オリオン村(跡地)

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2013年通信簿 28 松永昂大

2013-11-29 00:34:50 | 千葉ロッテ

28 松永昂大 投手 25歳 年俸1500万円

【2013年成績】 58試合 4勝1敗1S 防御率2.11 76回2/3 68被安打 4被本塁打 27与四球 3与死球 65奪三振 被打率.237

ドラフト1巡目で入団をした投手がその期待どおりの活躍をする、そんな当たり前のようで当たり前でないことを松永がやってくれました。
ロッテでは2005年の久保以来ではないかと、しかもアマチュア球界では名刺代わりのMAX151キロが溜息とならないようなスピードを見せてくれましたので万々歳です。
大学経由の社会人出身で25歳と経験も積んでいることもあってかしっかりと自分を持っていることも心強く、大学では後輩、プロでは先輩の益田とのKUIS旋風を来季もお願いします。

松永と言えばふてぶてしさ、これに尽きます。
新入団選手発表会で先発希望を口にした松永ですので、先発不足でお鉢が回ってきたときに普通であれば「嬉しい、頑張る」と言うであろうところを、「(中継ぎをずっとやってきた)今からでは調整が難しいので、できればやりたくない」と言い放つところなどは思わず拍手を送りたい気分で、流れや雰囲気に飲み込まれない芯の強さを感じさせる一コマでした。
ピッチングでもそのふてぶてしさが全快で、走者を溜めてからも顔色一つ変えずに淡々と抑える姿はロッテでは異質すぎる存在です。
もちろんピシャリと抑えてくれるのに越したことはありませんが、こういった修羅場を乗り越えるだけの胆力は貴重な財産でしょう。
ややコントロールがばらけ気味ですが、伸びのあるストレートにキレキレのスライダー、そしてふてぶて王子の称号があれば来季も躓くことなく乗り切れるのではないかと思います。

心配材料はやはり登板過多で、先発転向がなければ昨年に益田が更新をしたルーキー最多登板を塗り替える勢いでした。
入団前に会社の不祥事でブランクがあったところで一気にギアチェンジが入ったようなものですから、このオフはゆっくりと肩肘を中心に休めてもらいたいです。
希望を言えば益田とともに来季にも先発に回したいところですがチーム事情が許しそうにもありませんし、またシーズンを通して先発としてやっていくにはもう一つでも勝負ができる変化球の習得が求められますので、来季はその先発への準備期間も兼ねて二年目のジンクスに挑んでくれればと、そしてまた顔色一つ変えずに克服をしてくれると信じています。


【オリオン村査定】 1500万円 → 3500万円 (△133%)

 

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