10/6(水) 6:01 京都新聞
参照記事
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc3cabdfebabce097c1a21e62977cae1410ef794
コイが滝を登る様子を描いたちぎり絵アート
新型コロナウイルスに見舞われた文化祭シーズンに思い出をつくろうと、京都府亀岡市大井町にある大成中の生徒たちがちぎり絵アートに挑戦した。希望にあふれた未来へ向かう自分たちと姿を重ね、急流の滝を登るコイをダイナミックに表現した。
同中の文化祭では合唱や演劇を発表するのが恒例だが、練習時の感染リスクなどを踏まえ中止が決まった。2年連続の行事取りやめに落胆する生徒も多く、全校で楽しめる企画を、と生徒会がちぎり絵アートを提案した。
全校生徒362人で分担して赤や黄、青色の紙をちぎって貼り、文化祭当日の1日、縦3メートル、横10メートルと迫力あるコイのアートが体育館にお目見えした。生徒会長の3年金谷潤さん(15)は登竜門のことわざから図案を考えたといい「いろんなことが規制されるコロナの状況にあっても、希望を持てば新しい生活が待っているはずだ」と思いを込めた。
この日は体育館のほか、廊下や教室にも各学年による多彩なアートをちりばめた。目の錯覚で穴に落ちそうに見える作品や天井からつるしたカラフルな切り絵があり、生徒や保護者は密集を避けながら校内を見学して楽しんだ。