半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

冬はエネルギーを貯めていく季節

2022年12月21日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の「朝採り野菜ボックス」のお手紙です。

今年も終わりが近づいて参りました

畑では氷点下が続き、野菜は凍てついています。それにしても野菜達は強いな、と思います。凍っても自分の命が途絶えないよう糖度を上げ自分の成長点を守り、また根っこを地面に深く根ざして春が来るのを待っています。

竹も木も今の時期は水分を少なく乾燥させ寒さに耐えうるように縮こまりますが、冬至を過ぎ、日が長くなり始めると、少しずつ水分を増やし始め春の芽吹きに備えます。

例えば、梅は寒い時期によく花を咲かすな~と関心しますが、実を落とした後、夏にもう次の命を繋ぐために花芽をつけ始め、冬になる前に枝に貯めた栄養素が春の開花に繋がるそうです。冬の語源の1つに「増ゆ」という説があるそうですが、冬は寒さに凍える時期だけでなく、エネルギーを貯めて春に溢れさせるためにあるんですよね。

 人間も同じで、寒さにブルブルしているだけでなく、鍛えれば十分寒さに耐える力があります。昔の人は冬でも草履や下駄だったわけで、「最近の若者は足袋など履きよる。なんて軟弱になったものか」と言っていたそうです。また、知り合いのおじいさんは、冬は毎朝たわしで乾布摩擦をしていたと言います。驚きですよね。そこまではさすがに出来ませんが良く身体を動かし、暴飲暴食を避け、新しい年を心も体も健やかな状態で迎えたいものですよね

 また、みんなの農村ネットワークは12年目に入りました。設立当初と比較すると、この3年で一気に環境問題、農業体験、農村回帰というのが広がりました。都市部の方々を受入れる仕事をしているので、自然や対する認識が一気にに変わったと感じますし、日常会話で環境問題や食と命の事を語っても変な人に見られない時代になったと思います。そして、その流れはますます勢いを増していると感じます。

 この野菜ボックスも少しずつ口コミだけで広がっていましたが、この3年はネット検索で辿り着く方も増えてきました。有り難い事です。大手のようにしっかりしたシステム、格好良いHPはありませんが、野菜そのものが新鮮で美味しく本物です。「本物は時間はかかれど確実に拡がる」という私の信念は間違っていなかったな~と思っています。

 私自身は本当に社会の役に立てるよう、子ども達にとってちょこっとはお手本になれるよう、まだまだ自分を磨いていかないといけないのですが、気づくと50歳が迫ってきました。子どもも大きくなるわけです

ということで、来年は電子出版とか企業とのコラボなど、出来る事を増やしていきたいと思っています。そうそう、お正月のNariHoという成田のフリーペーパーに私が珍しく載りますので、成田の方は是非見つけて下さいね。

 それでは、何かと慌ただしい日々が続くかと思いますが、どうぞ健康第一でお過ごし下さい。来年も良い年にして参りましょう

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