半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

放課後子ども教室

2018年03月01日 | 自分の時間
今年度の「放課後子ども教室」が終わりました。

これで3年目が終わったことになります。

知り合いの農家さんがやっていたのを知り、市役所に問い合わせをしたところ、当時の担当者が諸手を上げて向かい入れてくれたことが懐かしいです

「放課後子ども教室」というのは、国が今の子供たちのいろいろな問題の大きな1つが、地域と学校が離れてしまっている、子供たちの居場所がなくなっている、という問題意識から、地域のボランティアなどを学校という場を使って子供たちともっとつなげていこう、という思惑から始まったものです。

私もこういった事を始めて、初めて知ったのですが、例えば児童ホームと放課後子ども教室は、管轄が違うとかで、子育て支援課やら保育課やら生涯学習課やら担当が違うので、縦割り行政とはこういったことなのか、というのがあるのです。

ただ、そういった事を横におけば、とても素晴らしい事業で、要するに、地域の人と子供たちが一緒になって学校で放課後遊ぼうよ、というものなんです。

昔、児童ホーム、いわゆる学童の子は、学校が終わった後も校庭とかで遊べていいよな~と思った事があります。

今、思えば、家にすぐに帰れず、好きな友達と好きなところで好きなように遊べない、という制約があるので、必ずしもいいとは限らないものでしたが、今の時代は公園には子供たちはあまりいなくて、さびれていたり汚くなったりして、子供たちの居場所はもっぱらマンションのキッズルームだったりすることを考えると、あながち、学校で放課後遊べることは寂しいことではなく、むしろいいよね、と思えるところもある時代に入っていると思っていました。

そういう意味で、子供たちがこの「放課後子ども教室」に来ると、学校の中にいるのに放課後という解放感で、まあ、思いっきりはしゃぐわけです

学校によって特色が違うので、一概には言えませんが、私がかかわっている学校は保護者のお母さんが中心で、思いっきり準備をし、毎回、イベントのようでそれはそれは楽しそうなのですね

そして、こういった事が無い限り、保護者が学校に気楽に行って自分の子供とは違う学年やクラスの子と関われることは、そうそうないわけです。

もちろん、こういった事に関心を持っている保護者の方は極端に少ない時代というのも問題としてあると思います。

PTAの役員決めは毎年どこの学校でも1つの課題でしょうし、おやじの会などは消滅の危機の学校もあると思います。

そういった中で、国や県や市は「地域の人を」というお題目のために、何とかしようとしています。

時代の流れにあっていない、というのはあると思うのですが、一方で、今も「学校と関わりたい、子供たちのために何かできることをやりたい」という稀有な方々はいるわけで、そういった人たちが学校や子供たちと繋がれる仕組みとしては、PTAやらおやじの会やら放課後子ども教室など、まだまだ存続してほしいな~と思います。


とはいえ、人口減は現実的な問題。

田舎は1~6年生までで60人台というところが成田市にもあって、そういった地域は、別に意識しなくても大人が学校運営や子供たちにかかわります。

問題は成田でも都市部の方で、子供たちより大人の方が多くなり、その大人は基本的には働きに行っていて生活で必死、というところですよね。

そしてあと20年もたてば、私たちも年老いていき、高齢化社会はすすみ、子供たちの数は今よりもさらに少なくなるわけです。

そういった時に、今の子供たちが大人になっていて、「自分が子供のころ、学校であんなことしたな~」と思い出し、未来の子供たちと関わろうという思いが沸くようになればいいな、とも思います

まあ、そんなことで、今年も1年、子供たちと月2回ですが学校でたっぷり遊んできました

自分の子が在学中の間は、引き続き続けていこうと思います
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« オフシーズン | トップ | 不調続き »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

自分の時間」カテゴリの最新記事