今までオリンピックを運動競技の世界一の祭典程度の理解で観戦し応援してきた。しかしIOCの傍若無人を見聞きするとIOCは何者、オリンピックは作られた祭典ではと疑問が浮かんでくる。
菅首相は新型コロナ蔓延下で東京オリンピックを開催し観客を入れるのも全てIOCの意向だから止められない、私は主催者でないなどと言っている。そう言うなら、なぜサミットで開催支持を訴えたのか、一体IOCというのは何なのか教えて欲しい。IOC関連の数多い招待客は東京の五つ星ホテルに宿泊させて貰い高価な飲食を振る舞われるそうだが、オリンピックがそういう祭典とは知らなかった。主催者の片棒を担ぐはずの小池都知事が何にも言わないのはどうしたことか、IOCが伏魔殿なら伏魔殿破りはお得意のはずだ。
政府東京都とマスコミにはIOCがどういう組織でどういう権限をどういう根拠で持っているのか、わかりやすく国民に説明する義務があると思う。これではまるでオリンピックという利権を祭り上げてそれを食い荒らす組織のように見えてしまう。
なんだか選手がIOCに使い回されテレビ放映の視聴率を上げる駒のように感じられて応援に力が入らなくなる。大体、アメリカのテレビの放映のために暑い八月に開催するのからしておかしい。前回の東京オリンピックは運動しやすい気候の十月に開催されたのを鮮明に覚えている。
新型コロナ蔓延の暑い東京で強行されることが、政治と金にまみれたオリンピックを見直すきっかけになれば怪我の功名かもしれない。