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駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

人類は生き延びてきたが

2019年11月17日 | 世界

          


 人類が生き延びてこれたのは採集、狩猟、牧畜、農業そして繁殖・・を持続可能効率的なものにする能力を持っていたからだ。これは多くの人が思い至る説明で目新しくは思わなかったが、その源泉が掟、慣習、宗教・・など人をまとめる思想思考を持つことできたからだという指摘にはなるほどそうだと目から鱗が落ちた。ハラリ以前にも、こうした分析はあったように思うが、私はこれほど明確に説得力を持って示された本を読んだことはない。

 家族から村そして国と人間はまとまり組織を作りしばしば争い移動し定着し生き延びてきたのだが、いつも神様や不可侵絶対の精神的原理が存在してきた。誰かが思いついた考えあるいは誰かに取り憑いた教えがいつの間にか人々の脳に浸透し、それによってまとまり組織として動くことが出来た。それは時に理不尽ではあったが、不思議なことに生存に有利に働いたことも多かったらしい。近代現代と科学が出現、欲望や自由が徐々に解放され、原理や掟は時に破られ変化している。

 こうした人間の抱く思想行動原理は哲学学問の対象となり研究されているが、一般人には理解は難しく現実への影響力は限定的だし、素人目には誰もがインターネットセリュラーフォーンを使う21世紀の展開に追いついていないように見える。ハラリの書はそこへの大きな橋を架けたと思う。ハラリにはトランプ現象やその先駆けの安部式戦略にも言及して欲しい。

 私は平凡な市井の臨床医で、老い先も長くないと思うが、どうしても今の世界の動きになんだこれは一体どうなるだろうと気になってしまう。

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前ウクライナ大使マリーの証言

2019年11月16日 | 世界

          


 昨夜、BBCとCNNで前ウクライナ大使の公開証言が放送されていた。残念ながら100%は理解できないが、三十分程見ていた。直截の鋭い質問にも誠実に誤魔化さずに答え、日本とは雲泥の差だなあと感じた。勿論、トランプのような自分に有利なように脚色しまくる人物も居るわけだが、正面から誤魔化さず証言するさせる人物機関が存在するのはアメリカの凄いところで、日本は物事を究明する力でアメリカに遠く及ばないと感じた。当然?、誤魔化す力も強いし、知識の乏しい人や差別に凝り固まる人も多いので、アメリカが真っ当とはそう簡単には言えないが、うやむやに誤魔化さない質問と証言は見習っても良いのではと思った。

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言うまいと思えど今日も雨

2019年10月29日 | 世界

     

 

 負け続けると不調ではなくそれが実力と言われてしまうのが囲碁将棋の世界。天候も不順が続くとそれが普通ということになりかねない。もうなっているかもしれない。台風が続けて来て雨ばかり、俺は雨男と河野防衛大臣が言っている。その河野太郎を選挙に強く実力もあるが少々常識が足りないと諭しているのが麻生副総理となると非常識も押し通せば新常識になるのかと妙な気がしてくる。

 どうも二十一世紀も十年以上過ぎ、五年ほど前から天候だけでなく人間の判断基準にも常識が通用しなくなってきている。拍車をかけているのがトランプ大統領で、IS指導者殺害で大手柄と吹聴しているようだが、どこまで関わっていたのか怪しい。自分の得点稼ぎに喧伝しているように思える。トランプ大統領は商取引は巧み?でも、実は暴力は好まず血を見るのが嫌いだと診断している。率先して殺害を指示したとは考えにくい。それに拡散している多頭のIS、バグダディ抹殺が裏目に出る可能性もある。窮鼠を追いつめるのは危険ですよとご忠告申し上げたい。

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グレタ・トゥーンベリさん

2019年09月25日 | 世界

             


 「暑さ寒さも彼岸まで」は本当にその通り、昔の人は偉いとよく母が言っていた。確かに、暑さ寒さも彼岸まではまだ何とか有効な表現ではあるが、しかしこの十数年、例外も出てきた。

 国際報道2019を見て考えてしまった。日本にはない世界の動きに目を見張った。

 スウェーデン人で環境保護活動をしているグレタ・トゥーンベリさん(16)は二酸化炭素を排出しない移動手段ヨットでアメリカに渡り、23日ニューヨークで開かれた国連気候行動サミットで演説し、気候変動問題について行動を起こしていないとして、各国首脳を非難した。

 トゥーンベリさんは、約60カ国の首脳や閣僚を前に、「あなた方は、私の夢や私の子供時代を、空っぽな言葉で奪った」と激しい口調で語った。

 トゥーンベリさんに賛同して学生が学校を休んで抗議デモに参加することをニューヨークの教員委員会が認め、二十万を越える学生が地球温暖化に無策の各国首脳に抗議するデモを行った。日本でも小規模ではあるが抗議デモが行われたようだが、日本ではマスコミがデモを報道しないのでよく分からない。

 英最高裁判所は24日、ジョンソン首相が10日から約1カ月にわたる議会閉会を決めたことについて「違法」との判決を下した。政府が長期閉会の理由を明確に示していないと指摘し、欧州連合(EU)離脱前の重要な時期に審議の機会を奪ったと断じた。

 こうした世界の動きを見ると日本とは違うと感じる、日本は後塵を浴びることになるのではと心配する。既に21世紀日本の活力は下り坂と指摘されているが、そうした事実に向き合う姿勢を自虐的と問答無用で切り捨てようとする動きが根強い。自分と違う考えを短絡的に非難しているだけでは、本当に下り坂を転落することになりかねない。

 癌治療の研究と同じように温暖化ガスを吸収分解利用する研究を推進する必要があると思う。

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恒星間彗星ポリゾフ出現

2019年09月18日 | 世界

        

 

  今朝は秋、落ち葉を踏みしめて出勤してきた。

 2017年10月に発見された太陽系外飛来物オウムアムアに続きポリゾフが発見された。オウムアムアを見つけ、生きているうちに目にできるとは思わなかったとハワイの天文学者がつぶやいていたが、僅か二年で新たな恒星間飛来物が見つかった。オウムアムアは去ってゆくところを捉えたので十分な観測が出来なかったが、ポリゾフは近づいてきており、一年ほど観測できるということで天文学者は沸き立っている。毎日飽かず星を観測し、地道に宇宙の成り立ちを研究している天文学者に、時おり思わぬご褒美というか自然が実験のできない宇宙科学に設えたような観測機会を与えてくれるようだ。

 一体どうなっているんだろうと世界の不思議に痺れる心に恵まれたことに感謝したい。辛い人生、不運にため息が出ることがあっても、見上げた空宇宙の不思議に思いを馳せることができるのは、幸運かもしれない

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