AND SO ON

世界の片隅から、愛をささやいてみたり @goo

21年目

2015年01月15日 | 日記・エッセイ・コラム
阪神・淡路大震災から今年で20年だそうです。


>>> 10年前に書いた記事


ということは、釧路沖地震から今日で21年目です。


震度6だったんですよね。古い基準ですけど。
あれは本当に、本当に怖かった。世界が終わると思いました。
津波がなかったのは奇跡的です。

こちらで当時のニュース映像を見つけました(you tube)。
医師会病院とか太平洋炭鉱とか本州製紙とか、名前が懐かしい。
(いまは三慈会病院だしコールマインだし王子製紙だし)

そういえば、地震中に玄関から外に出たら、
NHK放送局の灯りが一瞬消えたのを見ました。すぐついたけど。
屋上カメラの映像が消えたのはそのせいかもしれません。

いまでは、天災は忘れないうちに手を変え品を変えてやってくるようになりました。
いつでも自助と共助の心構えと備えを忘れないようにしたいです。


【追記】15.01.17
  屋上カメラの映像が消える件について、
  あれ、MOOの灯りが消えて真っ暗になったから
  映像が消えたように見えるんですね? と今頃気づきました。



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春菊とチェリーパイ

2015年01月14日 | テレビ番組
今、NHKの『ためしてガッテン』で春菊の特集をやってるんですけど、
春菊嫌われすぎていて笑った(^^; かわいそう。
道理で最近店頭で見ないなと。水菜が大人気ですよね。

私は、春菊のごま和えが大好きですv ほうれんそうのより好きなくらい。
ほろ苦さとごまのあえごろもの甘さが何とも言えないんですよ!


一方、ネットのニュースではこんなの見つけました!

>>> カイル・マクラクラン『ツイン・ピークス』新シーズンに出演決定

25年たったんですってね!やだもう、お帰りなさい! 
お年は召してもやっぱり素敵すぎるわカイルさん。
インプレッサのCMに出ていらした頃は、
テレビに映るたびに息が止まっていたのを白状します(^^;
クーパー捜査官のマネして、小指にリングはめていたし(痛いなおい)

いま見ると、丸太おばさんが結構若く見える、というのが
自分の年を感じますわ(^^;


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三谷幸喜版『オリエント急行殺人事件』第2夜(個人的解釈)

2015年01月13日 | ベーカー街界隈
ドラマ『オリエント急行殺人事件』第2夜


    クリスティー作品のなかでもっとも有名な二つの長編――
    『アクロイド殺し』と『オリエント急行の殺人』――の創作
    プロセスに関するメモが何ひとつ残されていないのは、
    まことに残念である。この二つはきわめて大胆不敵な構成の
    作品なので、舞台裏をのぞくことができれば、誰もが魅了
    されただろうに。

         ジョン・カラン『アガサ・クリスティーの秘密ノート(上)』P.71





*****




というわけで、創作の舞台裏ではありませんが
犯行の舞台裏を描いた第2夜でございました。
前夜に引き続き楽しかった!
ただ二晩続けて夜更かししたので寝不足気味で、今日は辛かった(^^;

ちょっと心配していたのが、三谷さん的ドタバタに陥らないか、
ということだったのですが、そんなこともなく(多少気配はありましたが)。
草笛光子さんは言うに及ばず、松嶋菜々子さんが相変わらず素敵でしたv
八木亜希子さんは、イングリッド・バーグマンがアカデミー賞を獲得した役ですからね。
地味なようでいて、実はもうけ役だったりするのです。

そして…個人的に一番印象に残ったのは、
能登大佐が馬場先生を「大石内蔵助」と呼ぶところでした。

なんか合点がいったというか。
なぜ数あるクリスティー作品の中でも『オリエント急行』だったのか。
三谷さんならむしろ『そして誰もいなくなった』の方が似合う気もするのですが。
(そして、そっちでもオールスターキャストは成立するのですが)

これは三谷さんからの、デビッド・スーシェ版に対する返答だったのではないでしょうか。

古典的ミステリを壮絶な問題作に変えてみせたスーシェ版は、
この作品に新しい光を当てて、異様な魅力を放っているのですが、
三谷さんは「原作に忠実にやったら、これって『忠臣蔵』だよね」
「古典には古典の愉しみ方があるよね」っていう解釈をしたんじゃないかと思います。
私の勝手な思い込みですが!

そして『忠臣蔵』であれば、討ち入りの前の話も見たいですよね。
だから第2夜で前日譚を描こうとなったのではないでしょうか。

私、当初は「語らないことで生み出されるイメージの豊穣さ」
(殺害シーンに5年間を凝縮させた映画版はやっぱり秀逸だったので)
について書こうと思っていたんですけど(つまり第2夜不要論)(^^;
上記のように考えると、すとんと納得できたのでした。

【追記1/14】
 ちょっと言葉足らずですみません。
 第2夜、面白かったし楽しかったんですよ!もちろん。
 でも、蛇足かなあ、と思う面もあった、ということなんです。
 語らない方が、より悲劇的なイメージだったような気がしたので。
 だけど、上記のように考えると、三谷さんが作りたかった気持ちも
 すごくよくわかるし、原作をすごく読み込んでいらっしゃることも
 とても伝わってきました、ということが言いたかったんです(^^;

というわけで、今度は『そして誰もいなくなった』やってくれませんか三谷さんv
それも戯曲版ではなく原作バージョンで!
(戯曲を元にしたルネ・クレール監督作も、結構コミカルだったことですし)
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三谷幸喜版『オリエント急行殺人事件』第1夜(ネタバレあり)

2015年01月12日 | ベーカー街界隈
ドラマ『オリエント急行殺人事件』第1夜



                    Photo by Pari's Wind


いやあ、面白かった!

これ、原作もシドニー・ルメットの映画もデビッド・スーシェのドラマも
まったく知らないで観た人が羨ましいなあ!
いや、わかって観ていても楽しかったんですけど。

二宮くんの役はアンソニー・パーキンスなんだよ!とか
小林さんの役はジョン・ギールグッドなんだよ!とか
富司純子さんはローレン・バコールですよ!とか(笑)
そういう愉しみ方をしてしまいました。
(他にも、イングリッド・バーグマンとかショーン・コネリーとか…
 …キリがありませんよ映画版も!)
それに、登場人物の名前もちゃんと原作を踏襲しているんですよ。
一番おおっと思ったのは昼手川さんです(ヒルデガルド!)

私は、中学生の時に原作を読みましたけど、
『アクロイド殺害事件』とこの『オリエント急行の殺人』は!
ほんとにほんとに、「はああっ?!」ってなる犯人で、
読み終えた晩は、どちらも興奮で眠れなかった覚えがあります。
でも一番やられた!と思ったのは、そもそもの設定の
「この季節に寝台車が満室」から始まっている、ということでしたね。
だって普通、そもそもの設定は疑わないじゃないですか。
(本作を読んで以降は、そもそもの設定も疑うようになっちゃいましたけど・笑)

そして、三谷さんがコラムに書いていた
「そんなこと書いちゃダメだアガサ!」っていうのもよくわかりました(笑)
現場検証の時点で、真犯人像をほぼ全部言っている、っていうヤツv
でも、通常のミステリだとありえないから、読者は冗談だと思っちゃうんです。

原作に忠実にドラマ化した第1夜は、ですから映画版に似ています。
華麗でノスタルジック。
野村萬斎さんも、アルバート・フィニーのポワロを踏襲している感じでした。

第2夜も楽しみです。

>>> シドニー・ルメット監督『オリエント急行殺人事件』について

>>> デビッド・スーシェ『名探偵ポワロ』「オリエント急行の殺人」について

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三谷幸喜版『シャーロックホームズ』

2015年01月11日 | 日記・エッセイ・コラム
Eテレ『シャーロックホームズ』

年明けから『シャーロックホームズ』は
「バスカーヴィル家の犬」を前・後編で放映。
メアリー、アガサ、シャーマンと、
本作のヒロイン級女子学生がそろい踏みしていた上、
バスカーヴィルもステイプルトンもベインズもいる、ということで
ずいぶんと賑やかでありました!
しかしステイプルトン…声は池松くんだったらしいのですが、
ダルタニャンと同じ人とは思えませんでした、うまいなあ。

そして、後編の今回はワトソン大活躍!だったこともあり、
ホームズにはいいところがなかったという…でも、アガサに対して
癇癪を起こしたり少し優しくなったり、少年らしいところがよかったです。
もうね、221Bに探偵団ができそうな勢いですね(笑)

それにしてもワトソンはいい子ですねえ!
人柄のよさで活躍する、というのは、少年ドラマの王道ではないでしょうか。

さて! 今夜はこれから三谷幸喜版『オリエント急行殺人事件』です!
第一報があってからとても楽しみにしていました。
クリスティー作品を日本に翻案したドラマと言えば
昔、NHKに『名探偵赤富士鷹』という名作があったので、
今からわくわくしています。(『赤富士鷹』は「ABC殺人事件」もドラマ化していました)

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養老牛温泉 藤やさん閉館

2015年01月09日 | 日記・エッセイ・コラム
今朝の釧路新聞で、中標津町養老牛(ようろううし)温泉の
藤やさんが閉館したことを知りました。

>>> 北海道新聞の記事(写真があるので)

弟子屈町で勤務していた頃に、一度職場の慰安旅行で
泊めていただいたことがあります。
静かな雰囲気のよいお宿で、裏庭の池にはシマフクロウが訪れ、
それをロビーのモニターで観察することができたのが印象に残っています。

その一度しか機会がなかったのが残念です。
長い間お疲れ様でした。
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北西の風

2015年01月07日 | 日記・エッセイ・コラム
昨日に引き続き、海鳴りがひどいです。重低音。
幸い、釧路地方は昨夜の雨がそれほど凍ることもなく、
北西の風は強いものの大きな被害はなさそうです。
あの天気図で、なぜ晴れたのかよくわかりませんが、
明日も晴れる模様です。
風向きが変わったため、すきま風は入らなくなりましたv

一方、北海道全域で見ると、暴風雪警報が各地で出ていて、
テレビの画面もずっとL字で暴風雪情報を表示しています。
天気予報の背景で札幌の大通り公園が映るんですけど、
雪が横殴りというか、ほぼ水平に吹雪いていてすさまじいです。
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南風

2015年01月06日 | 日記・エッセイ・コラム

           Photo by NOION


現在、低気圧が発達中で、南風がとても強いです。
おかげですきま風が家の中に吹き込んでくるし、
太平洋の海鳴りが休みなく轟いているしで、大変です。

しかも、南風のせいで少し気温が高く、
1月だというのに雨が降っているので、
明日の朝の路面凍結が心配です。
事故が多発しなければいいのですが。
 
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『時をさまようタック』読了(ネタバレあり)

2015年01月05日 | 本と雑誌
『時をさまようタック』 ナタリー・バビット著 小野和子訳/評論社

今年2冊目。児童文学です。
ナタリー・バビットはアメリカの作家・イラストレーターだそうですが、
本にはそのような解説も言及もなく、ネットで調べました。
(よく見たら、装丁を手がけたのが誰かも記載されていません)
(そのため、表紙の絵が作者自身の手によるものかどうかも不明です)
1975年の作品ですが、日本では1989年に初版が発行されています。



                       Photo by しとろん

時間が止まったような8月第1週のある日、
上品で口うるさい家庭に息苦しさを感じていた10歳の少女ウィニーは、
家族に内緒で、自分の家の敷地にある森に「家出」します。
初めて入った森の中で、ウィニーは年上の少年ジェシィと出会いますが、
ジェシィとその家族には重大な秘密がありました。
 




*****
  




不老不死を扱った物語として、
日本には傑作『ポーの一族』や『火の鳥』がありますが、
それらと本書が決定的に違うのは、
不老不死になったタック家の人々(と馬)が
特別なところのない、平凡な農夫の一家だったというところです。
しかも、エドガーに噛まれたとか火の鳥の生き血を飲んだみたいな
「特別な出来事」があってそうなったのではないため、
自分たちが老いることも死ぬこともないのだ、と気づくまで
20年以上かかった、というところも新鮮でした。

文学的な香りの高い作品で、特に自然の描写が繊細で美しいです。
時の流れから取り残されるタック家の人々の哀しみや、
最後に明らかになるウィニーの選択が心にしみるようでした。
ディズニーが『エバーラスティング』というタイトルで映画化しているそうなので、
もしもレンタルできれば観てみたいと思います。
ジェシィの父アンガスをウィリアム・ハート、母のメイをシシー・スペイセク、
謎の黄色い服の男をベン・キングズレーが演じているそうですよ。豪華!

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『「超」文章法』読了

2015年01月04日 | 本と雑誌
『「超」文章法』 野口悠紀雄著/中公新書

年末から読んでいた本書を、正月休み中に読了。
『「超」整理法』ほどのインパクトはありませんでしたが、
興味深く拝読しました。
特に、文章の骨組みを冒険物語になぞらえるところと、
比喩を用いて一撃で仕とめよ、のところ。

そして、シャーロック・ホームズはどこで出てきたかというと
「引用の技術」の項ででした。
聖書、シェイクスピア、ゲーテの「三大引用元」や『徒然草』のあとに、

   シャーロック・ホームズも宝庫だ。『徒然草』と同じで、
   プロのノウハウがある。経済学者が好んで使う。
                        (『「超」文章法』P.144)

とあります。これ以上書いていないので、
「なぜ経済学者が?!」という部分はわからないままなのですが、
ホームズ(というかドイル)ってすごいな、ということはわかりました。

ほかには、アシモフと『指輪物語』が出ていたのは楽しかったですね。
エピグラフ(文章や章の始めの題辞)についての言及があるのに、
デクスターとモース主任警部には触れていなかったのは残念でしたが。
例として出されていたのはアシモフとドストエフスキー。高尚。

本書を読んだことで、少しでも私の文章が読みやすくなればいいなと思います。


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