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京アニ放火事件 宇治市の公園に碑を設置 遺族ら出席し式典

2024年07月14日 | ニュース

07月14日 京都NHKNEWSWEB

「京都アニメーション」のスタジオが放火され、社員36人が死亡した事件で、会社の本社がある京都府宇治市の公園に事件を伝える碑が完成し、14日、遺族などが参加して式典が開かれました。

 

京都府宇治市の「お茶と宇治のまち歴史公園」に事件の記憶を長く伝える象徴としての碑が完成し、式典には遺族や従業員など、93人が参加しました。

碑文には「夢と情熱を人から人へ。私たちの途切れることのない未来への羽ばたき」などと刻まれ、亡くなった36人を表す36羽の鳥が羽ばたく様子がデザインされています。

京都アニメーションのクリエーターがデザインを手がけ、式典では従業員の代表者のメッセージとして、「一羽一羽の鳥たちがたくさんの方々のおもいを届け、つないでいくという気持ちを込めています。おもいを寄せる象徴となることを願っています」などと紹介されました。

このあと遺族の1人があいさつし、「建立に関わった方々に深く感謝します。亡くなったスタッフの情熱と技術は今も会社のスタッフの中で生きていて、作り続けられる作品が多くの人々に希望と感動を与え続けていることを誇りに思っています。亡くなった方々のおもいを胸に前を向いて歩んでいきたい」と述べました。

碑は一般に公開されますが、京都アニメーションは、訪れる場合は14日午後2時以降とし、その後も献花などは控えてほしいとしています。

5年前、京都市伏見区の「京都アニメーション」の第1スタジオが放火され、社員36人が亡くなった事件では、殺人などの罪に問われた青葉真司被告にことし1月、京都地方裁判所が死刑判決を言い渡し、被告は控訴しています。

【娘を亡くした遺族「碑は心の支えに」】

京都アニメーションで色彩設計を担当していたアニメーターで、事件で亡くなった石田奈央美さん(当時49)の母親は「娘はアニメが大好きで仕事を一生懸命やっていましたが、突然、事件で亡くなってしまいました。親としては娘が自分の好きなことを仕事にできていたという証しがほしいと思っていたので、碑はひとつの心の支えになるのかもしれないと思っています」と話していました。

 

 

 

 

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