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半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

今年の稲刈り!

2010年09月22日 | 農的体験・生活
この連休は、待ちに待ったMy田んぼの稲刈りをしました~

昨年は、仕事もしていなかったので声をかけてもらえれば、毎日でも稲刈りが出来ましたが、今年は仕事をしているのでそうはいきません。なので、他の田んぼの稲刈りはお手伝いせず、自分の田んぼだけチャレンジ

子供も参加するので、先週末に念入りに畦の雑草を刈り取って、水路に足を踏み入れないようにしておくなど、頑張って準備しました

18日(土)は、農家の渡邉さんとその仲間が来る予定だったのが急遽予定が入ったそうで欠席。
また、稲刈り部隊として集まった不耕起栽培普及会の方々と一緒に、この日は私の田んぼではなく、私と同様に田んぼを借りて立川から通って多古町で田んぼをやっているSさんの田んぼの稲刈りをしました

Sさんの田んぼは、水路から水が流れそれがたまらず排水路へ流れていく田んぼらしく、水がたまらないので水温が上がらなかったそう。そのため、6月ぐらいの稲がぐ~んと成長するときに水温不足で、欠株といって、稲のぶんけつ(枝分かれ)が進まず、稲と稲の間があいた歯抜けのような状態になっていました。

そして、9月に入って一気にその隙間にあった雑草がぐ~んと伸び始め、2畝(約60坪)のSさんの田んぼは、半分以上が雑草に覆われてしまった田んぼになってしまいました 大変だ。。。

さてさて、まずは草の中で頑張って生えている稲を刈り取る作業をみんなで開始


私も入れて6人でがんばって刈りましたが、雑草が多いためお昼までに8割方刈り取りましたが、ここまで。


刈った稲をワラで束ねる作業も同時にやりましたが、ここで一旦、休憩もかねたお昼タイム


樹の下にゴザを敷いてみなで「いただきま~す
私は、家から奥さんが握ってくれた梅干し入りおにぎりを持ってきていたのですが、参加したおばちゃんの一人が、孫が運動会だとのことで、そのついでに、と豪勢なお昼を用意してくれました


不耕起栽培普及会の方々、半分以上名前も知らないのですが、酵素玄米のおにぎりや手作りパンを持ち寄るなど、物凄い健康志向の方々ばかりでした

そういったおすそわけでお腹はいっぱい
自分のおにぎりは食べきれず持ち帰ることに。。。いや~、満腹、満腹

私は夕方から用事があったため、他の方が先週刈り取ってオダがけしておいた稲を、脱穀のためにオダからおろして終了。翌日に備えました。


2日目の日曜日、声をかけた前職の同期の家族、そして以前住んでいた南千住の家族が参加し、家族みんなで、いざMy田んぼの稲刈り

朝、鳥居先生から「天気予報みた?」との質問から始まり、「今週後半は雨が降るから急遽オダがけは止めて、今日のうちに脱穀までして、明日、あさってで籾のまま天日干ししてしまおう」というお話を頂きました。「バーベキューなんてしている余裕はないよ?田んぼはそんな甘いものじゃないんだから」という厳しいご指摘を頂き、ちょっと私の気持ちはトーンダウン

10時前に元同僚の家族が加わり、2人の小学生は両親から「働かないと昼飯はないよ~」という声に後押しされながら、十分戦力になりながら一緒に強い日差しの中、汗をかきかき頑張って稲刈りしました
そして、南千住の家族は遅れて到着。鳥居先生のご指摘があったので、何としてでもバーベキューをみんなでするために、気合を入れて刈り取ったため、お昼には、なんと全てを刈り取りました


お昼を食べる自然公園に移動し、早速バーべキューの準備開始
子供たちは待ちに待った、とおおはしゃぎ
みんなで、もぐもぐランチを食べましたよ


その後は、小学生2名、5歳、4歳、2歳、1歳が1名ずつ、合計7名の子供は木登りしたり、その辺を走り回ったりとエネルギー満点で遊びまわっていました

やっぱり子供は外で走りまわっているのが一番幸せそうで良いですよね

さて、私はというと、刈り取った稲を本来はオダがけするのですが、今回はすぐに脱穀するというのですぐにコンバインで脱穀してしまいました。
本当は、稲刈り→脱穀、までするスーパーマシーンなんですが、今回は固定して脱穀のみ。
初めてみるコンバインの威力はすさまじいもの
足踏み脱穀機を昨年使わせてもらったことがありますが、それに比べたら、何十倍もスピードが違う いや~、やっぱり農業って機械次第なんだな~と思いました


さて、これで日曜日は終わりましたが、その後もまだまだ作業は続きます。。。

脱穀した籾を(月)(火)そして今日と3日連続で干しています。
朝、出勤前に籾を保管しているハウスに行き、ブルーシートを敷き湿気が地面からあがってこないようにした上に、ござをしき、そこに薄く籾を広げます。


これを15時ごろまでには袋に戻さないと湿気があがってきてしまうので、なかなか大変

朝は良いのですが昼はなかなか会社を抜けず楽、昨日と今日は人の力を借りています。
これで一般的に言われている「水分量15%」になりそうです。ここまでくれば、一応腐ったりカビたりはしにくいそう

そしてそして、この後「籾摺り」をして玄米にすれば、ようやくお米の収穫は終了だそうです

まだまだ終わりではないですが、昔の人に比べれば相当楽になったんでしょうね~

そして、米作りと畑が違うと思ったのが、「人の力」が必要かどうか。

畑は、正直自分のペースで自分の好きなように出来ました。

田んぼは、田植えの時もそうだし、今回の稲刈りや脱穀の時も「一人では出来ない」んです。人手もいるし、やはり機械の力も必要。となると、同時期に稲刈りをする仲間の田んぼも自分の田んぼも、一緒に全て「みんな」でやるのが「当たり前」の世界なんです。

だから、自分の都合でバーベキューしたり、自分の都合で休んだり、というのがなかなかしずらい。。。
それほど、お米というのは長~い時間をかけながらも、一番大切な収穫は1年に1回きり。しかもわずかその時期の1週間の天候次第で味や保存性が全く変わってしまうからなんですよね。(プロは乾燥機を使うのでそれほど大変じゃないでしょうが)

米は村社会の中心で、いつもはケンカしていた同士も春の水入れの時は協力したといいますし、学校は先生も含め田植えや稲刈りの時期は休みで、村のみんなでやった、と言います。

そういった「稲作」というのは、今は無くなりつつある日本の古き文化でもあるんだな~と思いました

コメント
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