今季のロッテを見る限り、選出されるのはそんなところですかね。
でも、成瀬も何となく選ばれてしまうような気がします…
WBCの監督は原で決まりのようですから、成瀬には声をかけないような、何となくそんな気がします。