



アイスクリームの季節が終わったので、少し痩せられるかなと思っていたがなかなか痩せられない。私の場合は外食と間食が問題なのだ。この頃家内が多少食事を作るのが面倒になったらしく、外食を提案する回数が増えている。カロリーの少ない量の少ないメニューを選ぶようにしているのだが、残すことができない質というかそう育てられたので全部食べてしまう。もう一つはこの頃どういう風の吹き回しか頂き物が多いのだ。お菓子類は日持ちのしないものが多く、食後に三時にと手が出てしまう。元々甘いものが嫌いではないので、賞味期限が過ぎては不味くなるなど勝手な理由を付けて食べてしまう。
肥満肥満気味の患者さんに、口酸っぱく食べすぎ運動不足を注意しているのだが、食べてしまう気持ちが理解できて中々厳しくできない。糖尿病の専門医を何人も知っているのだが、太っておられる先生は居ない。私の診たところ美食家は居らず、内心患者の気持ちをどの程度分かっておられるのだろうかと訝かしく思うこともある。肥満専門医でもある**子先生など鶴のように痩せておられ、厳しい指導に落ちこぼれた患者さんが回ってくることがある。
雨でよく眠れた。しとしと雨が降るとかえって静かなのだ。どうも一日では上がらず明日も雨らしい。九月は雨が多い月で今までが少な過ぎた。これで大地も冷えて涼しくなるだろう。旅に出ても列車の中でも眠れて、寝つきの悪い方ではないが気がかりなことがあると夜半に目が覚める。気がかりなことは結局自分ではどうすることもできない類のことでだから余計に気になるらしい。不思議なことに昼間はさして心配しないのだが、寝ている間は気になっているらしく夜半に目覚め時間を見ると午前三時だったりする。ついでにと小用に立ち目が覚めたら午前七時だった。いつもより一時間余計に眠れた。
不眠を訴える患者さんは多い。今は癖になりにくい筋弛緩作用のない睡眠導入剤が出ているので差し上げることもあるのだが、そうした薬は初めて睡眠剤を飲む人には良く効くが、昔の睡眠剤を飲んだことがある患者さんにはご満足いただけないことも多い。それでも以前に比べれば睡眠導入剤を処方することは少なくなった。正直に言えば少数だが睡眠剤なしには眠れないと言う患者さんを停められない責任を感じている。