電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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◆創見は難く、模倣は易し
『人生を創る言葉』
( 渡部昇一、致知出版社 (2005/2/3)、p156 )
第4章 心を練る――深く考え、迷わず動く
[ コロンブス ]
イタリアの航海者。地球の球形なることを信じ、狂者と嘲(あざけ)
られながら、ついにスペイン女王の援助を得て、アメリカ大陸を発
見した。(1451~1506)
コロンブスが新大陸を発見してスペインに帰ると、朝野を挙げて熱狂して迎えた。ところが、あまりに評判が高いので、これに反感を持つ者もいた。
ある日、数人の貴族富豪がコロンブスを招いて盛大な宴会を開いたが、みんな尊大で、傲慢で、コロンブスの評判のいいのがしゃくにさわっていた連中ばかりだったから、酒が回るとだんだん無礼なことをいい始めた。
「君はアメリカを発見した。もちろん結構なことだが、いわば当たり前のことじゃないか。誰でも西へ西へと行けば、アメリカにぶつかるに決まっているのだ。ただ偶然に、君が最初にぶつかったというだけのことじゃないか」
といった具合に嫌味をいう。それがまた、この招待の目的だったのである。
コロンブスは黙って、この無礼を聞いていた。そして、静かに立ち上がって、ゆで卵を一つ持って、こういった。
「皆様、どなたでも、この卵を真っ直ぐに立ててくださいますか」
一人ひとり試みたが、卵のことだからころころところがってしまって、うまく立たない。最後にコロンブスが
「それでは私が立てて見せましょう」
といって、卵の端を少し割って平たくして、そこを下にして卵を立てた。それを見て人々は笑った。
「なんだ馬鹿馬鹿しい。それなら誰だってできるじゃないか」
すかさずコロンブスはいい返した。
「そうです。だれにでもできる容易なことです。しかし、この容易なことを、たった今、どなたもできなかったのです。他人のしたことを見れば、誰でも容易なことだと思いますが、誰もやらないときに真っ先にそれをやるということが貴いのです。真似ることは全く易しいんですがね」
この言葉にさすがに皆のものはシュンとしてしまった。
有名な「コロンブスの卵」の話である。「コロンブスの卵」は逆転の発想として知られるが、それが生まれる経緯は以上のようなことであった。できたものを真似するのは簡単ななこと、あるいは、改良をして性能を向上させることは難しいことではない。一番大変なのは、最初にそれを行うことである。ゆえにオリジナルを完成させた人は貴いのであり、十分な尊敬を受けるに値する。『創見は難く、模倣は易し』とは、そういう意味である。
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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◆創見は難く、模倣は易し
『人生を創る言葉』
( 渡部昇一、致知出版社 (2005/2/3)、p156 )
第4章 心を練る――深く考え、迷わず動く
[ コロンブス ]
イタリアの航海者。地球の球形なることを信じ、狂者と嘲(あざけ)
られながら、ついにスペイン女王の援助を得て、アメリカ大陸を発
見した。(1451~1506)
コロンブスが新大陸を発見してスペインに帰ると、朝野を挙げて熱狂して迎えた。ところが、あまりに評判が高いので、これに反感を持つ者もいた。
ある日、数人の貴族富豪がコロンブスを招いて盛大な宴会を開いたが、みんな尊大で、傲慢で、コロンブスの評判のいいのがしゃくにさわっていた連中ばかりだったから、酒が回るとだんだん無礼なことをいい始めた。
「君はアメリカを発見した。もちろん結構なことだが、いわば当たり前のことじゃないか。誰でも西へ西へと行けば、アメリカにぶつかるに決まっているのだ。ただ偶然に、君が最初にぶつかったというだけのことじゃないか」
といった具合に嫌味をいう。それがまた、この招待の目的だったのである。
コロンブスは黙って、この無礼を聞いていた。そして、静かに立ち上がって、ゆで卵を一つ持って、こういった。
「皆様、どなたでも、この卵を真っ直ぐに立ててくださいますか」
一人ひとり試みたが、卵のことだからころころところがってしまって、うまく立たない。最後にコロンブスが
「それでは私が立てて見せましょう」
といって、卵の端を少し割って平たくして、そこを下にして卵を立てた。それを見て人々は笑った。
「なんだ馬鹿馬鹿しい。それなら誰だってできるじゃないか」
すかさずコロンブスはいい返した。
「そうです。だれにでもできる容易なことです。しかし、この容易なことを、たった今、どなたもできなかったのです。他人のしたことを見れば、誰でも容易なことだと思いますが、誰もやらないときに真っ先にそれをやるということが貴いのです。真似ることは全く易しいんですがね」
この言葉にさすがに皆のものはシュンとしてしまった。
有名な「コロンブスの卵」の話である。「コロンブスの卵」は逆転の発想として知られるが、それが生まれる経緯は以上のようなことであった。できたものを真似するのは簡単ななこと、あるいは、改良をして性能を向上させることは難しいことではない。一番大変なのは、最初にそれを行うことである。ゆえにオリジナルを完成させた人は貴いのであり、十分な尊敬を受けるに値する。『創見は難く、模倣は易し』とは、そういう意味である。