オリオン村(跡地)

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2013年通信簿 4 荻野貴司

2013-11-05 00:33:32 | 千葉ロッテ

4 荻野貴司 外野手 28歳 年俸2150万円

【2013年成績】 102試合 335打数 52得点 92安打 打率.275 14二塁打 3三塁打 4本塁打 28打点 26盗塁 41四死球 26三振 得点圏打率.280

やっとここまできた、そんな荻野貴の4年目のシーズンでした。
初めて出場試合数が100試合を超えましたし、最後の最後で足の故障での離脱、そしてCSでの不在は本人にとってもチームにとっても痛すぎるアクシデントではありましたが、それでも打率を除けばほぼ全ての項目で自己ベストな数字を残しましたので頑張ってくれたと思います。
ただそれでもルーキーイヤーの春先の輝きを思えばまだまだこれぐらいで満足をしてもらっては困りますので、この今季をホップとして来季はステップとなるような活躍を期待します。

やはり荻野貴と言えば快足ぶりがアピールポイントで、自己最多の26盗塁はチームトップ、リーグ4位ですのでその実力ぶりを見せつけました。
失敗は僅かに3とその成功率は89.6%ですので凄いとしか言いようがありませんし、プロ通算でも88企画に対して成功が78ですので88.6%と驚くべき数字です。
おそらくは来季に到達をするであろう通算100盗塁の際には、歴代の成功率でトップクラスであるとの報道がされることでしょう。
それだけに出塁率が.351もあるところでの29企画が物足りなく、あるいはまだ心理的な膝への不安が本人にもベンチにもあっての控えめな企画数なのかもしれませんが、その倍ぐらいはあってこそ相手バッテリーに与えるプレッシャーが高まりますので、多少は成功率が落ちても果敢なチャレンジを来季には期待をしたいです。
盗塁だけではなく荻野貴でなければホームインできなかったであろう神足ぶりも身震いをするような素晴らしさでしたので、スピードスターの真の復活を楽しみにしています。

打撃はその持ち味をもう一つ活かしきれなかったかな、というのが正直なところです。
その脚力と根元を上回る出塁率、長打率を考えればトップバッターとして君臨をして欲しかったのですが、一番では僅かに30試合、二番でも24試合でしかありませんでした。
一軍での出場が5月になってからでしたので既に根元が結果を残していたという事情があったにせよ、荻野貴を六番、七番ではもったいないと言いますか、もし早打ちで粘れるタイプではないことをマイナス材料としてベンチが考えているのであれば荻野貴も変わっていかなければなりません。
守備でも横への動きがあまりにぎこちなく打球への反応に遅れるようなところもあり、岡田はともかくとしても守備固めで伊志嶺に代わられるようではマズすぎます。
そのバッティングからして動体視力への不安はないとは思いますが、走だけではなく打でも守でももっと輝けるはずですので頑張ってもらいたいです。

2010年通信簿
2011年通信簿
2012年通信簿


【オリオン村査定】 2150万円 → 3300万円(△53%)

 

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