半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

木更津 オーガニックマーケット Glocal Happiness

2017年11月03日 | 素敵な空間・イベント
木更津のオーガニックマーケット「Glocal Happiness」に行ってきました

10月中旬に、おかげさま農場のメンバーとして出たイベントで、たまたま主催者の林さんにお会いし、出店依頼を受けたためです。

林さんというのは、木更津で「コミュニティーマーケット ベアーズ」というのをやっている方です。
このお店は、昔に始まった本来の生活協同組合のように、買う人も売る人も生産者もみんなで一緒にやっていこうよ、というコンセプトで運営しているお店。

そして、この林さんというのは、私が農村の世界に入るきっかけになった、鴨川の林良樹さんのお姉さんです。

林良樹さんは今や無印食品と鴨川をつなぐなど、この業界では有名人ですが、私がお会いしたのは、まだ鴨川自然王国に出入りしている地元を何とかしようとされていた方で、そこまで有名ではありませんでした。

ただ、その精霊のような印象やインパクトがものすごく、お会いしていきなり大きな衝撃を受けた、私の敬愛する人の1人です。

その林さんの実家は酒屋だったのですが、お姉さんが後を継いで、コミュニティーストアーを作った、という話を聞いて、「一度、行ってみたいな~」と思っていたのです。

さらに、木更津市は今の市長になって「オーガニックシティ宣言」をしたのです。

私が昨年、「そうだ、成田をオーガニックタウンにしよう」と思い立ったのも、この木更津市の影響があります。

そんな木更津市とベアーズの林さんが中心となってやっているオーガニックマーケットということで、おかげさま農場も出店するということになったので、「行こう」と思い立ち、行って来たのです


実際、当日はおかげさまのメンバーは十分足りていたので、私は1参加者として家族連れで楽しませて頂きましたが
子供向けのワークショップなど、とっても楽しかったですよ


さてさて、このマーケットは今年で3年目だそうで、昨年は延べ来場者数は1万人だったそう。
出店者数は100店舗ちょっとでとても賑やかでこだわりのあるお店ばかり。
例えば、醤油を使うにしても原材料が確かなものしか使わないお店、など。

林さんのお話では「醤油なども含め、原則、無添加、オーガニックであることが出店条件」ということで、結構厳密なようです。

雰囲気的には以前、成田で開催していた「太陽の市」に似ていて、開放感のある公園に多数のお店、そしてステージとワークショップスペースがあり、「子どもがたくさん来て欲しい」という思いが行き届いている感じで、あちこちで子供たちがワイワイ遊んでいて、とても素敵な雰囲気でした

しかも天気予報としても朝は雨でしたが、すぐにあがり、11月にしては暑いぐらい
途中から半袖で行動していました

出店者も、おかげさま農場を始め、神崎の寺田本家さん、トージバの神澤さん、和太鼓のGOCOOさんなど、なじみの顔もちらほら。

そして久々に鴨川の林良樹さんのお話も「お~、変わらず響くな~」と。
今回は林さんはトークセッションの司会者だったのですが、、女優の杉田かおるさん、歌手のYaeさんなどと共に、木更津市長も出ていました。
写真の一番左側。こういったマーケットのパネルディスカッションに市長が出るということ自体が珍しいですよね。


というのも、この木更津市長、「木更津市を人と人が有機的につながるオーガニックシティーにする」と日本で初めて宣言した市なんです。

「今の地方は5年先までも見通しが確かではなく、その先は全くわからないというのが現状です。その中で、必ずこのままでは現状は継続しないということはわかっている。何もかも行政がやるのではなく、市民がやりたい、ということがあればお金は出せなくても今回のように公園を使ってもらうとか、出来る事はどんどんやってもらって、市民の力を借りて、繋げて何とかしていきたいんです」と言っていました。

そんな木更津市は千葉県で出生率が№1だそうですから驚きですね。
そして「この大転換期に木更津市長という職をさせて頂いて本当に有難いです」と、しびれるような発言していました

ドイツや北欧などは、地方議員は給料などはなくボランティアです。各自が仕事を持っていて、夕方に集まってボランティアで地域のため、地域の人のためにこの地域をどうしていくかを話し合うんですね。

林良樹さんのお話では、この夏にデンマークに行ってきたそうなのですが、そのデンマークなどは高校生議員などもいるそうです。
また、デンマークは40年か50年前に「原発を作る」という話が立ち上がった島で反対運動がおきて、「原発を作らない」と決め、そこが今や風力発電や太陽光パネルの発電のメッカとなり、世界各国から視察が来ていてそれで経済が潤っているそうです。

林良樹さんが「100年かけてそういった国を作ると決めて、作って来たのがデンマークなんです」といっていましたが、まさに「国家の計は100年」という言葉そのものですね。


私も昨年、「成田オーガニックタウン構想」なるものを勝手に言い出して、妄想を広げているところですが、千葉県でも有数の有機農業地帯であり、かつ、面白い活躍をしている人がたくさんいるちょうど良い街だからこそ、空港や成田山を観光資源として捉えるだけの行政の考えとは違って、オーガニックに生きる人、色々な可能性を持っている人達が有機的につながっていく街として、成田も盛り上げていく、というのはとっても面白いと思っています。

将来を見据えて変革のスタートとして「オーガニックシティー宣言」をした市長。また、それに応じて集まった林さんのお姉さん(このイベントの主催者)を始めとした木更津市とその周辺の方々の繋がり具合が現れている、とっても楽しいイベントでした
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