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2019年 今年読んだ本

2019年12月29日 | ブックレビュー
 年末恒例の読書記録公開ですが、今年は以下の通り。ほとんどタレント本しか読んでないような年だったのでお恥ずかしい限りです。昨年末に兄から「一刀斎夢録」を貰ったので、「よし、今年は時代小説だ!」と思ったのですがそれを読み始めたのが3月だったという…。

 ということで、一覧は以下の通りです。

逆説の日本史23/井沢元彦(初)
ヒットソングを創った男たち 歌謡曲黄金時代の仕掛人/濱口英樹(初)
南沙織のいた頃/永井良和
書評集/小泉今日子(初)
バンドライフ/吉田豪
マルベル堂のプロマイド/マルベル堂
一刀斎夢録/浅田次郎(初)
ショーケン最終章/萩原健一(初)
らも―中島らもとの三十五年/中島美代子
スパイダースありがとう/井上尭之
実話芸人/コラアゲンはいごうまん(初)
芳野藤丸自伝/芳野藤丸
明治維新とは何だったのか/半藤一利(初)
蒼い時/山口百恵(初)
騎士団長殺し/村上春樹(初)
甲斐バンド40周年「嵐の季節」/石田伸也
ポップコーンをほおばって 甲斐バンドストーリー/田家秀樹
元気です/春一番
読みたいことを書けばいい/田中泰延(初)
いっしょに泳ごうよ 愛が支えたB型肝炎克服記/石川ひとみ
ヒット曲の料理人 編曲家・萩田光雄の時代/萩田光雄(初)


 ということで、なんと21冊。昨年は41冊だったので半減。記録によると10年前は81冊でした。どおりで最近頭の中がスカスカだと思ったら、そもそもインプットがないんですね。

 上記では(初)と書いてあるのが初めて読んだ本ですが、「ポップコーンをほおばって」「嵐の季節」「スパイダースありがとう」などはほぼ毎年読んでますね。

 初めて読んだ本の中では「ヒットソングを創った男たち」が抜群に読み応えあって、これはJ-POPというか日本の流行歌が好きな人なら必読というか家に1冊は置いておかねばなりません。

 山口百恵さんの「蒼い時」は、当時読んでなくて今年になって初めて。ご本人がどのくらい書いたのかはわからないのですが、すごく力強いメッセージの伝わってくる部分と当たり障りのないエッセイのような部分が極端でした。実は私はこの人を歌手というかアイドルとしては嫌いでしたが、これを読んでちょっと興味を持ったり。(アイドルは明るく楽しく…と思ってますので)

 あとは村上春樹先生の「騎士団長殺し」はさすがに読ませるというか、やはり文章の表現そのものがレベルが違うという感じはします。これは諸君らもちゃんと読んでおかねば世間の話題についていけなくなるのであらない。(と、読んだ人だけに通じるネタ)

 また、石川ひとみさんの「いっしょに泳ごうよ 愛が支えたB型肝炎克服記」は、発売当時買ったのですが、久しぶりに読もうとしたら度重なる引っ越しのためか本棚で見つからず、また中古で買いました。20数年ぶりに読みましたが、新たな発見はいろいろありますね。ご本人の写真がほとんどないので、これは一般のタレント本とはあきらかに違います。これはB型肝炎への理解を深める上で、すべての日本国民が読むべき本だと思いますので再版を願います。

 ということで、来年はもっといろんな本を読んで脳みそを鍛えたいと思います。目標は50冊。最近出版された幕末、維新もののお勧めの小説があれば情報を求めます。ちなみに司馬遼太郎先生、吉村昭先生の幕末ものはほぼ全部読みました。海音寺潮五郎先生は文章自体があまり好みではありません。(と、偉そうに)