モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

美大生の日常!

2011-05-22 08:50:00 | スタッフ講師
酒井です。今日は、私が学校で今制作している作品をちょっと紹介させて頂こうと思います!美大生ってどんなことやってるの?と聞かれることが時々ありますが、学科によってやることは様々で、一日のうち半分は講義の授業もあります。一日中絵を描いているばかりでは無いんですよ!私は普段、工芸工業デザインという学科で主に木を使った家具などをデザイン、制作しています。

作品を作るとき、まずやることははアイデアスケッチ!絵を描く時も、「どんな構図にしようかな?」と裏紙にスケッチしてみたりしますよね。とにかく既製の家具で気に入ったもの、ふと思いついた形など、とりあえずざくざく描きながらどんなものを作るかイメージを膨らませます。今回の課題は「収納家具」。箪笥、本棚、クローゼット、テレビボードなど、どんな収納家具を作るかは自由です。

Aida

大体のイメージが固まったら、今度は立体のイメージを自分の中でしっかりもつために、実物の5分の1スケールのモデルを作ります。 このときは模型などを作るのによく使われるバルサ材を使っています。しっかり作ればミニチュアの家具のようで可愛いですよ!作りながら、どんな木材を使おうか考えたり組み立てる手順を想定してみたり。今回作る棚は色の濃い木を使うイメージだったのですが、黒木は値段が高すぎるので(桁が違います・・・)塗装で色を変えることにしました。

Sh3f0429_2


モデルが出来たら実寸の製図を描き、寸法を正確に決めていきます。全体の高さや幅などは勿論、板状の木からどんなふうに材料を切りだしていくかも考えます。ここからやっと、直接作品に使う木を触って制作をしていくことになるんです!が・・・・、残念ながら現在この課題の進行状況はここまでなのでした!まだ木材を切りだして機械や鉋で綺麗にしている最中なんです・・・。完成写真が無いのもあんまりなので、代わりに去年作った作品をを載せさせて頂きます↓

Sh3f0120_2

「対になる机と椅子」でした。基本的に手順は同じ。子供用家具のような丸みのある可愛らしい形を意識して作りました。手作りでしっかり作った家具は丈夫なので、家でちゃんと使っています!大きなものを道具を駆使して作るのも、なかなか楽しい作業なんですよ。それではこの続きはまた、作品が出来上がった時にでも!

コメント
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