電脳筆写『 心超臨界 』

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( バーナード・ショー )

不都合な真実 《 根拠なき「男系男子排除」――阿比留瑠比 》

2024-05-17 | 05-真相・背景・経緯
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小泉純一郎内閣当時の有識者会議は平成17年、旧皇族の皇室復帰について明確な根拠もなく「国民の理解が得られない」と排除する報告書を出していた。つい数年前まで、旧宮家子孫の皇族復帰について「グロテスク」とまで言い放つ政府高官がいたことを思うと、隔世の感がある。17年前の有識者会議の報告書の旧宮家「排除の論理」は、一読してごまかしが目立つ。


◆根拠なき「男系男子排除」――阿比留瑠比・論説委員兼政治部編集委員
(「阿比留瑠比の極言御免」産経新聞 R04.01.13 )

岸田文雄首相が12日、国会に提出した安定的な皇位継承に関する報告書は「皇族数確保が喫緊の課題」だと指摘し、女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持する案と同時に、皇族の養子縁組を可能とし、皇統に属する男系男子を皇族とする案を提示している。ようやくここまで来たと感慨深い。

皇室弱体化を狙った連合国軍総司令部(GHQ)の意向で、終戦後2年以上がたつ昭和22年10月に皇籍離脱するまで、旧宮家の男系男子がもともと正当な皇位継承資格者だったことを考えると当然の話ではある。

〈 17年前の報告書 〉

とはいえ小泉純一郎内閣当時の有識者会議は平成17年、旧皇族の皇室復帰について明確な根拠もなく「国民の理解が得られない」と排除する報告書を出していた。つい数年前まで、旧宮家子孫の皇族復帰について「グロテスク」とまで言い放つ政府高官がいたことを思うと、隔世の感がある。17年前の有識者会議の報告書の旧宮家「排除の論理」は、一読してごまかしが目立つこのような内容だった。

「旧皇族は、すでに60年近く一般国民として過ごしている」

「天皇陛下(現上皇陛下)との共通の祖先は、約600年前の室町時代までさかのぼる遠い血筋の方々である」

ほころび、破綻した主張である。この報告書は、女性皇族の配偶者にも皇族の身分を与えるよう求めたが、彼らはずっと一般国民だったのではないか。そっちはなぜよくて、より正統な皇統に属する男子はだめなのか理屈が合わない。

また、旧宮家のうち竹田、北白川、朝香、東久邇の4宮家には明治天皇の皇女が嫁いでおり、母方の系統(女系)とはいえ、血縁関係は近い。これも当たり前だが、親類としてなじみ深い間柄でもある。

皇籍離脱後、宮内府次長だった加藤進氏は旧皇族方にこう要請もしていた。

「万が一にも皇位を継ぐべきときが来るかもしれないとのご自覚の下で身をお慎みになっていただきたい」

また、17年前の報告書が「男系継承は極めて困難とする論拠に挙げたのが、日本社会の出生率の低下だった。これを記者説明の場で聞いて、他社の記者と「デタラメだな」と顔を見合わせたのを覚えている。

経済的背景や住宅事情などが子供の数に影響することの多い一般家庭と、皇族を同列に並べられるのか。国民全体の出生率と、ごく限られた人数の皇族のそれを統計的に一緒くたにできるはずもない。

〈 国民理解得られる 〉

当時は、まだ秋篠宮家に悠仁さまが生まれていなかったこともあって、強引で無理のある見解が押し通されそうになったのだった。

国民の理解に関しても、今月実施されたNHKの世論調査では、旧皇族の男系男子を養子に迎える案について「賛成」が41%と、「反対」の37%を上回っていた。

菅義偉前内閣で行われた専門家ら21人のヒアリングでも、少なく見積もっても11人が旧宮家の復帰に前向きだった。国民の理解は十分に得らえるだろう。

かなり以前だが、宮内庁職員からこんなことを言われたことがある。

「天皇陛下をはじめ皇族方は、相談相手も少なく孤独だ。もっと親しく近い関係の人が周囲にいればいいのだが」

皇族の親族らで構成する菊栄親睦会などで定期的な会合を持ち、交流のある旧皇族方が一部でも皇籍に復帰したら、そうした孤独も少しは解消されないかと期待している。
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