高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

ムラサキシキブ

2007-11-26 08:52:46 | 樹木
ムラサキシキブ(紫式部)の名前で流通し、公園などで見られるのは近種のコムラサキ(小紫)がほとんどである。でも多摩丘陵の山に入ると、本来のムラサキシキブがかなり多く見られる。
両者を見分けるには、葉縁の鋸歯の違いもあるが、茎からでる花柄の位置で簡単に分かる。花柄が葉柄の付根からでていればムラサキシキブで、花柄が付根から数ミリ上からでていればコムラサキである。
実が白いシロシキブ(白式部)も、公園などでかなり見られる。

 
(近くの山林で群生している)  (花柄が葉柄の付根からでる)

紫式部/クマツヅラ科/ムラサキシキブ属。
明るい丘陵地の林に生える落葉低木。
葉は対生し、花は淡紫色の小花が散房花序を造り初夏の頃に咲き、秋に紫色の果実が熟し美しい。またムラサキシキブに似たヤブムラサキがあるが、これは葉の表面にビロード状の毛が密生していることで区別できる。
名前の由来:紫色の実の美しさを紫式部に因んでこの名が付いた。
花期:6~7月。
(多摩丘陵)
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コメント (4)
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