電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■緊急拡散『2024年8月発表:トランプ前大統領「米国を再び偉大にするための核心的公約20」』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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昨年(2005年)開かれた国際文化フォーラムの基調講演で、片倉もとこさんは、文化のボーダーレス化について次のように語りました。
●多彩で複雑な文化を個人が選べるようになったのはボーダーレス化が進み、大移動時代になったから。人が移動すると、文化はもちろん、技術、金融、思想などさまざまなものが移動する。
●日本でも今、20組に1組は国際結婚。異文化の受容に抵抗が薄れ、生活様式も価値観も領域性も揺らいでいるのだ。
音楽に国境はないと言います。その言葉通り、伝統の音楽が別の文化圏の人に伝承されることが起こりました。日本人が筝(こと)を知らず、オーストラリア人のスティーブ・ネルソンさんに良さを教えてもらう、これが文化大移動時代の現代です。ネルソンさんは「なぜ日本人は日本のよいものを知ろうとしないのか」「大事にしないのか」と怒っています。
◆なぜ日本人は日本のよいものを知ろうとしないのか――スティーブ・ネルソンさん
『学校のほかにも先生はいる』
( 永六輔 祥伝社黄金文庫、p17 )
スティーブ・ネルソンさんという地方(ぢかた)さんがいます。
オーストラリアの人です。日本に来て20年、ラジオで話してもらうと誰が聞いても日本人と思うくらい、きれいな品のある日本語を話します。
それもそのはず、雅楽(ががく)や声明(しょうみょう)の美しさに惹(ひ)かれて研究しに来日した専門家です。はじめ鉦(しょう)と篳篥(ひちりき)を勉強しましたが、日本にきて下宿した家のお兄さんが筝(こと)を習っていたのがきっかけで、筝に惹かれたそうです。現在は京都の日本音楽研究センターで教えています。
オーストラリアは若い国だから、伝統ある古い音楽に惹かれたというわけではありません。オーストラリアには先住民族の音楽、ディジリデューがあります。音楽には国境はないと言いますが、時には民族や歴史を超えて、別の文化圏の人に伝承されることもある。日本人が筝を知らず、ネルソンさんに良さを教えてもらう、これが現代です。ディジリデューを日本の若者が研究する、そういうこともあるかもしれません。
ネルソンさんに言われました。
「筝と琴は同じコトでも違います」
あなたは、わかりますか?
僕の番組はできるだけ三味線(しゃみせん)や太鼓の音が聞こえるものにしたいと、続けてきました。それは、暮らしの中から日本の楽器や音楽が、消えてしまっているからです。
筝曲(そうきょく)は9割が歌を伴った音楽で、弾きながら歌う。筝が本来そういう楽器であったことも、おおかたの日本人はしりません。
僕もネルソンさんから教えてもらいました。
ネルソンさんは怒っているのです。「なぜ日本人は日本のよいものを知ろうとしないのか」「大事にしないのか」と。大学で日本の音楽を教えていると、学生は何も知らない。恐ろしくなるほど知らない。知ろうともしない。
「学生が悪いのではないんです。これまで日本が洋楽一辺倒の教育しかしてこなかったから、その結果です」
もうひとつネルソンさんから指摘されたのが、「ことは筝と書いてください。琴ではなくて」そうですね。筝には竹かんむりがなくては。
筝の数え方は“一面”“二面”といいます。これは僕も知っていました。
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■緊急拡散『2024年8月発表:トランプ前大統領「米国を再び偉大にするための核心的公約20」』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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昨年(2005年)開かれた国際文化フォーラムの基調講演で、片倉もとこさんは、文化のボーダーレス化について次のように語りました。
●多彩で複雑な文化を個人が選べるようになったのはボーダーレス化が進み、大移動時代になったから。人が移動すると、文化はもちろん、技術、金融、思想などさまざまなものが移動する。
●日本でも今、20組に1組は国際結婚。異文化の受容に抵抗が薄れ、生活様式も価値観も領域性も揺らいでいるのだ。
音楽に国境はないと言います。その言葉通り、伝統の音楽が別の文化圏の人に伝承されることが起こりました。日本人が筝(こと)を知らず、オーストラリア人のスティーブ・ネルソンさんに良さを教えてもらう、これが文化大移動時代の現代です。ネルソンさんは「なぜ日本人は日本のよいものを知ろうとしないのか」「大事にしないのか」と怒っています。
◆なぜ日本人は日本のよいものを知ろうとしないのか――スティーブ・ネルソンさん
『学校のほかにも先生はいる』
( 永六輔 祥伝社黄金文庫、p17 )
スティーブ・ネルソンさんという地方(ぢかた)さんがいます。
オーストラリアの人です。日本に来て20年、ラジオで話してもらうと誰が聞いても日本人と思うくらい、きれいな品のある日本語を話します。
それもそのはず、雅楽(ががく)や声明(しょうみょう)の美しさに惹(ひ)かれて研究しに来日した専門家です。はじめ鉦(しょう)と篳篥(ひちりき)を勉強しましたが、日本にきて下宿した家のお兄さんが筝(こと)を習っていたのがきっかけで、筝に惹かれたそうです。現在は京都の日本音楽研究センターで教えています。
オーストラリアは若い国だから、伝統ある古い音楽に惹かれたというわけではありません。オーストラリアには先住民族の音楽、ディジリデューがあります。音楽には国境はないと言いますが、時には民族や歴史を超えて、別の文化圏の人に伝承されることもある。日本人が筝を知らず、ネルソンさんに良さを教えてもらう、これが現代です。ディジリデューを日本の若者が研究する、そういうこともあるかもしれません。
ネルソンさんに言われました。
「筝と琴は同じコトでも違います」
あなたは、わかりますか?
僕の番組はできるだけ三味線(しゃみせん)や太鼓の音が聞こえるものにしたいと、続けてきました。それは、暮らしの中から日本の楽器や音楽が、消えてしまっているからです。
筝曲(そうきょく)は9割が歌を伴った音楽で、弾きながら歌う。筝が本来そういう楽器であったことも、おおかたの日本人はしりません。
僕もネルソンさんから教えてもらいました。
ネルソンさんは怒っているのです。「なぜ日本人は日本のよいものを知ろうとしないのか」「大事にしないのか」と。大学で日本の音楽を教えていると、学生は何も知らない。恐ろしくなるほど知らない。知ろうともしない。
「学生が悪いのではないんです。これまで日本が洋楽一辺倒の教育しかしてこなかったから、その結果です」
もうひとつネルソンさんから指摘されたのが、「ことは筝と書いてください。琴ではなくて」そうですね。筝には竹かんむりがなくては。
筝の数え方は“一面”“二面”といいます。これは僕も知っていました。