秋生のEtude

音楽も映画も舞台も大好き!トキメキと感動を求めて、思い立ったらGO!
好き勝手気ままな雑多ブログへようこそ!!

韓国ドラマ 『快刀 ホン・ギルドン』

2009年01月24日 02時04分58秒 | そろそろ韓ドラ
初めての韓国版時代劇です。
と、いっても微妙にイマドキ?が盛り込まれた“フュージョン史劇”です。

貴族の父と奴隷の母の間に生まれた主人公・ギルドンは幼い頃からその才覚を発揮する場を与えられず奴隷のように扱われます。
その上、あまり出来の良くない本妻の息子であり兄であるイニョンとその母親に陥れられ、盗賊の汚名を着せられて・・・

父を“父”と呼べず“ご主人様”と呼ばねばならない運命を背負ったギルドン。
そして、そのギルドンと出会う薬の行商人・イノク。
現王の弟であり、死んだと思われている大君(若君)・チャンヒ。
運命に導かれるようにして出会う三人。

先王の遺言を記したという剣をめぐって、実の父親に討たれるギルドン。
助けてくれた盗賊たちとともに“活貧党”なる義賊になっていくうちに、世の中の様々な矛盾を真剣に考え始めます。
民を苦しめる狂気の現王を倒し、自分たちが選んだ大君を王にするためにチャンヒと協力していくギルドンたち。
でも、世の中に真の平等を求めるのは、現実にはとても困難で、ギルドンの作っていこうとする世界と、チャンヒが求める世界は交わることなく・・・いつしか対立していくことに。
しかも、名義大分としていた“王位の正当性”は偽造されたものと判明し・・・
苦しみの末、チャンヒが民のための王になろうとした時、それはすでにギルドンのものだった・・・

最初は軽快なイメージでコミカルに始まったのに、回を重ねるごとにどんどん切ない展開に・・・
ラスト2話分はなんとなく哀しい予感がして、見るのをためらったほど

大きな反社会的テーマとともに、そこにある“愛”
それは、お互いを想いあうギルドンとイノク。
そしてどんなに想っても、イノクには届かないチャンヒの想い。


ホン・ギルドン(カン・ジファン)
最初に見た時は“でっかいサカケン”かと(笑)
父に愛され認められない苦しみは・・・見ていて切なく哀しかった。
活貧党の仲間たちと悪を懲らしめるシーンはカッコよく、貴族仕様もなかなかキマっていて、なによりも常にイノクを悲しませないよう、時には遠ざけても・・・気遣う優しさが~
真面目かと思えばちょっとおとぼけで、そうかと思えば、すっごく真剣で熱い。
魅力的なヒーローキャラですね。
クーデターが成功して、王になったチャンヒの元、王妃になるイノクがギルドンに
「どうしても我慢できなくなったら、あんたのところへ行ってもいい?」
と聞くと・・・
「ダメだ・・・来れば俺は決して離さない」
(くぅ~~っ~~言われてみたいよ、こんなセリフ
とりあえず主役ですから・・・アップで。




ホ・イノク(ソン・ユリ)
大食らいで、ちょっとおバカ。真っ直ぐで純粋で人を疑うことを知らない。
段々とギルドンに対する想いが強くなって、ギルドンが死んだと知らされた時は、本当に廃人のようでかわいそうでした。一生懸命に忘れようと明るく振舞う姿が健気で。
ギルドンに“I Love You”なイノク。
ギルドンにキスされると「恥ずかしい」と顔を赤らめる姿がかわいかったなぁ~
二人の他愛無い、じゃれあうようなラブラブなシーンが微笑ましくて
若君の想いを知っても「私の居場所はギルドンのそば」と死をも恐れずにギルドンのことだけを想う姿が切なくて・・・


若君・チャンヒ(チャン・グンソク)
・・・流れる黒髪。孤独な光を放つ憂いを帯びた瞳。整端な顔立ち。
まるで青池保子さんの描く漫画のように・・・とにかく美しい!!
イノクに一度も“好き”と言わないけれど“守りたいものがある”とイノクを見つめ続ける姿に
しかも・・・低めの声がステキで、めっちゃくっちゃ私好み!!
イノクへの報われない想いに、涙を流しながらじっと耐える若君・・・私って、実はこのシチュエーションにすっごく弱い!(実は“ドS”なのかも
あまりに美しいのでこれまたさらにアップで(笑)




他にも、とにかく登場人物がみな効果的で魅力的。
盗賊一味の半玉男(?)スグン、色っぽいマルニョ姉さん、武器オタクのヨンシ、ちょっと足りないコミ。
イノクの祖父&寺の住職の掛け合いも笑えたし、ギルドン父も重厚でよかったなぁ。
ギルドンに恋してかなわず、かわいさ余って憎さ100倍、最後は怖かったウネお嬢さん。
コミカルなその父(あれ?『快傑春香』のモンリョンの父と同じ人だぁ~)

お歌(OST)もステキでした。
「もしも」が流れるたびに胸がキューンとなり「縁」を聴くたびに切なくて

ラストシーンでギルドンとイノクがおびただしい砲火が降り注ぐ中、しっかりと手をつなぎ静かに語る姿が切なく哀しく・・・現実は悲しい結末とわかっていても、出来ることならどこか遠い理想郷のような場所で、二人が“蒸しパンの木”の下で幸せに暮らしていて欲しいと、心から願ってしまいました・・・







コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ランチ&トーク | トップ | 『スーザンを探して』 1/2... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
チャンヒ~♪ (みさこ)
2009-01-25 21:55:21
感想アップ、お待ちしておりました♪
もう、めちゃくちゃ見たいんですけどー!!
グンソクくん、素敵だったでしょ??
秋生さんが気に入ってくれて(だよね?)嬉しいです
↑の写真、うっとりポ~です(笑)

痛快時代劇かと思いきや、せつない展開になっていくのですね…。
いつかどこかのチャンネルで放送してほしいです!
(もちろん字幕バージョンで!!)
返信する
若君ラブ (秋生)
2009-01-25 23:20:17
みさこさん

つたない感想でお恥ずかしい
でもすごくよくできたいい作品でしたよ~
主役のギルドンもカッコいいのだけれど、なんてったって若君・チャンヒ
本当にステキでした~
・・・グンソクくん、若いのにすっごく落ち着いていてビジュアルはもちろん、演技も光ってました。
その上、あの低音の声!!(私は声フェチ)いや~ん、ステキでしたよ~
みさこさんも早く見られるといいですね

返信する

コメントを投稿

そろそろ韓ドラ」カテゴリの最新記事