駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

批判ばかりではないのに

2021年05月30日 | 政治経済
        

 枝野さんが菅さんはワクチン頼みと評したら、ネットで批判ばかりという反応が湧き上がったと書かれていた。反射的にされる非難も多いようなので、反応することもないかもしれないが、誤解もあると思われるので小解説を試みたい。菅さんがワクチン頼みに見えるのは本当で、躍起になって七月末までに高齢者全員にワクチンを打とうとされている。打ち手が足りないと見るや自衛隊歯科医薬剤師救命士まで狩り出そうとしている。それはワクチンを切り札と見ている証左で、ワクチン頼みは事実なのだ。唯、**頼みというとそれだけで他のことが出来ないように響くところがあるので、菅応援団が反応したのかもしれない。
 「ワクチン接種は開業医を使えばもっとスムースに出来る。金で医師を動かそうとしないでほしい。医師をもっと信頼して、話せば分かるできる。短慮が揃うと短慮の自乗で行き詰まる。歴史を繰り返さないでと師匠の声が聞こえる。」
 立憲民主や共産党が安倍菅政権を批判するのは嘘や誤魔化しが多いからで、それは国会中継を見ていればよくわかる。事実を調べ考察して批判しなければ、開かれた議論を封じ込め仲間だけに都合の良い政策が展開されてしまう。安倍菅政権を支持する人達はその政策が自分の得になるとお考えかもしれないが、それは一時的で中長期的には不具合を生じる可能性が大きいことをお考えになったことがあるのだろうか。
 寄らば権力と言う人達も、恐らく権力がない野党の悲哀はご存じのはずと思う。力がなく弱い立場で出来ることは、調べ考え政権を批評することぐらいで、謂わば当然のことをしている。そうして改変され野党も賛成して成立した法案も多数ある。
 安倍菅政権のお仲間政治と嘘欺瞞そして選挙での争点隠しは巧妙で質が悪い、自民党を立て直すためにも野党の活動を生かす必要があるのではと申し上げたい。
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