オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

軽い補強よ重くなれ

2013-11-21 22:04:07 | 千葉ロッテ

昨今のスポーツ紙を賑わせている涌井に比べればあまりに軽い、そんな補強が発表をされました。
秋季キャンプでの入団テストに参加をしていたハフマン、金森、岸で、しかし本人たちはその軽さを少しでも重くできるよう頑張ってくれると思います。
またどこか尻がこそばゆく他人事のようにも思える金満チックな涌井との交渉よりも、実のところはこちらの方が親近感があったりもします。
とにもかくにも来季にロッテのユニフォームを着てプレーをしてくれる選手たちですので、そのハングリー精神に期待をしましょう。

ロッテ 前カージナルス3Aのハフマンが入団テスト合格 (11/21 サンケイスポーツ)

ロッテは21日、千葉・鴨川秋季キャンプに参加していたチャッド・ハフマン内野手(カージナルス3Aメンフィス)が合格。
元日本ハムの金森敬之投手(四国IL愛媛)、岸敬祐投手(巨人)を育成選手として獲得すると発表した。
元西武の岩崎哲也投手(四国IL愛媛)、マイク・ローリー投手(台湾ラミゴ)、ジョニー・セリツ外野手(BCリーグ福井)の獲得は見送られた。

ハフマンは内野手とありますが本職は外野手のようですし、その外野手の頭数が足りない浦和からのスタートになると思われます。
そこで結果を出せればサブロー、G.G.佐藤への挑戦状を手にできるのではないかと、守ることのできる右のDHとして存在感をアピールするしかありません。
今後の外国人選手の補強がどうなるかにもよりますが、一軍枠はグライシンガー、ロサ、ブラゼルまでは埋まっていますので、ここに入り込むには相当な数字が求められます。
活躍をすれば人気が出そうな顔つきですし、その和訳をされたコメントを見る限りでは謙虚でひたむきさもあるようですから、ちょっと注目をしてみます。

金森と岸は育成枠選手としての契約で、こういった形での育成枠の利用はロッテではあまりありませんから、それはそれでいいことだと思います。
実際のところはこのまま支配下選手登録の枠が埋まらなかったときのための保険ではないかと思ったりもしていますし、トライアウトや入団テストでの結果を見る限りではなぜに合格をしたのかが分からず、そのテストの意義すら疑わしくもなってきますが、両投手にとってはそれでもチャンスをもらえたことで気持ちも新たにやっていってもらいたいです。
本音を言えばこのクラスの投手を実戦で投げさせるぐらいであれば他の浦和組に登板機会を与えたいのですが、こういった触媒もチームには必要でしょう。
もちろん金森にしても岸にしてもそんな触媒で終わる気はさらさら無いでしょうから、お互いに高め合ってのレベルアップを願います。

 

コメント (12)

2013年通信簿 19 唐川侑己

2013-11-21 01:24:50 | 千葉ロッテ

19 唐川侑己 投手 24歳 年俸5450万円

【2013年成績】 27試合 9勝11敗0S 防御率4.18 168回 185被安打 12被本塁打 46与四球 3与死球 80奪三振 被打率.282

一度に多くを望んではいけないのかもしれません。
今季の唐川に一番に望んだのは故障をせずにシーズンを乗り切ることでしたので、それがブービーメーカーな4点台の防御率であっても、そもそもリーグで規定投球回数に達したのは僅かに12人、チームでは唯一の唐川ですから立派にローテーションの柱として頑張ってくれたと、そう評価をすべきなのでしょう。
そうなれば次に目指すは2桁勝利はもちろんのこと、最多勝争いに絡んでくる唐川です。
今季に自主トレを一緒にやった涌井がチームメイトになることはほぼ確実な流れですので地元出身の両雄でチームを引っ張るような、そんな来季に期待をします。

そうは言いながらも、かなり寂しい今季の唐川でした。
そのピッチングスタイルと同様にのらりくらりとシーズンを乗り切った形で、メリハリのようなものを感じられなかったのが一番の寂しさです。
持ち前の鉄面皮で淡々と投げる姿は好みではあるのですが、相変わらずに若さを感じられないまったりとしたピッチングで、残念ながらそこに安心感はありません。
その与四球の数からも分かるとおりコントロールに苦しむというらしくない一年で、全体的にボールが高い傾向がもう一つ乗り切れなかった理由でしょう。
交流戦明けぐらいにKOをされた試合で伊東監督が「勝つ気があるのか」「あの真っ直ぐで抑えられるわけがない」と激怒をしたことに、「あんなに怒られたのは高校のとき以来」との唐川が、いかにこれまでホープとして甘やかされていたかが図らずも分かってしまいました。
これはある意味で唐川にとって転機となるシーズンになるかもしれず、「見返してやる」との気持ちがCSでのピッチングに繋がったのであれば伊東監督も怒った甲斐があったでしょう。
その唐川にとって「投げ方や投球スタイルが自分の中での理想」な涌井は、あれでいて走り込みに熱心とも聞いていますから、それもプラスになるような気がします。
来季は翔破はもちろんのこと数字を伴った完走を目指して、ミリオンダラーズに仲間入りができるような活躍を期待します。

2008年通信簿
2009年通信簿
2010年通信簿
2011年通信簿
2012年通信簿


【オリオン村査定】 5450万円 → 7500万円 (△38%)

 

コメント (26)