半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

本当に甘い私のお米!

2010年09月26日 | 農的体験・生活
9月の土日は忙しい。。。それは、急遽「お米」に関しての作業が入るからです

お米は「天気次第」。
先週も、本当はオダがけする予定だったのを脱穀(穂から籾を落とすこと)をしてしまって、それからというものの、3日間ぐらい、朝ビニールシートの上にゴザをのせて、その上に籾を広げて天日で干す、という作業をやっていました。

そして、土曜日の朝に鳥居先生から連絡があって、今日、籾摺り(玄米にすること)をするということになりました。

奥さんと子供は「森の学校」という森の中で自由に遊ばせるフリースクールの幼稚園版のようなものの体験版に出かけ、私は一人で田んぼへレッツゴー

非常に晴れ渡った空の下、籾摺りとあいなりました。

私のお米は平均で14%ちょっとの水分量で、ちと乾燥気味らしい。(お米は15%ちょっとが一番良いとのこと
15%以上だと1年はもたないでカビちゃうそうで、でもこれ以上低いと乾燥しすぎで精米のときに割れちゃうんだって。
ただ、すぐ食べるなら16%ぐらいあった方が美味しいんだって。なんだか大変なんですね

私のお米は、平均が14%ちょっとですが、籾袋の外側のは14%とかですが中の方は少し湿気があるのか15%台だったので、大丈夫でしょう

籾袋4.5袋ぐらいをもって、近くの地主さんのところへ運び込みました。



そこに、旧式の籾摺り機があり、この中のローラーに挟まれて籾が外されていきます。


それが、紙袋の中にジャーと流れるように入ってきます。あ~、なんだかいい感じ
ようやく一仕事終えた、1年の苦労が報われお米が食べれるんだな~、という気持ちになってきました


近くで別の田んぼをやっていたSさん達と互いに互いのお米を少し気にしながら、「どのぐらいになるかな?」と考えつつ籾摺りすること1時間ちょっと。


途中、機械が止まるトラブルがあり、かつ修理中に指をローラーに挟んで超痛かったりと大変でしたが、合計62㎏のお米がとれました


普通、田んぼは1反≒300坪で8俵ぐらいとれると言われています。1俵=60㎏です。
私の田んぼは1畝≒30坪、つまり1反の1/10なので、1俵とれたら良い方ですね

その後、『年貢』として地主さんに菓子折りと一緒に10㎏を納めご挨拶

そして、先週刈り取り終わった田んぼに行って刈り取り終わった姿をちょっと眺めていました。


そしてお礼の気持ちをこめて、今日すった籾がらを蒔きました。これが来年の肥やしになるんですね。ありがとうよ~


帰宅後、さっそく炊いてみました

昨日、子供と収穫したごぼうを奥さんが牛肉まきにしてくれて、それをおかずに頂きま~す


一口ほうばると、、、超甘い 本当に甘いんです


うちの奥さんも「甘いね」と。子供も「甘い、甘い」と言ってくれました

普通、モチモチといった感触や香りが良いというのはありますよね?
魚沼米なんて、そんな感じ。

でも、この私の玄米は「甘い」んです

そういえば、昨年発泡スチロール田んぼで収穫した1合にも満たなかった玄米が、無茶苦茶甘くて美味しかったんですが、その味にそっくりだということを思い出しました

籾摺りをしたばかりの玄米って、こんなに甘いものなんだろうか?

とにかく、噛めばかむほど味わいがでるのが玄米ですが、この私の籾摺り直後の玄米は、口に入れて一口噛んだときから甘いんですよ

大変おいしゅうございました

62㎏の収穫があったとはいえ、年貢で10㎏納めているし、色々な資材代の支払いで2千円、籾摺りの機械使用料として2千円、その他草刈りなどで通い続けた交通費や労働を考えると、スーパーで売っているような価格じゃとても買えない、また売れないということが、よ~くわかります

本当は50㎏は家族で全部食べれちゃうけど、親族やお世話になった人、そして渡邉さんの野菜セットを予約してくれている人におすそ分けしていこうと思います
コメント
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