07月12日 兵庫NHKNEWSWEB
去年(2023年)から男女共学となった神戸市の大学が、コミュニケーションの機会を作ろうと、学長がバーテンダーを務める1日限定のノンアルコール・バーをキャンパス内に設け、学生どうしや教職員たちが交流を楽しみました。
神戸市北区の神戸親和大学は1966年に女子大として開学しましたが、少子化などを背景に去年4月に男女共学となり、現在は在籍する学生のおよそ3割が男性です。
大学は、授業や部活動以外でもコミュニケーションの機会を作ろうと、11日、1日限定のノンアルコール・バーをキャンパス内に設けました。
バーテンダーは、遊びを文化として捉える「遊び学」を研究してきた松田恵示 学長が務め、注文に合わせてシェイカーを振り、色とりどりのノンアルコールのカクテルをふるまいました。
集まった学生や教職員たちは初めて会った人にも積極的に話しかけ、ふだんの学生生活や将来に就きたい仕事などについて話を弾ませ、交流を楽しんでいました。
訪れた大学2年の男子学生は「交流の場も広がるし先生たちと話す機会も増えるので、こうしたイベントはすごくありがたいです」と話していました。
この催しを企画した松田学長は「非日常の雰囲気の中でみんなが自分の殻を破っている気がしました。授業での関係とは違って、はじめは照れくさかったですが楽しい時間でした」と話していました。