大きく言えば人生は小さく言えば生活は選択の連続で構成されている。
人様々で何でも自分で決めなければ気の済まない人から昼飯のメニューも中々決められず、俺も私もと人の選んだものに追従する人まで色々だ。中には選択する煩わしさを避け?、毎日同じメニューを注文する人も居る。
実は自分で選んだようでも選ばされていることもあるし、選んでもあみだくじのように思わぬ方へずれてしまうこともある。
しかしまあ、昼飯くらいは外れだったとしても旨くなかったで済むが、就職先を選んだり、配偶者を選んだり、家を買ったりの選択は人生に大きな影響を与えるし、時には取り返しが付かないことになる。
選択は決断なのだが、果たして熟慮がどの程度正解というか満足な結果に結びつくか難しいところだ。一瞬の決断が正解だったということもあり得るし、一年二年掛けて選んで正解だったということもあるだろう。
一つも後悔のないという人は居ないと思うが、そう豪語する人でもあの時あちらを選べば人生は違ってきただろうという場面はあったはずだ。高齢者の一人として昼飯はともかく、重大な選択にはある程度時間をかけた方が良いと若い人に申し上げたい。唯、配偶者を選ぶ場合は別かもしれない。