半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

プロフェッショナル10年SP

2015年12月09日 | 自分の時間
10月に放映された「プロフェッショナル10年スペシャル」を先日観ました。

いや~、個人的にはとても共感できて、素晴らしい内容でした

ナイナイの岡村隆志さんが、過去に登場したプロフェッショナルから3人選んだのですが、それは「苦しいときにどうやって乗り越えたのか?」ということを聞きたいがために、、左官職人の挟土さん、りんご農家の木村秋則さん、歌舞伎役者の坂東玉三郎さんの3人でした。

その選定の背景には、岡村さん自身が5年前40の頃に体調を崩し、半年ほど芸能活動を休止したことがあったから。

何が良かったかというと、岡村さんが自分のことを「陽と陰で言えば自分は陰」というとおり、真面目で、将来に対する不安を抱えた同年代として、素顔の岡村さんのままでインタビューしているところでした。

そして、それを感じ取りながら答えるみなさんの意見もとても響きあっていた

挟土さんも6年前に自律神経がいかれて、めまいの中で3年間生きていたそうです。

木村さんは有名な話ですが、りんごが出来なく雑草を食べたり極貧の中で生活をし、最後は万策つきて自殺しようと山へ入ったことがありました。

坂東玉三郎さんは、41才の時、8ヶ月間苦しかった。
もっというと、16才、24才、28才、37才、41才と体調が苦しかったそうで、ただただ時が過ぎるのを待っていたそうです。


岡村さんが選んだ3名だけあって、どこかで必ず体を崩している人達だったんですね。

この3人と岡村さんとのやりとりを見て、多分、生まれつきとてもタフな方は別にして、ストレスが多い現代社会で真摯に真面目に生きてきた人の多くは、どこかで体が許容する範囲を超える活動をしてしまい、体調を崩すんだろうな~と思いました。

だからこそ、その3人の言葉が岡村さんに響いているだけでなく、岡村さんもインタビューされた側も、双方、共感が生まれていました。

と見えるのは、私も35ぐらいの時、そしてこの2年体調を崩しているからこそ、同じ共感を覚えられたのでしょうね。

そして、そうだよな~と思ったのが、多くの人が何かしらの病気なり体調を崩したことがあるだろうな、ということ。

何気なく暮らしていて、交流している色々な人達。
そういった人達も、過去、何かしら大きな病気になったり、体調を崩したことがある人が半分以上いるんだと思います。

あるいは、そんなことがあったことを忘れてしまっているだけかも。

あるいは、これから大きな何かが来るのかもしれません。

普通に考えれば、日本人の2人1人はガンになっているのですから、単純な話、周囲の人達の半分はガンという試練を迎えたか迎えることになるわけです。

それが自律神経系の方もいれば、大きな怪我であったり、更年期障害であったり、事故であったり。

そういったことが、大概の人にあるわけです。

そういったことが起きて、何かしらのメッセージとして受け止め、悩み、考え、生き方を考え、人として成熟していく過程の1つなんでしょうね。

そう思うと、多くの人を自分と同じ類の人として、慈愛というんでしょうか、共感を持って見れる気がしました。

そんなことが思えるほど、岡村さんとインタビューされた3人の会話、交流が素のまま、人間の弱いところというか、大変だったところを公で共有しあっていた、特別な場になっていました。

そして、岡村隆志さん、人としての素直さを出して、こういったインタビュー番組とかを今後も増やしていくのもいいよな~と思いました
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