子供の頃、ヘビを手で捕まえる友達もいたが、私は見るのも苦手で触るなどとても信じられない。前世はたぶん蛙の系統の動物だったのだろう。
薬用植物園にある長い果実は、その名もずばりヘビウリ(蛇瓜)である。食用にもなると言われるが遠慮しておこう。
果実の外観と名前は良くないが、白い花はカラスウリ属だけにカラスウリ(烏瓜)とソックリである。
花の全てが少しづつ違う形で見ていて飽きることがない。
カラスウリの苗とヘビウリの苗を取り違えると、花まではカラスウリと信じ、可愛い緑の実と秋の真っ赤な実を期待していたら、長いヘビウリの実がなったらさぞかしびっくりするだろう。
インド原産で明治の終わり日本に渡来した。カラスウリに似た白色の花を咲かせ、実は食用になる。
名前の由来:果実が細長く、ヘビのように曲がっていることからこの名が付いた。
花期:7~10月。
(東京都薬用植物園)
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