秋生のEtude

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井上芳雄&中川晃教 『僕らこそミュージック』 9/23(水)(Streaming+)

2020年09月24日 21時07分26秒 | 舞台
この日は、普通に仕事でした。
でも、昼過ぎくらいからなんとなくソワソワ。
〝ああ、もう二人は劇場入りしたかなぁ”〝もうリハは始まったかなぁ”
仕事が終わったら、速攻で帰宅。簡単に夕飯を済ませて・・・TVの前にスタンバイ!!


井上芳雄&中川晃教 『僕らこそミュージック』 2020.9.23(水) 19:00開演 帝国劇場 (Streaming+)

井上芳雄  中川晃教

この日を心待ちしていました。
あの、帝劇の舞台に井上くんとアッキーが二人並んで立っている・・・(覚えている限りでは、井上くんの『M!』の卒業千秋楽以来?)
幕が開き、ステージの上にはお洒落な階段。ステージ上のオケ?バンド?演奏が始まると、当日二人が劇場入りするところからの映像が映し出され(キャー!私が想像してたマジのやつ~来た~)衣装に着替えて舞台裏から歩いてくる映像に続き、そして階段の途中からご本人たちが登場!!
青いジャケットの井上くん、赤い(ラメ入り)ジャケットのアッキー。(もちろんディスタンスを保って)
一緒に観ていた娘その2が、「え?新しいお笑いコンビ?」・・・おいおい、それを言っちゃあ・・・

オープニングは、スリーディグリーズの往年の大ヒット曲「天使のささやき」まさか、こうきたか
その後のMCで、それは「今に合ってるんじゃないか」というアッキーの提案で決めたと言ってました。渋い選択だなぁ(だって、この曲1970年代のだよ・・・)
アッキーが先日、山口さんと昼と夜の2回、トークショーをやったことに対して、井上くんは「なんで僕は呼ばれなかったんだ」「1回は僕に回してくれても・・・」と不満を漏らし・・・二人で「祐さ~~ん」「祐さ~~ん」と山口さんを召喚するかのように山口さんの名を連呼。
二人はこのライブのために、Zoomで話し合って今回のセットリストを考えたそう。

まずは、二人の演じた演目の中から4曲を。
アッキーは『SHIROH』から「人のツバサ」いつかSTBのライブで聴いた役名とセリフの入った忙しいやつ(笑)
続いては、井上くんが『二都物語』から「この星空」懐かしいな。これもカートンのセリフ入り。しかも、バックスクリーンに当時のスチール写真が。「若いーーーっ!!」(あれって、2013年?)
3曲目は、またまた井上くんの『ウェディング・シンガー』から「君の結婚式」井上くんはスタンドマイク・パフォーマンスもしてくれてノリノリ。ああ、あの舞台も楽しかったなぁ。
そして、4曲目は、アッキーの「Can't Take My Eyes Off Of You」・・・なんかこの曲は、もうアッキーの代名詞みたいになってきた気がする。

その後は、二人でデュエット。「You're Nothing Without Me」
アップテンボでオシャレ。この舞台『シティ・オブ・エンジェルズ』・・・私はあまりよく知らなくて
井上くんの提案だったらしいが、アッキーもよく知らなかったらしい井上くんは、さすがに好きなだけあってよく知ってるわ。
何だろう。二人とも全く違う声質なのに、二人で歌うとすごくまた違った風味が出る、というか耳に心地よいのよね。同じ役で同じ歌を歌ったら、それぞれの味が出るのに、一緒だとさらにいい味になるような。

その後は、出てはいないけど歌ってみたいという(井上くんのたっての希望?)で、『レミゼ』には出ていない井上くんが若い(?)マリウスの「カフェ・ソング」を。(バルジャンやジャベールやテナルディエは、まだチャンスがあるかもしれない、と言ってた)う~~ん。たしかに40歳過ぎてマリウスはキツいか・・・(ここで、娘その2から「岡田マリウスはたぶん40超えてたよ・・・」そうだったーー!!
井上くんは、この手の曲に感情を乗せるのがとっても上手いので、すごくよかった、が・・・そのバックスクリーンにまたまた映し出されたマリウスの扮装写真がすっごく凝ってて、ちょっと笑ってしまった
アッキーより1時間早く劇場入りして、それらしい衣装で撮影したんだって。う~~ん。よっぽど、やりたかったんだねぇ。この役。(井上くんの趣味だそうです)
アッキーは、もはやお得意?の「ボヘミアン・ラプソディー」を。バンドアレンジだと、なかなか重厚な感じ。井上くんが、あとで「最近は氷川きよしさんのでしか聴いてなかった」と言ってた。(ああ、あのN○Kの番組でね。)

次は、みんなが元気になれるように、と
井上くんは『組曲虐殺』から「信じて走れ」を。
アッキーは中島みゆきの「ファイト!」を。

と、ここで衣装替え。
アッキーはモノクロの模様入りのジャケットに黒のインナーに2連パールのアクセサリーつき。
井上くんは全身黒のスーツに黒のコサージュつき。
二人とも、スタイリッシュ!!

そして、次はお互いのオリジナル曲を歌い合うという、なかなかめずらしい試行。
井上くんが最近リリースした「幸せのピース」
これは、振り付けがあるということで、客席に向かって井上くんがレクチャー。「なんとなくでいいですよ~」と優しい井上くんに対して、だんだんと指導が厳しくなるアッキー(いつものパターンだわ
最初はアッキーが歌い、2フレーズ目は井上くん。最後は二人で。
「この曲、歌ってみたらすごく難しい」「大貫さんの作曲ですよね?」とアッキー。
そして、その次は、アッキーのデビュー曲「I WILL GET YOUR KISS」を井上くんが!!
・・・ライブで何十回と聴いてるけど、アッキー以外の人の声でこの曲を聴く日が来ようとは。なんか不思議な感じ。
でも、井上くんの歌声は透明でオトナのしっとり感があって、ファルセットがすごく素敵だった
それに、この曲が帝劇に響いているっていうのも、なんか感動。

そして、東宝ミュージカルより、『エリザベート』の中から
「最後のダンス」「闇が広がる」
井上トートとアッキールドルフ。なんかこんなのも聴けちゃうなんて・・・すっごい幸せだわ~~

その後、ピアノソロでショパンの「革命」が流れ出し・・・舞台中央の奈落からせり上がってきたのは、この日のスペシャル・ゲストの小池先生!!
小池さん、実は、せり上がるのもゴンドラに乗った経験もあるそうで、「帝劇だし、フライングできるのかと楽しみにしていました」と
なんといっても小池さんは、二人を発掘し、二人を出会わせてくれた人。
『M!』に関しては、実は井上くんより先に、シングルキャストでそれなりの俳優さんが内定していたが、あの難曲を歌いこなせない、と辞退されたそうで、そこから新たなヴォルフ探しが始まったんですって。井上くんと、もう一人、と候補を探していたところ、アッキーのCDジャケットを見て、「こんな感じなら・・・」と思ってオーディションしたとのこと。
その後の抜擢の経緯は、もう有名な話。
・・・知らなかったなぁ。すごいインスピレーションだわ。
「僕たちは棚ぼただったんですね」と井上くん。それでも、結果としてあれほどの作品になってるのはすごい!!
まさに、キャスティングの妙、だよなぁ。
さらに小池さんは、「君たちは本当に水と油。混ざってない。でも、あれほどの歌が歌えるのだから、これからも歌でみんなを黙らせてほしい」
そして、「以前は、二人が年を重ねていつの日にか、アッキーのレオポルド、井上くんのコロレドが観てみたいと思っていたけど、今はその逆でも面白いかも、と思う。」うわーーーーーーっ!!そうきたかっ!?
少年から青年へ、そしてもっと大人へ・・・目標を持って突き進んでほしい、と。ずっと二人を見てきた小池さんだからこその発言だわ。そして、井上くんとアッキーが真剣に話を聞いている姿が、また新鮮だった。
いっぱい、貴重なお話しが聞けました。
そして、小池さんはイスに座ったまま、奈落へ静かに沈んで行かれました・・・

ラストは、もちろん!!これです。
『M!』から「僕こそ音楽」
何度も、聴いているけど、やっぱり二人が歌うのを聴いているとうれしくて、そして同時に泣きそうになるのはなぜだろう。
それぞれの舞台がよみがえるから?絶対に一緒になることのない二人のヴォルフがハモっていることに、感動してしまうから?
2曲目の「影を逃れて」も、重厚で迫力があって、ズーーーーンと胸に響いた。ヴォルフの心の苦しみがひしひしと伝わってくる。
二人とも、一瞬でちゃんとヴオルフになっているのがすごい。
最後は二人とも舞台の上へせり上がって行き、観ているこちらのテンションも

アンコールには、二人でお揃いの黒Tシャツで登場。このコンサートの公式グッズなんだろうけど、正面の胸には『僕らこそミュージック』と題字が。そして、袖肩には、カタカナで、「ヨッシー」「アッキー」と書いてあった
バンドメンバーを紹介したあと、このライブの音楽監督の島健さんが登場。
島さんは「二人が初共演したのが自分のコンサートだった」とちょっと自慢気。(そうだったよねー。あの2016.6.6の島健さんのお誕生コンサートだったよね~)
アンコール曲は、二人、階段に座り、「夏の終わりのハーモニー」
すごく素敵だった。途中、歌詞が違ったり(たぶん、アッキー)かみ合わなくなったりもしたけど、生、ならではのご愛敬か
とにかく、たいへん満足のコンサートでした。

コロナなんて、なにもいいことないと思ってたけど・・・こんな夢のような企画ができちゃうなんて、ある意味、普通にはなかったこと。配信でも、すごく充実した時間でした。






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