玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*奇跡ということ

2019年08月05日 | 捨て猫の独り言

 梅雨が明けて、死者が出るほどの高温の日々が続いている。昼間の外出は熱風の中を急ぐことになる。最近の自然は中庸ということを忘れたらしい。異常と言えば今年は育てているゴーヤが葉は繁っているのに実をつけない。梅雨時の日照不足が原因だろう。毎年のことだがトマトは市販のものを補充しないと間に合わない。その一方でキュウリは順調で消費しきれないぐらいだ。

 奇跡ということを信じるようになった。この地球上に自分を含めて生きものが存在することこそが奇跡そのものだ。地球上に満ち溢れる数々の命に驚く。この狭い町でも、行き交う人はほとんどが初対面の人だ。テレビでは初めて見る数限りない動植物の映像が紹介されている。この自分というものが消滅するとき、世界も消滅するのだが、いずれ人類も地球と共に消滅する時が来るという考えも消し去ることはできない。

 孫たちが今日で51日間の日本滞在を終える。初体験になるが、今回の帰国は子供2人だけの飛行機の旅になる。先に帰国した母親に負けないぐらいの大きさのカバンを持参していた。ところで今回の来日はこれまでと違った意味があったのだ。祖母が予防的とはいえ大手術を決断し、その手術の日程に合わせての来日だった。幸い大手術は無事に終わった。

 

 短期間とはいえ「そろばん塾」を開いて大成功だった。「3ケタと1ケタのかけ算」まで進んだ。そろばんのことを何も知らない塾長だったから、塾生と一緒に悩むことができた。選んだテキストも良かったようだ。何よりも暑さの中の生活に、「そろばんの時間」という、芯が一本入ったことは大きい。泊りの旅行には連れてゆけなかった。西東京市にある六都科学館、池袋のサンシャイン水族館は記憶に残ることだろう。

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