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36人死亡の京アニ事件から18日で5年 犠牲者を記憶にとどめる碑が完成「大切な仲間忘れない」

2024年07月14日 | ニュース

7/14(日)京都新聞

公開された「志を繫ぐ碑」(宇治市・お茶と宇治のまち歴史公園)

36人が死亡した京都アニメーション放火殺人事件の記憶を伝える碑が、京都府宇治市莵道の「お茶と宇治のまち歴史公園」に完成し、14日公開された。「志を繋(つな)ぐ碑」と称し、犠牲者の数にあたる36羽の鳥がはばたく様子を表現している。事件は18日で5年を迎える。

遺族や京アニの従業員ら有志でつくる「志を繋(つな)ぐ会」が、事件現場の第1スタジオ跡地(京都市伏見区)で設置が検討されている慰霊碑とは別に、事件や犠牲者を記憶にとどめる碑の建立を目指してきた。

碑は京アニの従業員がデザインし、制作は東京芸術大(東京都)の教員らが担った。高さは約3メートル。費用は、事件を受けて国内外から京アニに寄せられた義援金の残金約3千万円を充てた。

14日は午前中に現地で関係者向けの式典が行われ、遺族や京アニの従業員、宇治市長らが出席。従業員の代表メッセージが読み上げられ、「事件から5年がたとうとしているが、私たちは大切な仲間のことを忘れたことはない。世界各国からの励ましを原動力に、志を未来につないでいく、その一心で、私たちにできる精いっぱいを映像制作に込めてきた」と述べた。完成した碑は同会から宇治市に寄贈され、今後は市が管理を担う。

 

 

 

 

 

 

 

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