お正月だというのに昨夜はムービープラスで「オーメン」を見てしまいました。もしかしてなんかたたりがあるでしょうか。とはいえ、日本人でなおかつキリスト教徒でもない場合は悪魔だの黙示録だの言われてもピンとこないので大丈夫でしょう。ちなみに「オーメン」が何か知らない人は適当に検索して調べるか、レンタルDVDで見て下さい。
70年代中頃はオカルト映画ブームでしたが、どれだけパロディにされるかというあたりがヒットの目安なので「エクソシスト」とこの「オーメン」は別格でしょう。「ちょっと消しゴム貸して」「ダメやん」とかいうしょーもないダジャレはもちろん、関西方面では「OME…」と聞いただけでドッキリする人もいっぱいいたかと。ただし、私は加賀百万石の高貴な生まれですので関西三文字はなんともありません、念のため。その代わり「カトちゃんぺッ!」はダメですけど(笑)
「オーメン」では衝撃的なシーンがいくつかありますが、本当にあったら怖いだろうなと思うのがサファリパークの場面。母親がダミヤンを乗っけて車で走ると草食動物たちはサァ~っと逃げていき、「じゃあお猿さんを見に行きましょう」となったら今度は群れが車に襲い掛かってくるというの。動物に睨まれるのはもちろんその出生に秘密があるのですが、あの時点ではまだダミヤンは自分が悪魔の子だとは知らないわけで、初めての動物園なのに可愛そうな気がしました。
これと同次元ではないのですが、面白いのは辛酸なめ子先生のブログのこの記事。2枚の写真と「私には馬を萎えさせる何かがあるのでしょうか…」というのが妙に笑えてしまいますが、ダミヤンと同列に並べるとなめ子先生はさらにショックを受けることでしょうから内緒にしときましょう。
「オーメン」はすごく好きな映画なのですが、2でちょっとテンションが下がって「最後の闘争」に至ってはヘソから空気が抜けてしまうほどスカタンになってしまいます。最初から三部作にする予定だったというのは本当でしょうか。2と3に至ってはWikipediaでもあらすじがないくらいで人気のほどが知れます。
なお、ダミヤンがこの後どうなったかというと成人してメヒコに渡りルチャドールになったのは有名な話。みちのくプロレスに参戦したときに何回か見ましたが、観客の声援に応えてダミヤンウォークをしたり大仁田とか天龍とか長州の真似をしたり、なかなかお茶目な人でした。覆面レスラーじゃなくて顔面ペイントなので覆面ワールドリーグには出てませんでしたが。
ある時はダミヤンのコスプレをしたファンが会場にいて、リングのスーパーボーイがそいつを指差して「ヘイ! ダミヤン!」と叫んだら、言われた方が「え? 俺? …いや、ちょっと…」と顔を伏せてました。あれはいかんですね。芸がないにしてもコスプレして来るのなら床に仰向けになって「あ~!」とジタバタするくらいはしなければなりません。まったくもぉ。
と、そんなことを書いててダミヤンで検索してみたら自分のブログの記事がヒットしました(笑) こんなこと書いてたのを忘れてたのですが進歩ないなぁ…。