駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

傘がないより皮が厚い

2009年09月28日 | 世の中
 井上陽水は傘がないと歌った そういうこともあったかもしれんが、正直傘なぞなくても宜しい。平凡だが、今は女王に呼ばれて急ぐ兎のごとく時間がない。
 年を取るほど時が過ぎゆくのを早く感じるとは親父に聞いて承知していたが、やることが増えるとは知らなかった。
 饅頭の皮はしっとりと薄く最中の皮はパリッと薄いのが宜しい。ついでに皮下脂肪もちょっと指が沈むくらいが宜しい、手が沈むようでは・・。人間本来の仕事がそんなに増えるはずがなく、要するに不要と思える手続き情報が嵩張り絡まり、肝心の中身本道を厚く包んで仕舞っている。患者さんを診察する以外に、あれこれ書かなければならない書類の多いこと。医師免許はもっているが事務免許は持っていないのだ。
 そこで飛躍するようでそうでもないのだが、民主政権にと政治が出てきてしまう。事務手続きの簡素化、情報の絞り込みをお願いしたい。手続きの重複、役所語の排除と情報の一元化、これだけで医者の仕事、市役所の事務方でなく前線の医師の仕事!、が一割は減る。
 無駄と言えば語弊があるが、省ける仕事に人だかりがしている。大きい政府というのは力のあるという意味であって複雑ということではない。簡素明瞭で力のある政府へ方向転換をお願いしたい。大きい(政府が色々面倒をみる)政府の費用はどうすると騒ぐ人達がいるようだが、生きた使い方をすれば戻ってくる。民主政権の胆力と知力の見せ所だ。たのんまっせ。

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