来週、息子がお客さんと帰省します。まだ寒いころに注文がありました。
「華道部のみんなと一緒にその辺を散歩しながら、いろんな植物をとってきて活けて春の一日を楽しむ、というプランを考えてるんだけど」(彼の趣味の一つが華道!)
もちろん異存のあるはずもなく快諾。
そしてつい先日、気づきました。花器がない。
あわててかけた電話の先の声は落ち着いたもので「竹が切れないかなあ」
年上の友人のことがパッとひらめきました。私のパソコンの先生でもあります。
第二の人生を伊豆高原で過ごすと決め、四季を楽しみながら積極的に生きていらっしゃいます。
その生活ぶりや人生観が感じられるブログは私の「お気に入り」なのですが、最近は、お仲間4人でその頭文字をとったikoi農園(野菜づくりにとどまらず、収穫祭、ハイキングなど楽しみごとたくさん)の活動に新境地を開いていらっしゃることが、ブログからよく伝わってきていました。
先日のブログ「池地区のキャンドルナイト」に、お仲間が、竹をたくさん切ってキャンドルサービスの奉仕をしたことが書かれていました。
「あの竹器を使わせていただけたら」
結論ですが、ikoiのお仲間が新しく作ってくださることになりました!
私は竹を切ったことがありません。どういう展開になるのか興味津々でikoi農園に伺いました。
後姿がukoi農園メンバー。今日の先生のI本さんです。
ちゃんと作業台がありました。固定して切るのですね。当たり前なのでしょうが私はここから感心してしまいました。
そして、切る場所にはセロテープを張る。
ゆっくり、ゆっくり切る。
切り口は紙やすりできれいにする。
何事も、教えていただけるのと、自力でその域に到達するのとでは大違いです。基礎習得の後に、初めてオリジナリティは発揮できるものです。
もう一つの新知識。竹をバーナーで焼くと鮮やかな緑色に大変身するのです。何となく白い膜のようなものでおおわれているのですが、火が当たれば一瞬の変化で、魔法みたい。
文字通り、ビフォア、アフターです。
さすがikoi農園。農園の一角にあるバーゴラの下で、ランチパーティも企画してくださっていました。
食事もおいしく、何よりも会話が楽しく、曇りのち雨の天気予報も外れて穏やかな春日の至福のひと時でした。
ところで今日の失敗
1.写メールで息子に現地中継したことはよかったのですが、ブログにアップするには写真のサイズが小さすぎ。注意力不足です。
2.エプロン、軍手など持参しましたが、出番がなく(これはいい訳です)椅子に乗せたままでした。そうです。忘れてしまいました・・・
でもまあ、竹花器に関して意欲も興味もあるし、夕方からは我が家に場所を移して完成記念祝賀会をやったし、歳のせいにさせていただきます(笑)
この度は御子息様にお誘い戴き、御両親様の伊豆高原のお屋敷に華道教室の生徒と
お伺いすることになりました。
そして、すてきな竹の花器も用意していただき、お心遣いには感謝の気持ちでいっぱいです!
ikoi農園の皆様にも感激です! 自然の竹の匂いが画面から感じられ、すでに気持ちは
清々しいものがあります。幾人かで少しずつ花をいけて一作を完成させる『廻りいけ』など
してみるのも風流かなと思ったり、、しています。
では、生徒と一緒に、当日お目にかかれますのを楽しみに、よろしくお願いを申し上げます。