駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

日本史、私的謎いくつか

2021年08月21日 | 世の中
          

 歴史に詳しくない。歴史の知識は中学生並だ。歴史を知らないと人間、社会そして世界の理解が浅いものになる気がする。
 時々、NHKBSの英雄達の選択を見るがこれは面白い。こう言っては失礼だが杉浦アナがかなり歴史の知識を深めてきているようで感心する。自分もと日本史の本を開いてみるが一冊にまとめてあるものは荒筋を読むようで詰まらなく読めない。中で網野善彦さんの日本の歴史を読みなおすはユニークで面白く感じたが、すらすらとは読めずまだ四分の一位しか読めていない。なんとなく網野善彦先生は本流の扱いを受けていない感じがするが、門外漢には斬新で優れているように思われる。
 日本史に詳しくなくても疑問というか謎に感ずることはいくつかある。鎌倉幕府が何故辺鄙?な鎌倉に幕府を開いたかという疑問だ。既に諸説があると思うが東と西の違いを指摘しておられる網野先生のご意見を聞いてみたい、発表されているかもしれないがまだ読んでいない。
 信長秀吉家康については五万の意見評価があるが、浅学の感覚では英雄達の選択はどうも秀吉を高く評価し過ぎに思うが、どんなものか。もう一度磯田先生のご説明を聞いてみたい。
 西郷隆盛と徳川慶喜の二人は手の届く昔なので、もう少しわかりやすい評価があって良いと思うが私には謎の二人だ。妙なことを言うが、短く生きるのと長く生きるのの違いもあると思うがどうだろう。西郷さんは単純化されすぎ慶喜は複雑化されすぎと素人目には見える。
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感染拡大を最優先と言い間違える人

2021年08月20日 | 政治経済
            

 菅首相は記者会見で感染拡大を最優先にしながらと述べた。やはりそうだったのか、しっかりやっていると言いながら実は後手後手の対策を小出しにして新型コロナウイルス感染拡大を謀っていたらしい、とさえ思える言い間違いだ。意味を理解しないで原稿を棒読みにして読み飛ばし言い間違える。権力維持の脅しと情報操作にだけ優れ、本当に国民の命と健康を守る気持ちがあるか疑わしい。何故小学生をパラリンピック観戦に動員するのか、尾身さんも、情けないことに遠回しだが、反対しているではないか。児童を危険に晒す安っぽい猿芝居は即刻中止して戴きたい。
 オリンピックに重なる感染拡大をデルタ株のせいにしながら、デルタ株への対策は後手後手で不十分、支持に倍する不支持がある。首相交代の声が大きいのになぜ与党内から野党から、感染対策臨時内閣設立の声が上がらないのか。最低でも首相は交代は必要に感じられる。
 新型コロナ感染対策よりも横浜市長選の梃子入れに余念がない首相では犠牲者は増えるばかり、このままでは五十歳以下に犠牲者が増えるだろう。満点の人物や政策はない、政治は小異を捨てて大同を選びいくらかでも良い方向に向ける作業と各々方に申し上げたい。
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夏空が恋しい

2021年08月19日 | 医療
             

 昨日の夕方少し青空が見えたが今朝はまた曇っている。もう一週間以上夏空を見ていない。あれこれ異常続きだが、気候もおかしい。というより地球温暖化がもたらした異常気象が新型ウイルスのパンデミックなどを引き起こしたのかもしれない。
 このまま夏が終わるのだろうか、それとも蒸し暑い夏が戻ってくるのだろうか。蒸し暑いのは嫌だが、それでも例年通りの方が気持ちが落ち着く。
 供給量が減ったようで七月に比べると新型コロナワクチン接種数は減ったが、それでも毎日二十人ばかりに接種している。六十代のおばさんが打ち終わった後に息子に特別に打ってくれないかと言い出した。人との接触が多い仕事らしい。残念ながら当地ではまだ三十代の基礎疾患のない人に接種はしていない、申し訳ないが無理ですと説明したのだが、東京など若い人に打っている地域もあるし、大企業などでは早々と社員に接種したところもある。よく考えれば不公平に思えるが、接種総数は公表されても、何処でどれくらいどんな人に接種されたかという数値はよく分からず、ちゃんとした議論も説明もできない。本当にワクチンが十分あればこんなことは起きないはずだが。
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時間を掛けた方が

2021年08月18日 | 人生
       

 大きく言えば人生は小さく言えば生活は選択の連続で構成されている。
 人様々で何でも自分で決めなければ気の済まない人から昼飯のメニューも中々決められず、俺も私もと人の選んだものに追従する人まで色々だ。中には選択する煩わしさを避け?、毎日同じメニューを注文する人も居る。
 実は自分で選んだようでも選ばされていることもあるし、選んでもあみだくじのように思わぬ方へずれてしまうこともある。
 しかしまあ、昼飯くらいは外れだったとしても旨くなかったで済むが、就職先を選んだり、配偶者を選んだり、家を買ったりの選択は人生に大きな影響を与えるし、時には取り返しが付かないことになる。
 選択は決断なのだが、果たして熟慮がどの程度正解というか満足な結果に結びつくか難しいところだ。一瞬の決断が正解だったということもあり得るし、一年二年掛けて選んで正解だったということもあるだろう。
 一つも後悔のないという人は居ないと思うが、そう豪語する人でもあの時あちらを選べば人生は違ってきただろうという場面はあったはずだ。高齢者の一人として昼飯はともかく、重大な選択にはある程度時間をかけた方が良いと若い人に申し上げたい。唯、配偶者を選ぶ場合は別かもしれない。
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迫り来る現実の危機

2021年08月17日 | 医療
       

 コロナに打ち勝った証次いで安心安全のオリンピックは希望的言い回しに過ぎなかったが、同じ人が次に口にした軽中症コロナは自宅療養で、は目の前にある現実なのだ。
 救急車の受け入れ先がなくなったらどうすればいいか、週に一回程度救急車を呼び、週に二三例の重病患者を総合病院へ入院依頼している当院でそんなことになったらと考えると冷や汗が出てくる。患者の選別をどうやってすればいいのか、緊急手術や処置が必要でない脳梗塞や肺炎の高齢者は在宅でということになりかねない。
 自宅療養では家族に感染する。軽中症コロナ患者の入所施設を急遽何倍にも増やす必要がある。東京ならオリンピック村を地方都市ならビジネスホテルを転用すると良いのではと愚考する。
 帰省しないで会食はしないでデパ地下には行かないで・・は効果を明らかにしなければ馴れてしまう。効果のない守れないダメダメダメは心を暗くし不信感を強めるだけだ。言いっぱなしで注意しただろ注意したでしょと言い逃れる上司にはさようなら。
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