あと一カ所手を入れるだけで絵が完成した。のっけから面目ないがどうも写真が下手で、右側が白っぽくなってしまった。本当はもう少しくっきりしていると言い訳をしておこう。前回の紅茶とケーキの絵はどなたかに赤系統の額縁をお勧めいただいたが、今回もどなたか何かアドバイスがあれば参考にさせていただきたい。
絵の大きさはF12で大きくもなく小さくもない。待合室に飾るには手頃な大きさで、いつも、素知らぬ顔でプロの絵(オリジナルではない)や版画に混ぜて飾っている。次回もF12になりそうだ。いつも密かな期待を持って先生に次は何をとお聞きするのだが、またもF12になった。もっと大きいのとは、まだ言い出しかねている。あるいは私にはこの大きさがよいのだろうか?。
絵というのは不思議なもので、精一杯書いてゆくと自分の絵になってしまう。美術学校を出ているわけではないので、私の技術は知れているのだが、それでも誰かに似せて描くことはできる。それに何人か好きな画家がいるのだが、無心?に描いてゆくと好きな画家とは似ても似つかぬ自分の絵になってしまう。こういう絵を描きたいと思っているわけではないのに、いかにも日曜画家風の素人っぽい絵になってしまう。ただ、わかりやすいせいか、わかりやすいというのはどういう意味か自分でもよくわからないのだが、生徒さんの間では面白いとかいいと行ってくれる人が多い。
日本の学校教育というか社会の特質だと思うのだが、絵にさえもすぐ序列を持ち込むというか優劣に囚われてしまう傾向があると感じる。ところが、絵を描いていると絵に優劣はないのがよくわかる。勿論、どれも同じというわけはなく表現力や美しさ感興感動には雲泥の違いがあるのだが、優劣などで捉えられるものではないことが体得される。だから私の絵も相当なものなどと言うつもりはまったくない。
*この絵がどこかは旅慣れた人ならわかるだろう。
尤も、あと五年くらいで引退でしょうか。
アドバイス、成る程と唸っています。
思えば、高校の絵画部にいた頃、額縁なんて買える筈もなく、細い木材を切って色を塗って、作っていました。殆どの人が白色を塗っていました。
額縁、高いんですよね。額縁屋の親父、どうも高級品を勧める傾向があるなあ。
いつも絵より高いと文句を言っています。